出典:メープルホームズ
メープルホームズは輸入建材の総合商社、サンタ通商に1986年に設立された輸入住宅部門です。
高品質な輸入住宅にこだわり、何よりオリジナリティ溢れる日本メーカーでは見られないスタイリッシュな住宅を提供しています。
職人技を活かした風合いのある建材、心地よい感触の自然素材など好みの合う方にとっては非常に満足度の高い住宅でしょう。
フランチャイズ方式で全国展開しており、輸入住宅をご検討の方は一見の価値があるでしょう。それでは気になる坪単価を見てみましょう。
メープルホームズの過去3年の坪単価の推移(2015・2016・2017)
年代 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
坪単価 | 50万円 | 50万円 | 50万円 |
坪単価は坪50万円からで大きく変化はしていないようです。
輸入住宅で近年と円安傾向の中、価格の上昇が無いのはなかなか善戦していると思われます。これはサンタ通商という輸入商社の長年の実績が大きいと思われます。
やはり輸入住宅メーカー単独で資材価格のアップダウンを吸収するのはなかなか難しいものがあり、商社などの親会社の取引量によってフォローされるメーカーの優位性と言えるでしょう。
それでもブルースホームのように、親会社があっても値段を上げるケースもありますので、輸入住宅を検討される際は価格は流動的と考えておく方が無難です。
そもそも輸入住宅の坪単価はお客様に対して約束するものではなく、その時点で仕入れる材料で希望の家を造った場合の総額を坪数で割ったもので、目安と捉えておく必要があります。
時期や作る家で大きく変動し国内メーカーの坪単価とは意味が違いますので注意しましょう。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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メープルホームズの坪単価の内訳は?
メープルホームズの坪単価はキッチン、バス、1,2階トイレ、洗面所それぞれ1カ所ずつが含まれた建物で目安の金額を出しています。
一方で別になるのは主に以下のものです。
・仮設工事(工事用の電気、水道、トイレ、足場)
・設計料
・外部給排水工事
・浄化槽(必要な場合)
・各種申請料
・登記関係
・銀行諸費用(ローンを組む場合)
こちらはメープルホームズだけでなく多くの住宅メーカーでも坪単価に含まれていません。
しかし最近増えてきているコミコミ価格のローコストメーカーは、この中のいくつかが坪単価に含まれていますので、検討する際は住める状態での総額で検討することが重要になります。
メープルホームズのラインナップから見る坪単価
ニューヨークスタイル 55万円~68万円
レンガを多用しアーバンな中にも懐かしさが同居したスタイリッシュなモデルです。
内外共に石やコンクリート、レンガなどで無機質感を出しながらもアーティスティックであるというニューヨークらしいテイストを盛り込まれています。
コンテンポラリースタイル 52万円~80万円
リゾートチックな安らぎと清潔感、スタイリッシュさを兼ね備えたモデルです。
シンプルでありながらポイントでビビットからーを入れる事で、よりプレミアム感を演出しています。
ゲストハウス的なイメージは日本のメーカーには無い発想かもしれません。
フレンチスタイル 52万円~70万円
フランスの片田舎をデザインコンセプトにした、オシャレでありながら暖かみのあるモデルです。
漆喰の壁や独特の瓦屋根など古くから使われている本物の天然素材を取り入れ、飽きのこない住宅に仕上がります。
パリのアパルトマン 55万円~70万円
パリの街並みに感じる歴史や人、自然の美しい空気感を持ち込んだ住宅です。シンプルでありながら家具や調度品が活かせるキャンバスのような内装。
そして外装も極力装飾を抑えながら格子入りで縦長のフレンチ窓など、ポイントはしっかり押さえてあります。
赤毛のアンの家 55万円~70万円
名作「赤毛のアン」の舞台となったプリンスエドワード島の、古きアメリカの片田舎にある住宅を模したモデルです。
美しい自然を舞台とした物語らしく、内外共にナチュラルな素材感を活かした住宅です。
北欧スタイル 52万円~65万円
ノルウェーやスウェーデン、デンマークなどの北欧はオーロラや森など美しくも厳しい自然に囲まれた国々です。
そのなかで育まれた住宅はシンプルでありながらデザイン性が高く、しかも家族が集う暖かみのある住宅が特徴です。
ケープコッド 50万円~63万円
アメリカの北東部に位置するケープコッドはシンプルで手作り感のある、愛らしいデザインが特徴です。
無駄な装飾がなく自然に溶け込む独特のテイストを持ったモデルになっています。
サンタフェ 58万円~75万円
アメリカのニューメキシコ州の州都サンタフェは「アメリカの宝石」と呼ばれ、スペインやメキシコの文化も入り交じった美しい街です。
その住宅は暑く乾いた気候に合った開放的なデザインで、芸術性も非常に高くなっています。
イングランドスタイル 60万円~75万円
イギリスの歴史と伝統が醸し出す、重厚であり奥深さを感じる素敵なモデルです。
レンガや素材感のある屋根瓦、壁を覆うフレームなど装飾の多いデザインで、根強いファンを持つヨーロピアン輸入住宅の定番です。
ティンバーフレーム 65万円~100万円
内張りを使わないで内部の木材の梁や柱などを見せる造りで、ふんだんに使われる材料が他には無い室内空間を演出しています。
中世ヨーロッパより伝わる工法で、漆喰やレンガを組み合わせるとより重厚感と味わいが増します。
アーツ&クラフツ 60万円~80万円
職人が丁寧に一つずつ作り上げる、がコンセプトのクラフトマンシップ溢れるモデルです。
自然と融合し素材感をたっぷりと活かしながら造りはしっかり実用的であり、永きに渡って普遍の価値を持つ住宅です。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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メープルホームズの契約前見積もりと最終支払額の差は?
これはメープルホームズに限らないことですが、注文住宅はその自由度から追加の歯止めを無くをしてしまうと、最終支払額に大きな差が生まれてしまいます。
予算に余裕がある場合は良いでしょうが、限られた予算内に納めたい場合は注意が必要です。
特に輸入住宅の場合は標準が決まっておらず注文次第で追加がいくらでもできますし、また外装の装飾や内装の素材に多くの選択肢が用意されています。
特にデザインやこだわりがあって輸入住宅を選ぶ方がほとんどでしょうから、しっかりした資金感覚を持つことが建てる側にも求められます。
一生ものだから、と求めるがままに追加をすれば特に輸入住宅は天井知らずで価格が上がって行きます。
そこで予算オーバーを生まないためにも、しっかりと契約前に密な打ち合せが必要です。
他の住宅メーカーと同様にフランチャイズ形式の場合はその加盟店によって出来が大きく変わることもあるので、契約前の打ち合せにどれくらい熱意を持って取り組んでくれるかを比較検討の一つの尺度にしてみたらいかがでしょうか。
メープルホームズの坪単価が上がるオプションは?
前でお話しした通り輸入住宅はその時々で金額を計算するので標準、オプションが決まっていません。
ご希望の家の為に材料を集めて作るといくら、という金額の出し方になります。そこでここでは同社で人気があり、金額がある程度かかる工事と目安金額を紹介しておきます。
吹き抜け 50万円~
ショールームでも多用されており、実際に取り入れている方も多いと思います。
広さで価格が大きく変わるのと、広い範囲を施工すると冷暖房に影響するので注意しましょう。
テラスデッキ 50万円~
赤毛のアンの家を筆頭にアーリーアメリカンデザインの住宅では象徴的な外装です。
こちらも当然ながら大きさで価格が変わるのと、将来的な防腐のメンテナンス方法をしっかり確認することが重要になります。
メープルホームズの坪単価に地域差はあるの?
材料費はメープルホームズ本部が仕入れますので、時期による価格差はありますが地域による差は基本的にありません。
一方でフランチャイズ方式のため、施工店による工事費の違いが発生します。
特に人件費、諸費用ともに高めで、しかも近年上昇傾向にある東京エリアは坪当たり5~10万円程度予算に余裕を持たせておいた方が良いでしょう。
メープルホームズの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
ブルースホーム 坪45万円~
新潟から福岡まで全国に21店舗を展開しているフランチャイズ方式の輸入住宅メーカーです。
価格帯もメープルホームズに近く幅広いデザインラインナップも同じなので、競合しやすいと言えるでしょう。
アメリカンスタイルからチューダー風、南欧風、など多くのテイストを揃えている上に、細かな注文にも応じてくれますので、比較するにはもってこいと言えます。
セルコホーム 坪40万円~
カナダの輸入住宅を全国で販売しているメーカーです。
カナダにこだわった輸入住宅なので好みは限られるかもしれませんが、アーリーアメリカンなどは近いものがあるので、検討中の方はこちらも見てみると面白いかもしれません。
こちらもフランチャイズなので、加盟店の対応や施工能力をしっかり確認することも大切です。
アーデンホーム 坪40万円~
山梨県に本社を置き全国展開をしている輸入住宅メーカーです。基本的に企画住宅(変更も可)とすることで、非常に安価に輸入住宅を提供しています。
スタートの坪単価は他の輸入住宅メーカーと違いがないように見えますが、他社がフリープランのため追加費用が比較的多くかかるのに対し、価格アップが少ないのがメリットです。
安心感を取るか、満足度を取るかの悩ましい選択になるでしょう。
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