出典:土屋ホーム
土屋ホームは北海道に本社が有るメーカーで、北海道から関東、長野エリアにかけて主に展開しています。
北海道発のメーカーらしく高気密・高断熱に強みを持つ住宅を作っていて、同エリアでは大手メーカーに負けず常に上位の施工実績を誇っています。
工法はツーバイフォー、ツーバイシックス、木造軸組、その両立を組み合わせたハイブリッドなどがあり、断熱方法も外断熱、ダブル断熱とグレードに応じて用意されています。それでは気になる坪単価を見てみましょう。
土屋ホームの坪単価の推移
同社で建てた方の見積り情報を拝見すると、2015年の建物本体の坪単価は55~65万円の価格帯が多いようです。
しかし2017年は他社と同様にZEHへの対応によって金額が上昇している事が広告などから伺えます。
この後紹介する「Neo Legend Z」のような光熱費ゼロモデルは設備が充実している分坪単価が75万円~と高額ですし、他のモデルでもオプションで太陽光発電などを付けると当然価格はアップします。
ただし元々断熱性、気密性などの性能は高い住宅なので、ZEH対応による価格上昇は他社よりは抑えめのようです。
ちなみにZEH対応による価格上昇の時期が他社より遅い2017年なのは、元々北海道の住宅は断熱性能が高くエネルギーコストが低いのは当たり前なので、それほどZEHを宣伝しなくても良いのでは?という北海道のメーカー共通の考え方にあるように思います。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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土屋ホームの坪単価の内訳は?
広告などで見る同社の建物本体の坪単価は55万円~75万円になります。これに外部給排水工事、各種申請料、設計料、インテリア費用などの諸費用を含めると、本体価格から坪10万円ほど上がります。
また、解体費や地盤改良費、外構工事費など建築主の条件によって加わる費用は、他社と概ね同様で坪10~15万円のようです。しかしこれが必要かどうかは、家によって全く変わりますので参考程度に考えましょう。
土屋ホームのラインナップから見る坪単価
(坪単価は本体価格のみです。諸費用、地盤改良、解体、外構などは含みません。)
「Icoi(イコイ)」 坪55万円~
出典:Icoi
屋根と南外壁面に太陽光パネルを設置したオリジナリティのある住宅です。企画住宅ですので初期コストも抑えることができます。
「plusma」 坪65万円~
土屋ホームの主力モデルで自由度の高い軸組の注文住宅になります。ダブル断熱で同社の標準仕様より断熱性能をアップさせています。
「Neo Legend」 坪70万円~
エアコン1台で全室空調を行う北海道限定のモデルです。企画住宅とすることで手頃な価格で高性能な住宅が実現できます。
「福家」 坪65万円~
こちらも同社の主力モデルで注文住宅です。ツーバイシックスとダブル断熱でさらに高い断熱性能となっています。
「EIGHT」 坪55万円~
軸組とツーバイのハイブリッド工法で耐震と広い空間を両立。企画住宅で8つのスタンダードプランを用意しています。
「Noe Legend Z」 坪75万~
Noe LegendにZEH対応設備を加えたモデルです。企画住宅なのは同様ですが北海道以外でも販売しています。
「oneMORE」 坪60万円~
中2階や屋根裏に収納や遊び空間をプラスすることを提案するモデルです。注文住宅と企画住宅の両方が用意されています。
「e:ne(イーネ)」 坪65万円~
耐震間口フレームを採用し大空間と耐震性が特徴の住宅です。また設計度の高い注文住宅で、様々なプランに対応できます。
「Sylph、Sylph Custom」 坪60万円~
ツーバイフォーの注文住宅で、外断熱かダブル断熱かが選べます。イギリスのチューダー風外観がメインデザインです。
「ベストツーバイゼロ」 坪70万円~
光熱費ゼロの軸組とツーバイフォーのハイブリッド注文住宅です。ダブル断熱で、太陽光発電やエネファーム、蓄電池も装備しています。
「Luck(ラック)」 坪55万円~
北海道限定のモデルで収納にこだわった奥様に好評のシリーズ。シンプルなデザインの企画住宅で、収納のプロのアドバイスも受けられます。
「canvas neo」 坪60万円~
企画住宅のプランをベースにセミオーダーが可能な東北地区限定モデルです。ベースプランの価格にオプションを加えていくので価格が明確です。
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土屋ホームの契約前見積もりと最終支払額の差は?
土屋ホームの契約前と最終支払いの差で大きく変わるものの一つに地盤改良費があります。これは同社が地盤調査を契約後に行うことから、最終支払いの段階で地盤改良費がプラスされるようです。
また、契約前の見積りの注意点として、同社では外部給排水設備が一式で150万、200万と提示される事が多いようです。
行う工事にもよりますが、メーカーの工事としては高額な方だと思われますのでしっかり内容を確認しましょう。
土屋ホームの坪単価が上がるオプションは?
同社のオプションでは以下のものが坪単価アップにつながるようです。
外壁タイル
タイルの種類にもよりますがセラミック系のもので30坪代後半の住宅に全面施工した場合、300万円程度かかったケースもあります。
住宅メーカーとしては少し高めだと思われますので、希望される方は契約前にしっかり確認しておきましょう。
吹き抜け
面積にもよりますが例えばリビング全体を施工した場合100万円程度かかるようです。特にモデルルームでは良く見られますが、気に入ったとしても金額アップになりますので注意が必要です。
土屋ホームの坪単価に地域差はあるの?
土屋ホームの場合北海道の住宅をどのエリアでも提供するという考えがあるので、地域によっての価格の違いはそれほどありません。
本体以外の工事に寒冷地ならではのプラスアルファはありますが、関東等の人件費による価格アップの方が大きいかもしれません。
ちなみに東京の建築費は他メーカーと同様に上昇傾向で、坪単価がプラス10万円程度上がるようです。
土屋ホームの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
最後に土屋ホームと競合すると思われる3社の坪単価を見てみましょう。
一条工務店 坪55万円~80万円
気密断熱性能に優れた住宅を提供している上に、価格もかなり被っており競合するのも当然と言えます。シンプルモダンから洋風、純和風まで揃えるデザインの幅は一条工務店の方が広いようです。
スウェーデンハウス 坪80~90万円
こちらも気密断熱性能が非常に高いメーカーです。北欧風デザインと木製サッシが特徴で、ファンが多く満足度が高い住宅です。ただ金額がだいぶ高いのがネックでしょうか。
セキスイハイム 坪60~75万円
北海道で施工ランキングのトップを一条工務店と毎年争っていることからも、断熱性能の高さがわかります。
鉄骨と木質パネルの構造がありますが、断熱性能は木質パネルの方が優れています。好みの分かれる箱形の外観も見慣れるとモダンに見えてきます。
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