大和ハウス工業は2017年3月末決算で連結売上高3兆512億円、大和ハウス工業単体で1兆7203億円と業界トップの売上高で、その売上高は国内上場企業400社中35位を誇ります。
近年では住宅メーカーというよりは、土地・建物をキーワードにM&Aなどを図り多角経営が進む企業となっていです。
あなたの身近にも住宅以外に大和ハウス工業が展開するショッピングモールやホームセンター、ホテル事業のダイワロイヤルホテルやスポーツクラブNASなどが目に入っているのではないでしょうか。
大和ハウスの歴史
同社は1955年にその歴史の幕を開きました。創業者の石橋信夫が、シベリア抑留の経験と荒廃した故郷の町を復興したいとの強い想いから「木材の代わりに、強い鉄パイプで家をつくろう」と革新的な技術とアイディアでプレハブ住宅の開発などで住宅建築を進化させてきたと言えます。
その思いを形にしたのが1959年に発売した「ミゼットハウス」です。4畳半と6畳というサイズは、当時ベビーブーマー世代の子供達に勉強部屋が無いと言う悩みを解決できる商品として注目を浴びました。
また、プレハブ構造ならではの3時間で建てられるというメリットとデパードで展示販売するという当時としては画期的なマーケティングで注目を浴びます。
住宅商品のラインナップは、鉄骨系プレハブを主軸に木造軸組構造、重量鉄骨構造の商品を揃えており、あなたが建築予定の土地面積や用途により選択が可能となっています。大手メーカーならではの実績と安心感も一つの商品と言えそうです。
大和ハウスの過去3年の坪単価の推移(2015・2016・2017)
年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
平均単価 | 3,270万円 | 3,370万円 | 3,430万円 |
平均坪数 | 40.2坪 | 39.9坪 | 40.1坪 |
坪単価 | 81.3万円 | 84.5万円 | 85.4万円 |
上記に示すデータは、住宅産業新聞に発表されている実際に家を建てた人の支払額の平均坪単価となります。
平均床面積の変動はほぼありませんが、平均単価が上昇傾向にあるので、坪単価も高くなっています。これは近年の建築資材の高騰が原因だと考えられます。
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大和ハウスの坪単価の内訳は?
大和ハウスの坪単価表示は建築本体工事価格が表記されています。土地の状態などでそう見積額が変わります。その他諸経費等は含まれていませんのでご注意ください。
その他諸経費が高いという口コミもありますので、明細の明記のない金額については営業マンに確認し納得するのも一つの手段かと思います。
大和ハウスのラインナップから見る坪単価
xevoΣ(ジーヴォシグマ) 平屋・2階建て
鉄骨系ジーヴォシリーズ最高峰のΣ。こちらの商品には3つの特徴が有り、耐震性・天井高の高さ・1年中快適に過ごせる外張り断熱が挙げられます。それではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
耐震性
地震大国日本、近年でも大きな地震がその記憶に新しいところです。xevoΣ(ジーヴォシグマ)の耐震性の技術は鉄骨造の強さに加え外壁に独自の技術D-NΣQST(ディーネクスト)を搭載しています。
D-NΣQST(ディーネクスト)は地震の揺れに耐えるだけではなく、そのエネルギーを効果的に吸収することで建物の揺れを早く収束させる技術、持続性型耐震です。
強い揺れを受けると上下にしなやかに動くΣ形デバイスを搭載することにより、地震のエネルギーを吸収する効果があり震度7クラスの地震に連続して耐え且つ外壁や構造体の損傷を最小限に抑える効果が期待できます。
人生の中で大きな買い物である住宅です地震に対するアドバンテージが高いのは嬉しい機能です。
天井高の高さ
鉄骨造ならではの天井高の高さで、より広い空間を演出できます。
標準天井高が2.72mと店舗並に高く坪数以上の広さを感じられるはずです。また最高間口が7.1mと開放感のあるデザインが可能なのも魅力の一つと言えそうです。
天井高は標準仕様以外に2.4m、折上天井を選択すると8cmアップの2.8m、1階のみのオプションですが、床面の高さを下げるグランリビングモアで36cmダウンと折上天井8cmアップの組み合わせるで、最高3.16mの百貨店並の天井高の空間が創れます。
但し、間取りや建設地、建築基準法(法令)等により変更できないこともありますのでご注意ください。
外張り断熱
大和ハウスの”売り”の一つでもある外張り断熱通気外壁。気候に応じた4グレードが準備されており、全国の気候に対応した断熱仕様を選択でき、標準仕様でZEHに対応しています。
標準断熱仕様は132mm、ハイクラス断熱仕様は184mmの厚さがあるります。また、同社の外壁は断熱以外にも遮音性も高く住宅業界最高クラスの遮音性を誇ります。
xevoE(ジーヴォイー) 平屋・2階建て 53.9万円~
「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」より坪単価が抑えられる商品です。その違いを見ていきましょう。
天井高がΣより低い
標準天井高2.4m、オプションで2.6mが選択できます。
「Σ」の2.7mを見てしまうと低く感じてしまうでしょうが、2.4mは現在の標準的な高さと言えます。以前は戸建て住宅の平均的な天井高は2.2mでした。
外張り断熱
「Σ」の標準132mmに対して薄くなります。当然ながら断熱遮音効果も下がります。コストダウンにしめる割合が高い部分と思われます。
構造材
「Σ」同じ鉄骨造ではありますが、「Σ」が角型鋼材を仕様しているのに対し「E」はC型鋼材を仕様しています。
「E」はその違いから、強度の違いから間口の開口の広さや梁の位置などΣより設計の自由度が少なくなります。以上のような違いと併せて各項目の標準仕様のバリエーションが少なくなります。
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xevoGranWood(ジーヴォグランウッド) 平屋・2階建て 49.2万円~
こちらは木造住宅商品とばり同じハウスメーカで木造と鉄骨が選べることは選択肢の幅を広げるに違いありません。それでは商品の特徴については大きく以下の三点になります。
オールバリア断熱
新開発の「外張り基礎断熱工法」を用いることで地面からの冷気を遮断でき、床下の空間を収納以外での有効利用も可能にさせます。
壁面の内部のを断熱材を「遮熱透湿防水シート」で覆い天井部分の断熱材を「遮熱フィルム断熱材」を使用することにより遮熱効果を高めています。これにより部屋ごとの温度差が軽減され、ヒートショックの予防も期待できます。
構造軸組材が純国産材仕様
従来の工法では、輸入材が使用されていましたが、今回のシリーズより純国産材仕様となっており、最大100%まで国産材が採用可能です。
「邸別構造解析」を行うことで柱・梁など大きさや断面木材の種類など選定安全性の向上が図られています。
また、木造住宅メーカーでは最大クラスの有効間口5.7mを可能にしています。これは大型車2台が並列駐車可能な広さです。
シームレス構造
基礎の立ち上がりと基礎スラブ継ぎ目をなく打設する「シームレス一体スラブ基礎」により強度の高い構造基礎を実現し防蟻材入りの断熱材を配置することでシロアリを防げます。
「シームレス外壁(GranWood-BOITH(グランウッド-ボイス)」により防水性を高め、さらに壁体内を常に乾燥させる技術「ワイドフロー換気」が通気層を確保します。
この「シームレス構造」により構造躯体を50年間保証されているので安心とメンテナンスコストの削減に寄与します。
skye(スカイエ) 3階建て~ 101.8万円~
重量鉄骨構造の「skye(スカイエ)」は3階・4階・5階建て向けの商品です。商品の特徴について見ていきましょう。
設計の自由度
2種類の柱サイズと3種類の大梁サイズの組み合わせ「DRF構法」を採用することで、自由度が高く業界最高クラスの各階天井高2m72cm、開口幅最大8m19cmでありながら高強度の建物を建てることが可能です。
また、自社工場での溶接及び全数検査を行いますので高品質と高強度と合わせ安心感も得られます。
耐震性能
5階建まで対応可能な制震装置「フリクションD」を搭載、地震エネルギーを熱エネルギーに変換するこの装置で建物の最大変形を抑えることが可能とされています。
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大和ハウスの契約前見積もりと最終支払額の差は?
最終支払額が契約前見積と差がでしまうのは、多くの場合プラン変更が行われた場合に発生します。また、稀ではありますが土地の形状や事前調査でわからなかった建築に必要な変更が発生した場合が該当します。
では、どうすればよいでしょうか。プラン変更の多くは壁紙やカーテン、照明器具などの機器が多いと思われますので、あなたが指定した機器をカタログと実物のイメージギャップを埋めておくことです。
クロスやカーテンなどは色見本やカタログではわからない質感や風合い肌触りをメーカーのショールームやモデルハウスなどの足を運んで確認して行きます。
時間が掛かる作業ですが、大きな買い物ですのですので、後々に悔いが残らないようしたいものです。
大和ハウスの坪単価が上がるオプションは?
外壁材の変更
オプション価格が大きく変わるのは外壁材の変更です。断熱や遮音効果が変わりますので慎重に選びたいところです。2万円/坪前後の費用がアップします。
空調や水回り
空調についても空気の質にこだわれば100万円以上のアップになります。水周りのオプション変更も思った以上に金額がアップします。
食洗器
標準仕様のキッチンにIHコンロや食洗機をつけるだけで30万前後はすぐにアップするでしょう。同じくサニタリー周りも吊り戸棚などの収納や鏡、シャワーノズル等の変更で20万円前後は変わります。
玄関ドア、サッシ等
サッシ周り玄関ドア等の変更も大きな金額アップにつながります。同社は天井高の高い住宅ですので、汎用品があまり普及されていませんので思っている以上に高額になります。太陽光発電もプランによって大きく金額が変わりますので、注意が必要です。
大和ハウスの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
セキスイハイム 約80万円
セキスイハイムは、大和ハウスと同じように住宅の工業化が進んでいて、精度が高いことが共通しています。2×6工法の木造住宅も取り扱っていて、コストを安くしつつ耐震性や断熱性は確保したい方におすすめです。
独自の空調システム「快適エアリー」が特徴的で、温度や湿度を快適に保つことができます。また、太陽光発電を得意としているので、エコや光熱費の削減に興味のある方にとっておすすめのハウスメーカーになります。
パナホーム 約80万円
パナホームは家電メーカーのパナソニックの系列ですから、設備が充実している点が特徴に挙げられます。
オール電化や太陽光発電設備などの設置を検討している場合は、パナホームに依頼する方が安く仕上げることが可能ですからおすすめです。大和ハウスもパナホームも鉄骨を扱っているので、両者とも耐震性や気密性は非常に高いと言えます。
トヨタホーム 約70万円
ダイワハウスに比べて10万円ほど坪単価が安くなっていますが、住宅の性能としてはダイワハウスに見劣りしないほど高性能です。
ただ、標準設備に関しては大和ハウスの方が充実しています。大手ハウスメーカーの安心感は欲しいけれども、できるだけ安く家を建てたいという方にはトヨタホームがおすすめです。
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