蔵のある家で有名なミサワホーム。28年連続でグッドデザイン賞を受賞するなど商品の開発力に優れています。
木質プレハブ工法が売上の9割を占めていますが、重量鉄骨造も扱っています。ミサワホームの販売方法は他のハウスメーカーとは違い、自動車業界と同じようなディーラー制を採用しています。
つまり、ミサワホームは商品開発や部材供給、宣伝広告に集中し、設計や施工、営業などは全て代理店が行います。
それぞれの代理店は経営方針や技術力にも差があるようで、ミサワホームで家作りを検討する場合は会社の評判だけではなく、代理店の評判も入念にチェックする事が必要になります。
ミサワホームの木質プレハブ工法は、構造的には床・壁・天井の面で分散させるモノコック構造を採用しています。切接合部は接着剤とスクリュー釘で接合しているので耐震性はかなり高いと言えます。
ミサワホームの過去3年の坪単価の推移(2014・2015・2016)
年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 |
平均単価 | 2,677万円 | 2,712万円 | 2,728万円 |
平均坪数 | 37.2坪 | 37.1坪 | 36.8坪 |
坪単価 | 72.0万円 | 73.1万円 | 74.1万円 |
上記に示すデータは、住宅産業新聞に発表されている実際に家を建てた人の支払額の平均坪単価となります。
平均単価は増加傾向で、平均床面積が徐々に小さくなっているので、坪単価は上昇傾向にあります。どこのハウスメーカーも坪単価が増加傾向にあり、ミサワホームも同じ動きをしているようです。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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ミサワホームの坪単価の内訳は?
実際の支払い価格は坪75万程度ですが、そのうち建物本体価格は坪平均60万円程度といわれています。この価格に含まれる費用は以下の通りです。
・設計・コーディネイト費用
・断熱材費用
・断熱サッシ・断熱ペアガラス費用
・外壁塗装費用
・屋根瓦費用
・2階床防音工事費用
・太陽光発電費用
・床暖房工事費用
・建物オプション工事費用
建物本体価格以外の相場は坪15万程度です。以下、主な内訳です。
・建物確認申請費用
・長期優良住宅登録費用
・屋外給排水工事
・地盤改良費
・照明器具工
・カーテン工事
・土地整備工事代
・エクステリア
ミサワホームのラインナップから見る坪単価
ミサワホームのラインナップは以下のようなっています。
鉄骨3階建『CENTURY(センチュリー)』 70~90万円
出典:ミサワホーム
センチュリーは木材を多く使用した家になっており、2階建て住宅がメインになっています。温かみのある家が多くなっていますし、和の感じを醸し出している日本人向けの住宅だと言えるでしょう。
家は比較的広くなっており、庭を広くしているのも特徴です。自然と一体化しやすいのは、木材をふんだんに使用している和風の住宅だからでしょう。家族で済むのに適していますし、昔のように味のある住宅と、現在の最新技術を融合させた商品になっています。
鉄骨3階建『HYBRID(ハイブリッド)』 70~90万円
壁材にはニューセラミックを用いており、強靭で堅固な鉄骨の住宅が特徴なのが、ハイブリッドという商品です。
ハイブリッドはラーメン構造という技術が用いられているので、災害にも強くなっています。日本は地震や台風などが多く、弱い構造の家ではすぐに破損してしまうため、このような優れた建築技術が培われていったのです。
ニューセラミックというのは高層ビルにも用いられているので、丈夫であることは立証されていますし、安全で快適に生活することができるでしょう。
木造平屋建『SMART STYLE(スマートスタイル)』 55~70万円
最近の日本は、狭い土地にたくさんの住宅を建てる傾向にあります。狭い土地は価格も安いですし、家族が減っている現在に適しているので人気があるのですが、ミサワホームでもスマートスタイルという商品があり、狭い土地でありながら自由にカスタマイズできる自由度の高い家を提供しているのです。
木材をふんだんに使用しており、高度な技術を使って建設されています。名前の通りにスマートな住宅が特徴で、1人暮らしや夫婦2人の生活に適しています。2階建て住宅がメインですが、平屋も存在しています。
木造2階建『INTEGRITY(インテグリティ)』 70~90万円
インテグリティは木質パネル工法という技術で建設されている住宅で、2階建ての建物がメインになっています。
自然が豊かな郊外や地方向けの住宅ではなく、都心向けの住宅だと言えるでしょう。比較的狭い土地で建設されることが多く、庭を大きく取ることが難しいため、中庭を設けるのも特徴の1つです。
家の形もきれいな四角形になっているのが一般的で、デザインに凝っている商品です。どの角度から見ても美しくなるように工夫が行われているので、人気の商品になっています。
木造2階建『MJ Wood(MJウッド)』 50~70万円
MJウッドは名前の通りに木造住宅になっています。木造住宅はシックハウス症候群を防ぐことができますし、長持ちすることでも知られています。
特に日本家屋はかなり長持ちするのですが、火災に弱いという弱点がありました。特に最近は地震が多く、地震が原因で火災が発生することもあれば、家が倒壊してしまうこともあります。
MJウッドは木造ながら燃えにくく工夫されていますし、最先端の技術で耐震構造になっているので、快適で災害に強い木造住宅だと言えるでしょう。
木造2階建『MISAWA WEB DIRECT(ミサワウェブダイレクト)』 70~90万円
家族が少なくなってきており、不景気や増税で生活が苦しくなっている現在では、狭い土地に小さな家を購入する人が増えています。
そんな住宅を提供している商品がミサワウェブダイレクトです。30坪の土地を30代で購入すると宣伝しているので、小さな家であることがわかるでしょうが、駐車場が完備されているのが特徴だと言えます。
そのため、駐車場の料金を支払う必要はありません。2階建ての家にロフトが併設されているので、思っているよりも広く感じるでしょう。
木造3階建『GENIUS』 70~90万円
木造建築と周辺の自然環境に配慮した住宅がジニアスという商品です。2階建て住宅になっているのが一般的なのですが、屋根裏部屋が設けられている商品もあります。
2世帯住宅や3世代住宅にも対応しているので、昔のように大家族で一緒に生活したいと考えている人には最適でしょう。
土地もある程度広く設けられている傾向にありますが、ある程度狭い土地であっても対応しています。駐車場が完備されている商品もあるので、よく検討してみましょう。
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ミサワホームの坪単価が上がるオプションは?
『MISAWA WEB DIRECT』で検索するとかなり詳細にオプションの料金を知る事ができるので個別具体的の詳細は省きます。ただしミサワホームで家を作るなら蔵は必須だと言えるので蔵について言及します。
蔵の費用は100~200万円
出典:蔵のある家
30坪の2階建て住宅で1階と2階の間に蔵を設けると、おおよそ100~200万の費用がかかります。ここでちょっと税金の話になるのですが、一定の条件を満たせば蔵は固定資産税の対象になりません。
その条件とは、蔵の面積が、蔵を設置する階の床面積の1/2未満で、天井高が1.4m未満であることです。つまり税金上は家の外に蔵を作っているとみなされます。ちなみに、住宅の収納は延べ面積の20%とる事が推奨されています。
100㎡の家であれば20㎡は収納を作る必要があるので、残りは80㎡です。しかし20㎡の蔵を作れば残りの100㎡は収納が無くても不自由しない事になります。
要約すると、蔵はお金がかかるけれども、その分残りの面積を有効に使えるし、税金も安いという事です。小さな土地で容積率の制限がある場合や、節税しながら面積を増やしたい人に蔵はもってこいと言えます。
ミサワホームの坪単価に地域差はあるの?
主要ハウスメーカーの住宅建築費は地域によって下記の通り差があります。ミサワホームのデータは公開されていませんが、おおよそ同じ様な傾向があると推測されます。
ただし、先述したとおり、ミサワホームはディーラー制を採用しているので代理店によって価格差があります。代理店の経営方針や売上目標によって大きく変動するので地域別の口コミを確認する事をお勧めします。
全国平均
敷地面積239.3㎡、住宅面積39.0坪、建築費3,186万円、坪単価81.6万円
首都圏
敷地面積173.2㎡、住宅面積38.5㎡、建築費3,460万円、坪単価89.8万円
近畿圏
敷地面積199.6㎡、住宅面積38.8㎡、建築費3,276万円、坪単価84.4万円
東海圏
敷地面積236.1㎡、住宅面積40.1㎡、建築費3,345万円、坪単価83.4万円
その他
敷地面積283.6㎡、住宅面積38.9㎡、建築費2,976万円、坪単価76.5万円
ミサワホームの契約前見積もりと最終支払額の差は?
ミサワホーはディーラー制を採用している事はお話ししましたが、契約前見積もりと最終支払額の差に関しても、代理店の考え方の違いが大きく影響しています。ただし、会社全体として、割引率がかなり高いという特徴があります。
10%から15%は標準的に値引きが入るようです。この値引きの交渉をいつ行うかでも大分変ってきます。
始めの方に値引き交渉をすると追加オプションを迫られるので、『MISAWA WEB DIRECT』でオプションの値段を検索しておき最後の最後で値引き交渉を行う事が得策です。
ミサワホームの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
三井ホーム
平均単価4,000万円、平均床面積41.6坪、坪単価96.1万円
パナホーム
平均単価3,549万円、平均床面積43.4坪、坪単価81.8万円
ヤマダエスバイエルホーム
平均単価2,784万円、平均床面積37.8坪、坪単価73.6万円
ヤマダエスバイエルホームと同程度の坪単価となっています。大手ハウスメーカーの中では一番坪単価の安いハウスメーカーという事ができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。ミサワホームはデザインがとても洗練されていてオシャレ好きにはもってこいのハウスメーカーです。節税効果のある蔵や、ディーラー制を採用している特徴をフルに活用して理想の家作りができる事を願っています。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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