出典:トヨタウッドユーホーム
ここでは、大手ハウスメーカーのトヨタウッドユーホームが提供している、注文住宅プランの坪単価や特徴について詳しく情報をまとめています。
多彩なプランと自由設計に人気がある、この会社では、一体どのようなコンセプトの住宅が提供されているのでしょう?
競合他社の情報もまとめましたので、ハウスメーカーを探している人は参考にしてください。
トヨタウッドユーホームの特徴は?
多彩な企画ラインナップ
出典:トヨタウッドユーホーム
トヨタウッドユーホームは、企画住宅のバリエーションが非常に豊富です。
公式ホームページで紹介されている注文住宅のプランだけで15種類以上あり、購入する人のライフステージに合わせた注文住宅プランを選ぶことが出来ます。
そのプランの中で特に気になったのが、10年後20年後の子供の成長に応じて空間の使い方を柔軟に変えられるという「レクア」のプラン内容です。
仕切り壁を少なく広い空間を確保することで、家具の配置を自由に変えてレイアウトを楽しむことが出来ます。
建物価格1063万円から販売されている、ローコスト住宅として人気のある商品です。
この他にも色々な注文住宅がプランニングされているため、購入を考えている人の選択肢が非常に豊富だという印象を受けました。
地震に強いツーバイフォー建築
出典:トヨタウッドユーホーム
ツーバイフォー工法は、耐震性、耐風性に優れた建築工法です。
木造軸組み工法が柱や梁で建物の骨組みを造るのに対して、ツーバイフォー工法は床面と壁面で建物を構造する工法です。
トヨタウッドユーホームの注文住宅プランは、このツーバイフォー工法で建てられます。
また、生産にはトヨタ生産方式が導入されていて、高品質を維持した構造躯体が造られています。
構造材には人工乾燥材を使用しており、耐久性も他社の住宅に比べて高いという強みがあります。
人工乾燥材は、湿気を吸って縮まないように特殊加工が施されています。そのため、耐水性も高いのが特徴です。
自由設計から企画設計まで幅広く対応
出典:トヨタウッドユーホーム
注文住宅は本来規格化されたプランが顧客に提供されるものですが、トヨタウッドユーホームでは、ライフスタイルに合わせて設計を変えられる、自由設計プランも提供しています。
特にツーバイフォーフリー「住遊世代」というプランでは、完全オーダーメイドハウスとして、希望の間取りや内装デザインで施工が行われます。
例えば、地下スペースを設けて、トレーニング室や防音室を造ったり、露天風呂のジャグジーを設計したりと、自由な設計のマイホームを注文することができます。
また、完全独立型の二世帯住宅として設計することも可能で、2世代の家族がプライバシーを尊重しながら暮らす理想の住宅を建てることも可能です。
このような完全オーダーメイド設計は坪単価が高くなる傾向がありますが、それだけの価値があるプランだといえるでしょう。
トヨタウッドユーホームの過去3年の坪単価の推移(2015・2016・2017)
ここでは、トヨタウッドユーホームの3年間の坪単価データを参考に、その価格推移と考察を簡単にまとめました。
この3年間は、どのハウスメーカーも坪単価の高値がわずかに上がっています。
年代 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
坪単価 | 55~60万円 | 55~60万円 | 35~65万円 |
3年間の市場の坪単価平均はわずかに上昇傾向にありました。それはインフレ傾向にあったからです。
トヨタウッドユーホームの注文住宅の坪単価も、坪単価の高値が上がっていますが、坪単価35万円台のプランから65万円以上のプランまで、幅広いプランを用意することで、シェアを維持しているようです。
トヨタウッドユーホームのラインナップから見る坪単価
トヨタウッドユーホームのプランの中から、4種類をピックアップして特徴を調べてみました。
この企業は、提供されているプランの数が多いので選択肢が豊富です。坪単価や間取り、設計の特徴についてまとめましたので、参考にしてください。
ライブリー 坪50万円~
出典:トヨタウッドユーホーム
ライフスタイルや好みに合わせてカスタマイズできる「ライブリー」。
ライブリーは、規格プランではありますが、間取りや設計を自分好みにアレンジすることができるプランです。
例えば、屋上に開放的なスペースを設けることで、ホームパーティーやバーベキューなどを楽しんだり、インテリアにこだわった「見せる収納」で、お部屋をカフェのような空間にアレンジしてみたり。
住む人の好みに合わせて、アレンジを楽しめるのがこのプランの特徴です。
トヨタウウッドユーホームは、自由設計を強みに打ち出しているため、このようなオーダーメイド感覚で注文住宅を建てられるプランには、とても定評があります。
「29のベースプラン×24の増設ユニット」の組み合わせで、オリジナルの注文住宅にアレンジできます。
レクアアティック 坪50万円~
出典:トヨタウッドユーホーム
レクアアティックは、屋根の下の空間を有効活用して、収納や小部屋に利用できるよう設計されたプランです。
すぐ使う物を近くにしまっておく分散収納と、屋根裏に収納スペースを設けて、そこにまとめて収納する集中収納に使い分けることで、部屋全体を広く使えるようになっています。
収納量が一般的な2階建ての住宅に比べて、2.5倍のスペースが確保されているのがこのプランの魅力です。
間取り設計は、14パターンの中から選ぶことができるので、ライフスタイルに合わせた住宅を建ててもらうことができます。
レクア 坪55万円~
出典:トヨタウッドユーホーム
レクアは、子供の成長に合わせてインテリアをアレンジしやすい間取りが特徴です。部屋をシンプルに広く設計することで、カスタマイズしやすい間取りになっています。
例えば、子供が幼児期の時には子供から目を離せないことが多くなることが予想されるので、見渡せるようなソファーや家具の配置にして、子供が成長したらソファーやTVの向きを変えて、各々の空間でくつろげるよう、家具の配置をアレンジすることができます。
間仕切り壁のある住宅だと、ある程度家具の配置が決まってしまいますので、その難点を解消したプランだといえるでしょう。
またレクアは、長期優良住宅認定制度に対応している高品質住宅でありながら、建物本体価格が1063万円から注文可能なプランとなっています。
1063万円だとのべ床面積30坪だとして、坪単価が35万円程度とかなり安く価格が設定されていることになりますが、カスタマイズする人が多いので、実際にはもっと費用が掛かることが多いです。
2×4フリー「住遊世代」 坪65万円~
出典:トヨタウッドユーホーム
2×4フリー「住遊世代」は、間取りから設計までを、完全自由にオーダーメイドできるプランです。
注文住宅は普通、ある程度規格化されたプランの中から少しだけアレンジが可能なものが提案されていることが多いですが、このプランではすべてをフリーに決めることができます。
例えば、家の中にスポーツジム用の部屋を造ったり、リビングの天井をガラス張りにして、日の光が注ぐ空間にしてみたり。外観も洋風、和風、好きなデザインを選んで発注することができます。
2×4は、通常、壁が構造躯体になるため、軸組み工法と比べて間取りのリフォームがし難いという難点があるのですが、将来的なリフォームを見越してリフォームしやすい設計にすることも可能です。
坪単価は他のプランに比べて高くなるケースが多いですが、自由度が高く人気のあるプランの一つだといえるでしょう。
トヨタウッドユーホームの坪単価の内訳は?
出典:トヨタウッドユーホーム
トヨタウッドユーホームの坪単価の内訳は次の4つです。
建物本体
プランごとの建物本体価格になります。どのプランも標準仕様価格が設定されており、そこに増設を加えるとこの価格が高くなります。
付帯工事費
建物本体以外に掛かる費用です。排水管工事や解体工事、地盤強化費用などが追加で掛かることで、費用が変動します。
オプション費用
キッチンやシステムバスなど、ハイグレードなものを選ぶとこの部分が高くなり、坪単価に影響します。
標準仕様で付けられているものは建物価格に含まれていますが、アップグレードする場合には、予算オーバーに気をつける必要があるでしょう。
オーダーメイド部分
トヨタウッドユーホームの注文住宅は、自由設計プランでカスタマイズできるため、オーダーメイド部分については追加費用が掛かります。その分は、坪単価に反映されるので注意が必要です。
トヨタウッドユーホームの坪単価が上がるオプションは?
出典:トヨタウッドユーホーム
企画プランのバリエーションが豊富なトヨタウッドユーホームですが、基本的にはどれもカスタマイズできるので、オプションを追加して自分好みの住宅にすることができます。
例えば、バーベキューやグランピング、家庭菜園を楽しめる屋上テラスを設けたり、
天井ガラス張りのキッチンやガーデンジャグジーなど、理想に描いた住宅を実現できる追加オプションが用意されています。
また、内装や設備だけではなく、外装に使われる屋根や壁の建材もアップグレードすることも可能です。
トヨタウッドユーホームに依頼をすれば、ローコストの注文住宅には、珍しいオーダーメイドハウスを手に入れることができます。
トヨタウッドユーホームの坪単価に地域差はあるの?
出典:トヨタウッドユーホーム
結論から言うと、坪単価には地域差があります。
トヨタウッドホームだけではく、全国展開しているハウスメーカーなら坪単価に地域差がでるのはある意味仕方のないことです。
なぜならば、その地域によって人件費は違いますし、営業費用も異なります。つまり、地域によって住宅を建築および、販売するのに掛かるコストが違うというわけです、
その分が建物価格に反映されるわけですから、地域差はある程度見越した上で見積りを確認する必要があります。
トヨタウッドユーホームの契約前見積もりと最終支払額の差は?
出典:トヨタウッドユーホーム
契約前見積りには、予期せぬ費用は含まれていません。
例えば、次のようなケースでは、追加で工事費用が掛かってしまい、最終支払額が見積り金額よりも高くなってしまう場合があります。
解体工事が必要になった場合
事前の現地調査で、ある程度の工事費用は見積り金額に含まれることになりますが、稀に解体工事が必要になる場合もあります。
その場合は、施主の合意が必要になるため、勝手に工事が進められることはありません。
地盤強化費用が必要になった場合
余分に地盤強化が必要になった場合、追加費用が加算される場合があります。
こちらも解体費用と同じく、見積りに上乗せが生じる時には、施主の了承が必要になるため、無断で工事が行われることは通常ではありません。
途中で仕様の変更があった場合
例えば、設置する設備の仕様変更などが途中で生じた場合は、見積金額と最終支払金額との誤差が生じる場合があります。
ただ、この場合でも、双方間で了承を得てから工事が進められるのが普通ですので、無断で仕様変更されるようなことはありません。
このように、追加費用が発生するようなケースでは、施主に確認をとってから工事が行われるのが普通ですが、稀に許可無く施工を進めてしまいトラブルになっている業者の事例もあるので、慎重にきちんとやってくれる業者を選ぶ必要があるでしょう。
トヨタウッドユーホームの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
ここでは、トヨタウッドユーホームと、競合3社のハウスメーカーの坪単価や特徴をまとめてみました。
どこも住宅性能、デザイン、機能性に優れた注文住宅を提供していますので、参考にしてください。
イザットハウス 坪55~60万円
出典:イザットハウス
エアコン一台で家中の空調をカバーできる外断熱施工は、イザットハウスの強みです。
スタンダードなプランの「イザット35」以降すべてのプランに、換気システムや断熱サッシ施工、特殊な断熱材であるイザットボードによる外断熱が施されています。
イザットハウスのプランは、断熱性、気密性、省エネ性を全面に打ち出していて、住宅性能としては確かに信頼できる業者です。
特に住宅の寿命を長くする気密性脳は、他のハウスメーカーの住宅と比較してもトップクラスの性能があります。床下に取付ける除湿装置も標準の基本性能として提供されています。
クレバリーホーム 坪50~60万円
出典:クレバリーホーム
クレバリーホームの住宅は、1階と2階を強固に繋いで荷重をスムーズに逃がすSPG構造と6面の面材で建物を支えるモノコック構造を組み合わせたプレミアム・ハイブリッド構法が特徴的です。
地震に強い家として定評があり、地震を想定した実物大振動実験では、阪神大震災級以上の地震派を加えても、構造躯体の歪みや外壁の破損が確認されなかったようです。
商品は、「Vシリーズ」という名称のプランが、トップグレードモデルとして提案されていて、基本仕様に自由設計を組み合わせるセミオーダー系の注文住宅として販売されています。
セルコホーム 坪55~65万円
出典:セルコホーム
デザイン性、機能性の高い、カナダの輸入住宅を提案しているのがセルコホームです。
気高さや存在感のあるヨーロピアンスタイルや、カナダ西海岸のガーデニングシテイをイメージしたデザインなど、幅広いデザインのラインナップから選ぶことが出来ます。
耐久性や耐震性、気密性や断熱性など、住宅性能に関わる部分についてもクオリティが高く、厳しい自然環境のカナダで生活することを想定して作られる世界水準のクオリティが保証されています。
まとめ
今回は、トヨタウッドユーホームのプランの特徴や坪単価、競合他社のサービス比較を紹介してきました。
注文住宅ならではなの規格化プランに縛られずに、自由設計でオーダーを組み合わせられるのがこのメーカーの魅力だと感じます。
ここで紹介したプラン以外にも、他にたくさんの企画がありますので、気になる人は公式ホームページを確認してみてください。