出典:昭和建設
九州を中心に展開する昭和建設。
格安の坪単価を掲げており、ローコスト住宅として顧客からどの様に受け入れられているかを徹底分析したいと思います。
昭和建設の特徴は?
本体標準坪単価が265,000円という破格の設定
福岡を中心に佐賀・熊本・大分の九州をエリアとする木造軸組み工法を用いた自由設計のハウスメーカーです。
ホームページでは265,000円の坪単価を謳っており低価格の商品帯が主力のようです。
建物の構造体はイマひとつ?
オプションではあるが制震構造を持っており、この価格帯の木造住宅では珍しいです。
また、通常はゴムや油圧式の制振装置を使用するのに対し、素材の明記はないですがステンレスのような固い素材をダンパーとして利用しています。
実験結果の詳細がないので断定は控えますが、この素材のダンパーを使用すると木造の構造体を傷つける可能性がありますので、あまりお勧めはしません。
また、「準耐火構造」と書いてありますが、準耐火構造は45分以上の延焼を防ぐ性能を指すのですが、ホームページ上では15分しか持たないと書いてあるため、どちらかが間違っています。一番大切な構造の表記を間違えている時点で評価は△です。
ゼロエネルギーハウス(ZEH)
国が推奨する省エネ住宅の総称です。補助金の対象ともなることから近年各ハウスメーカー対応商品を展開してきています。
断熱性能や、太陽光発電を大量に乗せるため建築費は400万円程度増加しますが、補助金と日々の光熱費が下がることがメリットです。
昭和建設においてもZEH対応の商品開発を行っており、お勧めしたい商品のようです。
昭和建設の過去3年の坪単価の推移(2015・2016・2017)
年代 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
坪単価 | 40~50万円 | 40~50万円 | 50万円 |
口コミを見るとここ数年で大きく金額が上がったという話は確認できなかったです。
建材が高騰している中で、なぜ?という考えを持ちましたが、復興作業を必要としている東北と距離があることが要因かもしれません。
人材や建材が東北に流れず、価格帯を維持していると考察します。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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昭和建設の坪単価の内訳は?
本体工事を坪単価として謳っており、オプションや付帯設備は別途計上されます。
本体工事は最低レベルの設備や装備となっており、オプションの金額が200~400万円と全体的に高めの結果でした。
この他にライフラインや付帯設備が計上されてくるので、トータルでは坪単価+20万~30万円をみておくと安心でしょう。
昭和建設の坪単価が上がるオプションは?
先述のZEHに欠かせない太陽光発電です。
およそ10kw以上の太陽光発電を搭載しないと認定されにくいため、屋根を大きくしたりしながら必死で取り付けます。
もちろん、太陽光パネルの費用も掛かりますが、屋根を広げるなどの工事もばかになりません。
また、オプションではないですが、太陽光の寿命は30年と言われているのに対し、屋根の防水は15年程度で寿命が来ます。
つまり、15年後に一回太陽光パネルをどけて屋根の修理をするのですが、この際の費用は100万円を軽く超えると思われます。是非、契約時だけではなく将来的な出費を考えてみて下さい。
昭和建設の坪単価に地域差はあるの?
九州限定のため価格差はなさそうです。
しかし、山の中などで施工する場合は工事費が上がるケースや、施工を断るケースがあるそうです。
また、山の中はライフラインを引き込むのも大変で200万円以上かかるケースもあると聞きます。地域差というよりかは環境差によって価格差が発生しています。
昭和建設の契約前見積もりと最終支払額の差は?
基本的にはオプションを勝手に追加することが多いとのことなので注意しましょう。
具体的には、耐震等級を3にするために構造の費用を追加したり、窓ガラスをペアガラスにすることもオプションであったりなどです。
265,000円という謳い文句がある以上、本体価格を下げるために標準を最安値の仕様にしていると思われます。
仕様を他社と揃えた場合は金額差は殆ど生まれなかったと語る口コミが散見できました。
昭和建設の坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
一条工務店
同じ木造だから、という理由なのか、口コミ上では断トツ競合が多かったです。
坪単価は一条工務店が50万円~60万円程度となっており、価格帯は昭和建設が安いかたちとなります。
全体的な質や、アフターケアは一条工務店の方が圧倒的に優れているので、そのあたりをあまり重視されない方が金額重視で決める方には向いているかもしれません。
オーナーズホーム
福岡で注文住宅を展開する木造軸組みの住宅メーカです。
坪単価は50~60万円としょうしょう高く見えますが、その高い設計力はオーナーの間でも高く評価されており、まさにオーナーズホームという名前に相応しい実力を持っているのでしょう。
金額も後から上がることは少ないとのことで、そういう意味では実質昭和建設と同等の価格帯と言えるでしょう。
アイダ設計
昔、〇〇〇万円で家が建つとCMをしていたローコスト住宅の代表格でもあるアイダ設計。
木造軸組み工法で、最低グレードの家でも30年以上の長期保証ができる点などは、昭和建設にはない視点ですので、同価格帯、もしくは昭和建設よりも少し安くなるアイダ設計は強敵と言えるでしょう。
しかしなかがら、行き過ぎたローコスト戦略で欠陥住宅が多く、被害者の会まで発足された過去を持つアイダ設計は、ブランドイメージが悪化し近年の業績は芳しくない。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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