出典:菊池建設
菊池建設は、「すてきナイスグループ」の木造住宅建築専門部門の企業です。
神社や寺などの伝統建築にも精通している、木造建築のスペシャリストで、企業から60数年以上の建築実績があります。
純和風住宅の起源ともいえる数寄屋を再現した「数寄屋の家シリーズ」は、この企業独特のコンセプトを全面に出した書院造りの豪華な純和風住宅のひとつです。
今回は、そんな菊池建設の2016年~2018年までの坪単価目安と推移、口コミ評判or事例、企業コンセプトと住宅プランの特徴について、詳しく紹介します。
菊池建設の過去3年の坪単価の推移(2016・2017・2018年)
菊池建設の2016・2017・2018年の3年間の坪単価目安は60~80万円です。
少し高めの設定ですが天然素材を使う住宅は、そもそも坪単価は高めのところが多いです。
茶室を加えて自由設計で建てられるプランになると、坪単価70~80万円あたりを想定しておいた方がいいでしょう。
菊池建設で家を建てる際、坪単価(または価格)に影響しやすい設備、プランとして、
- 茶室の設計
- 庭やエクステリアの工事
- 自由設計の「現代数寄屋の家」シリーズ
などがあります。
いずれもデザインや演出などにこだわればこだわるほど予算も増えていきます。
セレクトオーダーにするとコストを抑えられます。
パターンが規格化されているものを選べば、それだけコストが安くなり坪単価を抑えられます。
檜の家シリーズはそのセレクトオーダープランですので、予算が限られている場合でも、オーバーローンにならないようなプランニングが可能です。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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菊池建設の商品ラインナップごとの坪単価
菊池建設は純和風の住宅だけかと思えば、和モダンのデザインにも精通しているようで、デザイナー住宅チックな注文住宅も建ててもらえます。
現代数寄席屋の家 坪70万円~
本格的な和風建築の技術で建てられる、現代数寄屋の家シリーズです。
完全自由設計で好きなデザインの和風住宅を建てられ、書院造りが基本の趣深い内装を設計してもらうことができます。
書院造りとは、書院を主室とした武家の家のことで、数寄屋とは本来自らの趣向を取り入れて自由に設計した家のこと。貫禄のある和風豪邸を建てたい人向けの、プレミアムランクプランです。
檜の家 坪60万円~
柱、梁から土台にまで檜をふんだんに使った檜の家シリーズです。檜の耐久性、防腐性に大工職人の技術が加わって、最高の仕上がりになります。
足まわりがしっかりしていて、地震や台風の揺れにも抜群の強さがあります。外観は、深い軒とけらばの出、独特のプロポーションが特徴的な和風住宅です。
「けらばの出」とは、屋根の雨樋がついていない側の出っ張っている部分のこと。
この2つを深く出るように設計することで、独特で重厚な雰囲気を醸し出した外観を演出するだけではなく、雨水の侵入を確実に防いでくれる効果があります。
和モダンの家 坪60万円~
近代の街の風景に馴染む、お洒落でモダンな佇まいが特徴の「和モダンの家」。
和風建築をベースにしながらも、そこにスタイリッシュなデザインを取り入れることで、幅広い年代層から愛されるデザインになっています。
家族が集まるリビングには、畳のスペースをことで、ゆったりと足を伸ばしてくつろげる空間を演出することができます。
この和モダンの家は、セレクトオーダー制で、ベース設計があるので、予算を抑えて短工期で建てることが可能です。また、省エネ、創エネ住宅のZEHオプションにも対応しています。
菊池建設の評判、口コミは?事例を紹介
ここでは、菊池建設の特徴や施工事例などに関する口コミ評判を、いくつかピックアップしてまとめています。
大工職人とスタッフ対応に関する口コミが多かったです。建物自体の評価は、満足しているという意見が多数ありました。
腕の良い職人が施工
18年前に菊池建設で建てました。
担当営業と同行して、黒檀の床柱は本社倉庫で選び、天井の秋田杉は新木場まで行って好みの板を選びました。
黒檀の床柱は木目が出ている木が1本だけあり、それを選んだら、柱を見た大工さんが「今は、木目の出ている黒檀は滅多にない。これは素晴らしい柱だ」と喜んでいました。
和室の柱に尾州檜(木曽檜)を指定したところ、玄関の式台と階段の柱も尾州檜に揃えてくれました。
営業担当が、「契約が成立したら、私から贈呈します」と言って送られた7寸(21cm)角の大黒柱は予想外に太い柱で、満足しています。
営業も職人もプロの矜持を持ち、腕の良い職人を揃えていました。
今も、菊池建設で建てて良かったと大満足です。
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/10258/32/
スタッフ対応が良い
菊池建設はお薦めです。
確かに今風ではないですが、うちを建ててくれた現場も営業マンも設計担当もしっかりしており、
親身になって相談にものってもらえました。
住んでいても快適です。こちらにお願いして本当の意味での家作りを堪能できました(大手ハウスメーカーに頼まずによかったと)。
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9923/1/
在来工法で建てるなら菊池建設
在来工法で建てるのならば、私も菊地建設がいいと思います。
せっかくなので、純和風にしては? 多くのメーカーが売り物にする設計技術ではなく、肝心の製造技術が信用できそう。
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9923/1/
真壁和室がおすすめ
昨年菊池建設で建てた者です。
30坪で契約時の見積もりはおよそ2100万円でした。
まだ数ヶ月しか住んでませんが、家作りに関しては信頼のおける会社だと思います。
(大工さんの質がいいのだと感じます)
ただ、どなたかも書いていましたが良くも悪くも”古い”会社なので、大手ハウスメーカーのようなサービスやシステムを期待しないほうがいいです。
菊池建設で建てるなら是非、「真壁和室」の部屋を作ってください。
菊池さんが最も得意とするところですから。
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/10258/27/
評判、口コミまとめ
菊池建設は、純和風建築メーカーの老舗として、大分前から活躍しているハウスメーカーです。
木材や漆喰など、天然素材に関するプロフェショナルの職人が施工をしてくれます。
口コミでも、純和風住宅を好まれるオーナーからの評判は高かったです。ただ、デザインが古風という面もあるため、好みが分かれるかもしれません。
菊池建設の特徴は?
菊池建設の強みはなんといっても、専門の大工職人が建てる和風住宅建築だと思います。
デザインバリエーションは正直な話、他のハウスメーカーと比べて少ない印象を受けましたが、和風住宅に関しては、業界でも上位に入るクオリティーの商品を提供しています。
得意の専門分野にとことん特化した、ハウスメーカーだといえるでしょう。
社寺建築の技術を住宅建築に活かす
菊池建設では社寺建築に精通した、宮大工職人が家を建てます。
機械製造では限界がある細かな部分の加工を、プロの職人が精度の高い手刻みで調整します。
木の性質を理解した職人が加工を行うので、神社やお寺といった由緒ある木造建築は、100年以上の年月を経ても現存しているというわけです。
茶室の建設に対応
菊池建設の注文住宅プランは、茶室を設けることができます。
純和風の住宅を持ちたい人にとっては、憧れの空間ですが限られた広さの空間の中に決められた作法があります。
茶室は、四畳半一畳の広さの間取りを「広間」といい、四畳半の広さの部屋を「小間」といいます。
畳と板間を設置して、床下を切って囲炉裏を設置する施工をおこなう必要があります。その辺りのルールを詳しく理解しているスタッフが設計にあたれるのが、和風住宅建築専門の菊池建設ならではの強みです。
床下換気と壁内の湿気排出
木造建物の大敵となるのは「湿気」です。湿気を予防するための対策は、建物の寿命にも影響がある重要なポイントだといえます。
菊池建設では、基礎部分と土台部分の間に樹脂製の基礎パッキンを挟んで設置します。
このパッキンの中には空気の通り道があり、これにより床下に湿気が溜まるのを防ぎ、建物が土台から劣化するのを防いでくれます。
また壁の中にも通気層を設けているので、湿気が壁の中に滞留するのを防げる仕様となっています。
冬の結露が発生しない高断熱性
菊池建設では、すべての住宅でUA検査を行います。
この検査は、住宅の断熱性能を調査するもので、地域によって基準値が決まており数値が小さいほど優れた断熱性があるということになります。
断熱材には、熱伝導率がアルミの1000分の1という高性能のグラスウール材をしようしていて、窓ガラスには断熱性の高い複合サッシを設置します。
これにより、一般の住宅ではよくみられる冬場の結露を防ぐことができます。
100年に一度の地震に耐えられる家
菊池建設の住宅は、地震対策をしっかりと施しているのが特徴です。
耐震等級は最高ランクの「3」で、100年に一度の地震にも耐えられる設計となっています。
住宅の基礎については、接地面の広いベタ基礎でしっかりと建物の荷重を支えるようにしており、一般の布基礎と比べてはるかに耐震性の高い施工方法になっています。
また、基礎と土台をしっかりと固定するアンカーボルトには、防腐、防錆加工を施した耐久性の高いものを使用しています。
檜に徹底的にこだわる家
菊池建設が建てる住宅は、柱や梁だけではなく、下地材、間柱や窓台などにも檜材を使用している野が特徴です。
湿気が滞留しやすい床下には通気性を確保して、土台が劣化しないよう施工されています。
檜には、もともと防腐と防蟻効果があるため、建物を支える重要な部分に使用することで、住宅そのものの耐久性が上がります。
また、シロアリ対策として、木材にホウ酸を染み込ませて加工する手段が用いられますが、檜の防蟻効果とホウ酸で相乗効果が得られます。
ちなみに、使用される木材は日本で調達したもので、檜以外の素材を使う場合にも木材品質基準に適合するものを使用します。
まとめ
今回は、和風住宅専門のハウスメーカーである菊池建設の情報を紹介しました。
全体通してみると、坪単価は少し高めでデザインは古風な感じですが、昔ながらの住宅を現代の基準に合わせてハイクオリティーで再現できているハウスメーカーだと感じました。
使われている素材(国内の檜)を考慮すると、この坪単価は妥当だと思います。
プランの中にある「和モダンの家」は、比較的幅広い年代にも好まれそうなデザインが提案されると思いますが、基本的には、菊池建設は「自然素材の家」と「和風住宅」の2つが欲しいという少し高年代の人向けの注文住宅だと思います。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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