出典:ブルースホーム
ブルースホームは2014年にジャパン建材を筆頭とするJKホールディングスの100%持ち株会社となり、同グループの住宅会社JKホームの輸入住宅ブランドとなっています。
2018年現在、新潟から福岡まで全国に21店舗を展開しており、工法はツーバイフォーとツーバイシックスを取り扱っています。
アメリカンスタイルからチューダー風、南欧風、フレンチなど対応エリアが幅広く、さらにその中でも内装外装ともに細かい要望に応えてくれるようです。
一方で輸入住宅は部材ひとつひとつが高めな上に装飾が際限なく追加できるので、費用が高額になるイメージがあります。果たしてブルースホームはどうなのか、検証してみましょう。
ブルースホームの坪単価の推移(2016・2017)
年 | 2016年 | 2017年 |
坪単価 | 40万~60万 | 45万~65万 |
JKホームの傘下に収まる以前は坪30万円からできる輸入住宅と謳われていたようです。
しかし輸入元が各国に分散していることで大量仕入れによるコストダウンは難しく、坪30万円は相当厳しい価格であり経営統合されたのもうなずけるところです。
輸入住宅であることを考えると現在の単価でも十分安価ですが、JKホールディングス傘下となることでグループ内の商社を通じての輸入や、同建材会社からの資材調達などが可能になったでしょうから、ある意味妥当なように感じます。
2016年から2017年にかけて単価が上昇しているのは、円安傾向の影響による輸入材仕入れ値の上昇が原因と思われ、この辺りは輸入住宅の価格設定の難しさを表していると言えます。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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ブルースホームの坪単価の内訳は?
出典:ブルースホーム
ブルースホームの坪単価の中含まれるのはキッチン、浴室、洗面台、トイレなど基本的な設備と建物本体になります。
輸入住宅らしい珪藻土による内装塗り壁や無垢の床材、欧米の高いエネルギーコスト意識を反映したトリプルサッシなども標準装備となっています。
逆に付帯工事である外部給排水工事や仮設工事、各種申請費用、インテリア工事(カーテン、照明器具、エアコン)などは含まれていません。
坪単価にあれもこれも入ってます、という最近のローコストメーカーを見慣れていると物足りないかもしれませんが、これは他の多くの輸入住宅メーカーも同様です。
輸入住宅にとって坪単価はオーナーの希望に合わせて加えたり変えたりするスタートの金額ですので、デザインに凝って外観の装飾を増やしたりやキッチンを変更していけば、当然金額はプラスになっていきます。
しかし、しっかり打ち合せを重ねれば、他には2軒と無い、しかも自分のイメージした通りの家にすることができます。輸入住宅を検討する場合は、この注文住宅らしいスタンスをしっかり理解しておくことが大切です。
ブルースホームのラインナップから見る坪単価
ブルースホームには他社のモデルに相当する設定は無く、お客様の要望によって各国の住宅を調達します。
さらに注文に応じて内外装や間取り、外観も幅広く変化させることができるため、同じ国地域の住宅であっても坪単価は非常に多岐に渡ります。ここでは主な国地域のスタイルと、同社内での価格の相場を挙げたいと思います。
アーリーアメリカン 50万円~
出典:ブルースホーム
古き良き時代のアメリカ開拓時代を思わせるコンセプトでオープンな格子手すりのあるテラスデッキが特徴です。
まるで映画を思わせる内外のデザインは、比較的シンプルな上に国内の建材も応用が利くため手頃感があるようです。
南欧風 45万円~
出典:ブルースホーム
白やライトなベージュなどの塗り壁を内外に使った、シンプル且つ素朴でリゾートチックな雰囲気は女性に根強い人気があります。また装飾も少ないので追加費用は抑えめに出来るメリットもあります。
チューダー風 65万円~
出典:ブルースホーム
外壁のティンバー材や、窓モール、煙突などの特徴的な装飾と、屋根形状や勾配、配置などしっかりしたデザインプランニングを必要とする、ある意味輸入住宅らしい商品です。
また内装も比較的重厚な質感や色合いが求められ、内外トータルでコストを必要とするでしょう。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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ブルースホームの契約前見積もりと最終支払額の差は?
出典:ブルースホーム
注文住宅の場合、契約前にどこまでしっかり打ち合せをしておくかで、最終支払いとの差が大きく変わります。
特に輸入住宅の場合は追加の部材が国産のものに比べ割高なので、契約までにしっかり確認することが大切です。
その点ではデザインにこだわるオーナーが多い同社だけあって、しっかり契約前の打ち合せを行い、提案も十分にしてくれたという感想が多くありました。
しかし若干ですが提案に不満を感じたという意見もあり、おそらくフランチャイズの欠点で加盟店によってその辺りの対応に差があるようです。
建物以外の部分では地盤補強費用や盛土、外構などが他社と同様に契約後に追加になることが多いようなので、ギリギリの予算組みはなるべく避けるようにしましょう。
ブルースホームの坪単価が上がるオプションは?
輸入住宅の場合は希望の家を造るための工事を合計したらこの金額になった、という純粋な注文住宅とも言えるスタンスで金額が決まります。
前でお話ししたように、坪単価はスタート金額の目安でしかなく、むしろ標準・オプションという考え方すら無いとも言えます。
ここでは代表的な比較的高め部材や施工を紹介します。
吹き抜け 50万円~
出典:ブルースホーム
モデルルームでも多用されており取り入れる方も多いようですが、範囲が広いと高額になることもあるようです。また化粧梁やティンバーフレームも加えたいところですが、こちらもプラスになります。
外壁レンガタイル 300万~
出典:ブルースホーム
ヨーロピアンクラシックスタイルの場合、建物全面をリクエストしたくなりますが、かなり高額で工期も伸びるので慎重に検討しましょう。
ブルースホームの坪単価に地域差はあるの?
出典:ブルースホーム
材料費などはブルースホームが仕入れますので同じですが、加盟店によって付帯工事費や諸費用が変わります。
つまり同じエリアでさえも施工店が違えば総額に違いが生じるので、地域差とは意味合いが違いますが全国均一価格ではありません。
また東京エリアは他社と同様に人件費と諸費用が高めなので、坪でプラス5万円程度は予算に余裕をみておくと良いでしょう。
ブルースホームの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
アーデンホーム 坪40万円~
出典:アーデンホーム
こちらも全国に幅広く展開する輸入住宅メーカーで、デザインも幅広く価格帯も同じなので、最も競合しやすいメーカーと言えます。
しかも家賃並みのローンで建築可能なことを強くアピールしており、最終的な総額も抑えめなようです。ただし輸入住宅は部材の品質が本当にまちまちなので、実邸を見せてもらうなど慎重に検討しましょう。
メープルホームズ 坪50万~
出典:メープルホームズ
北米やヨーロッパなどデザインのバリエーションはほぼブルースホームと被るラインナップで、若干坪単価は高めですが十分検討の範囲に入ります。
どの輸入住宅メーカーも坪単価はあくまでスタートラインなので、そこから先がどれくらい上乗せになってくるかが比較のポイントになるでしょう。
セルコホーム 坪40万円~
出典:セルコホーム
カナダの輸入住宅を取り扱い全国展開するメーカーです。
ブルースホームのような幅広さはありませんが、そのデザインがマッチする人にとっては価格も同程度なので十分競合相手となるでしょう。
こちらもにフランチャイズで展開しているので、加盟店の設計や施工の技量の見極めも重要になります。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
新築を検討中の方に役立つ、あわせて読みたい記事も公開中!
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