出典:秀光ビルド
秀光ビルドは1991年に石川県で創業した会社で北陸から近畿にかけて展開しており、広告等で「796万円」などのインパクトがある値段設定で話題を集め、フル装備、コミコミ価格をうたい文句に急成長しています。
同社が住まいづくり館と呼ぶショールームの出店を着実に増やしている上に、展開エリアでは芸能人を使ったCMを放送しているので知名度はかなり高くなっています。
さすがに796万円の住宅は20坪のサイズなので中身を良く見る必要がありますが、コミコミで30万円代であれば十分に低価格です。それでは気になる坪単価の中身を見てみましょう。
秀光ビルドの過去の坪単価の推移(2015~2017)
2015年ごろまでは坪35万円~45万円が中心価格帯だったようですが、2017年の広告等を見ると規格住宅ですが下限が30万円~と下がってきているようです。
これは進出するエリアで地域ビルダーとの熾烈な価格競争の結果だと思われます特に進出初期はインパクトある価格で知名度を高めるのはタマホームなども初期に行っていた手法で、結果的に平均単価を下げることにはなります。
ある程度定着すれば特別価格をそれほど打たなくなるのでしょうが、これから中国地方や関東にも進出を計画している同社としては、しばらく底値での展開が続くかもしれません。
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秀光ビルドの坪単価の内訳は?
秀光ビルドの現在の坪単価は30万円~45万円です。商品ラインナップとしては上位モデルの坪単価は特別お手頃感はなく、売る方も買う方も30~40万円の商品が中心になっているようです。
そして一番の単価の特徴はほとんどのモデルでコミコミ価格になっていることです。外部給排水や申請手数料の費用など、大手メーカーでは別途オプションになる項目が含まれています。通常は100万円前後の追加になることもありますので、ユーザーとしては安心感があります。
さすがに地盤改良費や盛土など、土地次第でかかるかからないが分かれるものは別途になりますが、かなりわかりやすい見積りになると思われます。
ただし他のコミコミ価格メーカーもそうですが、どこの会社も諸費用を加えて見積りは作りますので最終の全体を含めた総額で比べる事が大切です。
秀光ビルドのラインナップから見る坪単価
SLR 坪30万円~
出典:SLR
410プランを用意する規格住宅のモデルです。同社が広告を打つ場合は一番取り上げられることが多く、価格のインパクトでアピールするための戦略モデルだと思われます。逆に言えば間取りや設備で割り切りができる方にとっては大変お得なモデルです。
ULR35 坪35万円~
出典:ULR
自由設計のモデルで仕様はSLRに準じています。打ち合せをしていく中で規格住宅では満足できなくなったお客様を、カバーするポジションのモデルだと思われます。設備等の変更の選択肢は少ないようです。
秀光スタンダード 坪38万円~
H28改正省エネ基準をクリアする同社のミドルクラスモデルです。スタンダードと名はついていますが、高気密高断熱の為に窓等の仕様は十分なものが備わっています。
GOOD!な家 坪40万円~
出典:GOOD!な家
ZEH対応で省エネ性能をさらに高め、耐震性も制震X-WALLを採用して高耐震を実現したハイグレードモデルです。設備も秀光スタンダードから収納などを中心にグレードアップされています。
BEST!な家 坪43万~
GOOD!な家から制震をX-WALLとGVAのハイブリッドにグレードアップさせています。構造躯体の柱をオール4寸にサイズアップしてあり、耐震・制震性をさらに高めたモデルです。展開地域に地震に敏感な東海や甲信越エリアを抱える同社らしいモデルです。
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秀光ビルドの契約前見積もりと最終支払額の差は?
契約前と最終の金額に差がないと思われがちな同社の見積りですが、次の項dお話しする通りエアコンや一部のカーテンあるいはシャッターはオプションです。
取付の箇所数が多かったり建物自体の大きさがあると数十万円の追加になりますので注意が必要です。
また他社と同様ですが地盤改良費も別であり、それが判明するのは契約後、場合によっては着工直前ということもあります。自己資金に余裕が無い方は融資の金額に余裕を持たせておくようにしましょう。
しかしそれ以外は追加が非常に少ないメーカーですので、金額差も生まれにくいと思われます。
秀光ビルドの坪単価が上がるオプションは?
オプションがほとんどない印象の同社ですが、実際はいくつかの項目があります。一つはエアコンです。
子供が小さいお宅はまだ子供部屋を使わないので、リビングだけなど設置費用も少なくて済みますが、子供部屋も含め各部屋設置にするお宅だとそこそこの金額がかかります。
もともと追加が非常に少ないのがコミコミ価格メーカーのメリットなのでエアコンも入れてもらいたいところですが、間取りや家族構成で大きく金額が変わってしまうのでメーカー側としては痛いところでしょう。
もう一つはカーテンやシャッターの追加があります。ただしこれはモデルや地域によって追加内容が違っており、東北や北陸エリアはカーテンが標準で他のエリアはシャッターは付いていたり、1階だけが標準で2階はオプションであったり、モデルによって違ったりと、少し複雑でわかりにくくなっています。
契約最終段階で予算の見直しによるモデル変更は良くある事ですが、このケースに限らずオプションの内容も変わってくる場合があるので注意が必要です。
また、最近はカーテン、エアコンがコミコミのメーカーも出てきていますので、見積りを比較する際は坪単価だけでなく、総額とその内容を冷静に比べる事が必要となります。
秀光ビルドの坪単価に地域差はあるの?
残念ながら同社の地域による坪単価の違いは、資料が乏しく調査できませんでした。しかし地域ビルダーと違って施工範囲が比較的広いことと、豪雪地域とそうではない地域、大阪、名古屋のような大都市圏を抱えていることを考えると、坪単価の地域差はあると考えた方が良さそうです。
特に豪雪地域は坪単価に差がなくても造成工事や基礎工事、給排水工事に追加が出ることもありますので、ネットの情報だけでなく近隣の実際の店舗に問い合わせることも大切です。
秀光ビルドの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
タマホーム 坪35~50万円
タマホームと同社は価格帯がかなり重なっており競合することが多いようです。スケールメリットを活かしたタマホームは商品ラインナップや設備の選択肢も豊富なようで、色々選びたいという方には十分対抗馬となります。
しかし他の大手メーカーと同様に、坪単価以外の上乗せはコミコミメーカーよりはありますので承知の上で検討しましょう。
アイダ設計 坪30~40万円
アイダ設計は555万円の家や777万円の家など、アピール面が秀光ビルドと似ています。構造や設備も似ているところもあり検討対象に上がるようです。
ただこちらも坪単価以外の付帯工事がある程度かかので、近年は苦戦している印象があります。
地域ビルダー 坪40万円~55万円
エリアを一都道府県とその近隣にエリアを絞って展開をしているのが地域ビルダーですが、価格帯が近いこともあり秀光ビルドが進出するエリアごとで競合します。
わずかながら坪単価は高くなる傾向ですが、地域に根ざした評判や知名度、エリアの特徴を掴んだ戦略等でその差を埋めて健闘している会社も多くあります。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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