今回は、独自に調査した主要な住宅メーカー10社の平屋の坪単価を一覧にして公開したいと思います。
こちらを参考に予算をしっかりチェックして頂ければ、無理のない金額の平屋が建てられる住宅メーカー選びにとても役立つはずです。
しかもこれならいちいち住宅メーカーに聞かなくて済むので楽チンですよね。
ただ坪単価にはちょっとした見方の注意点があるので、あわせてこちらも目を通してみて下さい。(詳しくはこちら)
また今回は坪単価一覧のあとに平屋のコストを抑えるテクニックと、後悔しない平屋を建てる秘訣も書いてありますのでぜひ最後までご覧になって下さい。
ハウスメーカー10社の平屋の坪単価を比較!
業者名 | 商品 | 坪単価 | 特徴 |
積水ハウス | 里楽 | 70~90万円 | 1つのフロアを広く取っているという特徴があります。木造になっているので、木のぬくもりを感じられるのが人気です。田舎向けの住宅だと言えるでしょう。 |
積水ハウス | 平屋の季 | 80~100万円 | 鉄骨の場合には洋風の家にするケースが多いのですが、和の雰囲気が出ているのが特徴です。鉄骨ということもあり、断熱性に優れた家になっています。 |
ダイワハウス | xevoE | 53.9万円~ | 以前は天井が低かったのですが、現在では同じような天井高になっています。断熱効果や遮音効果は若干低いですが、その分価格が抑えられています。 |
ダイワハウス | xevoGranWood | 49.2万円~ | 地面からの冷気を遮断できるので、比較的断熱効果は高いと言えるでしょう。純国産の素材を用いているので、品質もかなり高くなっています。 |
ミサワホーム | スマートスタイル | 55~70万円 | 狭い土地であっても自由度が高くなっており、自分で設計をしたいという人に向いています。木材をたくさん用いており、快適に生活できる平屋です。 |
住友林業 | GRAND LIFE | 80万円~ | 周りの風景に溶け込みやすい住宅です。庭を広く取っているのが特徴で、ガーデニングや簡易的な園芸などを楽しみたい人にはぴったりだと言えるでしょう。 |
セキスイハイム | グランツーユー | 70~80万円 | 本来は2階建ての住宅なのですが、平屋にも対応している商品です。木造建築になっているので、とても落ち着いた雰囲気の家だと言えるでしょう。 |
セキスイハイム | ドマーニ | 70~90万円 | こちらも平屋に対応している商品ですが、屋根の形から太陽光発電の導入に適しています。他にも鉄骨で平屋に対応していて、坪単価の安いクレスカーサ、スタイリッシュな作りが特徴のハイムbjもあります。 |
パナホーム | カサートプレミアム | 98万円~ | 平屋だけではなく、2階建ての住宅や二世帯住宅にも対応している商品です。換気システムや空調システムを導入しているので、空気清浄機能に優れています。 |
三井ホーム | モアストーリー | 60万円~ | 高齢化の時代に合わせているので、バリアフリーになっているのが特徴です。ドアの幅も広くなっており、掃除がしやすい住宅になっています。 |
スウェーデンハウス | アルム | 80~90万円 | 三角になっている屋根が主な特徴なのですが、和風というよりも欧州風になっていると言えるでしょう。おしゃれでかわいらしい住宅として人気があります。 |
アイフルホーム | AYA | 48万円~ | 部屋の見通しがよくなっているので、子供や要介護者がいる家にとっては最適でしょう。ワンフロアになっているので、掃除もしやすく快適に生活ができます。 |
レオハウス | 大人気の家COCO | 45万円~ | 2階建て住宅と平屋に対応している商品です。自由設計なので自分の好きな家を建てたいという人には向いています。テーマ別にセレクトすることも可能です。 |
レオハウス | 大人気の家COCO life | 41万円~ | こちらの商品も平屋に対応しています。多数のオプションが存在しており、自由に選択できる楽しさがある住宅です。価格もお手頃になっています。 |
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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平屋の魅力とは?予算オーバーに注意!
みなさんは平屋にどんなイメージをお持ちですか?
夫婦2人のコンパクトな家でしょうか?あるいはご年配の方の老後の家というイメージもあるかもしれませんね。
しかし最近は、若い子育て世代の方々にも平屋が見直されてきています。
例えば平屋は同じ階に子供部屋があるので、お子さんと顔を会わせる機会が多くなるというメリットがあります。
2階建てのリビング階段と同じ効果ですね。
コミュニケーションが取りやすい上に、部屋が近いので中の雰囲気を感じ取ることもできます。
また2階建てだとどうしても面倒になりがちな上の階の掃除ですが、平屋だと同じ階で一気にできるので忙しく家事をされている方には助かるポイントでしょう。
もちろん重い荷物を持って階段を上がる必要もなく、家の中に高低差が少ないので老後も安全という点もあります。
ただ一方で平屋は高いという話しを聞いたことがあるかもしれません。
意外に思われるかもしれませんが、実際に材料費や作る職人さんの手間などは平屋のほうが多くかかります。
せっかく使いやすい平屋を建てても、予算オーバーになり支払いで毎日の生活が苦しくなってしまっては意味がありませんよね。
平屋は2階建てと比べると費用が高い?
こうして見て頂くと高いところと安いところでは倍近くも違いますから、坪単価が本当に幅があるのがわかりますね。
平屋は全体的に高い印象がありますが、実際のところはどうなのか詳しく見てみましょう。
平屋の費用相場は?
平屋の相場は大手メーカーの場合、同じ会社の2階建てより平均で坪辺り5~10万円プラスが相場になります。
中でも平屋専用モデルなどはまだまだ年配の方向けのイメージが根強く、資金的な余裕を見越して価格設定が高めになっています。
しかしローコストメーカーの場合は購買層を意識してか、2階建てに比べ5万円未満のプラスが一般的です。
またローコストメーカーの中には若い世代向けの平屋のモデルを出しているメーカーもあり、そちらは2階建てと坪単価が同じか1~2万円程度のアップと手頃な設定になっています。
2階建てより高くなる理由は?
なぜ同じ坪数の建物でも平屋の方が高くなるのでしょうか。これは平屋の方がコストがかかる屋根と基礎が多くなるからです。
例えば
1,2階とも同じ20坪ずつ合計40坪の総2階の家
1階が30坪、2階が10坪のやはり合計40坪の家
これを比べて頂くと平屋の方が屋根、基礎が多くなります。
他にもジョイントや防水など細かい材料や大工さんの作る手間が増えるため、どうしても原価は上がってしまいます。
ローコストメーカーが安くしているのは、建てるのが若い方が多いので価格を上げにくいという事情があるからで、コストがかかっていることに変わりはありません。
平屋は高価で手が出ない?
坪単価は高くなるということは、平屋は手が出ない高価なものなのでしょうか?実はそうとも限りません。
平屋は当然ですが階段と階段ホールが必要ないので、2階建てと同じ部屋数と広さの家を造ってもトータルの坪数が小さくて済むケースがよくあります。
もし平屋にすることで2階建てより3坪小さく作ることができれば、例え平屋の方が坪単価で5万高くても同じ総金額になります。
坪単価50万の2階建て×33坪=1650万
坪単価55万の平屋×30坪=1650万
このように平屋と2階建てとの坪単価に差があってもうまく間取りを設計できれば、現実的な金額になりで十分手が届くことになるのです。
平屋の建築費を安く抑える3つのテクニック
ではせっかくなので平屋のコストを抑える、具体的なテクニックを詳しくお伝えします。メリットの多い平屋ですからなるべく上手に工夫して、お得に建てられるようにしましょう。
廊下レスで無駄のないスリムな間取りに
まず第一はリビングや玄関ホールから廊下を通ってそれぞれの個室へ、という従来の考え方に捕われず極力廊下を無くしてみましょう。
リビングから全ての部屋へアクセスできるようにしたり、玄関ホールも最小限ですぐにリビングのドア、とすれば面積を削減できる上に家族の顔が見える間取りになります。
もちろん脱衣室やトイレからそのままリビングというわけにはいかないので、そこには最小限の廊下を作りましょう。
住んだことがある方はわかると思いますが、マンションなどはリビングに面して寝室や子供部屋のドアがあり廊下は極端に少なくなっています。
これは都市部の住まいの省スペースの為の工夫ですが、それらを取り入れれば上手にコストダウンが可能です。
屋根裏部屋でコストと税金をカット
次に平屋の大きな屋根を活かして屋根裏部屋を作ってみましょう。
先ほど平屋は2階建てに比べ屋根が大きくなり坪単価が上がるとお話ししましたが、それを逆手に取るのです。
たっぷり取れる屋根裏をお子さんの収納部屋にすると1階の坪数削減につながります。
もちろん屋根裏部屋のオプション費用がかかりますが、たいていは1階で同じ面積の収納を作るより安く済みます。
また天井が低い屋根裏部屋は固定資産税の対象にならないので、節税のメリットもあるのです。
ただしポイントはお子さんのためのスペースと割り切ることです。屋根裏部屋にはハシゴか階段で上がりますが当然年を取ればつらくなります。
ですのでお子さんが家を出るまでの荷物用と考え、夫婦の収納は1階にしっかり確保するようにしましょう。
家の形で金額が変わります!
実は家は上から見た時に凹凸のない真四角の形が最も金額が安くなり、広告などに出ている坪単価はこれをベースにしています。
逆に凹凸が多いとその部分の材料費や作る手間代がかかるので、金額がプラスアルファになる住宅メーカーもあるのです。
しかし平屋の場合、日当りを取るためにL字型やコの字型の間取りにすることも良くありますし、デザイン的にも凹凸のない真四角の平屋は公民館のような味気ないデザインになりがちです。
もし真四角でない平屋を希望される場合は、家に凹凸があっても割高にならない住宅メーカーを選ぶようにして価格アップを抑えると良いでしょう。
後悔しない平屋を建てるには?
平屋のメリットを最大現に活かしながら手頃な価格で、後悔しない家づくりをする最重要ポイントはズバリ間取りです。
どれだけ平屋であることのメリットを取り入れ、デメリットを打ち消す間取りができるかにかかっているのです。
これまでお話ししてきたこと以外にも
・日当りの悪い部屋が出やすいので外形や中庭、天窓などの対策を検討する
・平屋は土地を大きく使うので、2階建て以上に配置や駐車スペース、動線を考慮する
などなどチェックポイントは無数にあります。
そこで平屋を検討する場合はなるべく多くの住宅メーカーに間取りの提案をしてもらうことがとても大切です。
たくさんの平屋の間取りを見ることで多くのノウハウや注意点に気付けますし、自分たちはどういう平屋が希望なのかも整理することができます。
しかも住宅メーカーによって平屋の実績は結構差があるので、間取りを並べてみることで住宅メーカーの平屋の設計力を一目瞭然で比べることもできます。
また自分で間取りを考えたい方は手元に提案された間取りをたくさん揃え、それを見ながら考えた方が失敗がありませんしいいとこ取りができますよ。
しかし現実的には気になる1社1社と間取りの話しをしていくのは、大変な労力と時間が必要になります。
忙しい方や小さなお子さんのいるご家庭はなかなか難しいですよね。
タウンライフ家づくりを活用する
そこでオススメなのが「タウンライフ家づくり」というサイトです。
ここは全国約600社の住宅メーカーの見積りと間取りを、一括でネット申込が出来るようになっている便利なサイトです。
予算や間取りの希望なども伝えられるようになっているので、時間のない人はこういったサイトを上手に使って効率よく検討材料を集めましょう。
間取りが集められたら
間取りと見積りが集まりじっくり検討して絞り込みができたら、次はぜひ気になる住宅メーカーのモデルルームに足を運んでみましょう。
平屋が増えているとは言っても実際に建てた経験が豊富な会社は意外と少ないものです。
どんな実績があるかは比較する上で重要ですから、実際の平屋のお宅を見せてもらうのも良いですよね。
特に子育て世代の平屋の経験があるかはしっかりチェックしたいポイントです。
また実際に自分たちを担当する方との相性はとても重要で、契約に至れば長い付き合いになりますからぜひ会ってみましょう。
提案してもらった間取りを作った設計士さんと、打ち合せを担当する設計士さんが違う場合もあるので気になる方は確認しておきましょう。
モデルルームに行って話しを聞いてみると、ネットではわからないことがたくさん見えてきますよ。
ぜひ絞り込んだあとは行って、見て、話して、感じて、後悔のない家造りのパートナーを選ぶようにしましょう。