出典:四季工房
健康のために、化学物質が極力使われていない「天然木」の家を希望する人向けのハウスメーカーがあります。
四季工房というハウスメーカーでは、家を建てる土地の気候や環境にマッチしやすい地域木を仕入れて、職人が加工し柱と梁を組んでいきます。
今回は、木造住宅の建築技術に定評のある「四季工房」の2016年~2018年までの坪単価推移や口コミ評判、参考事例、特徴などについて詳しい情報をまとめました。
四季工房の過去3年の坪単価の推移(2016~2018年)
ここでは、四季工房の坪単価推移について、色々と調べた内容をまとめて解説しています。四季工房の住宅は、基本的にはローコスト住宅より価格が高いです。
ですが、天然素材を使った建材と加工技術ゆえの価格設定のため、「自然家を建てたい」「健康に良い家に住みたい」と考えている人にはおすすめです。
四季工房の坪単価は、50万円~65万円あたりが平均的です。
ローコスト住宅と比べると少し高めの設定ですが、大工職人が手刻みで加工を施し、天然木をしっかりと組んでいるため、この値段がするのでしょう。
ちなみに、過去2016年から2018年までの3年間の坪単価には、大きな変動はありませんが、「木組みの家」や「四季の家」がリニューアルされたことで、今後は少し坪単価に変動が見られるかもしれません。
設計が自由な注文住宅において、坪単価はあくまでも目安でしかありませんが、予算を想定する上で参考となる数字です。
間取りや設計を考える時には、予算オーバーにならないよう注意が必要ですので、ハウスメーカーの平均的な坪単価を調べて、大体の費用をイメージすることが大事です。
ちなみに、予算オーバーをしないためには、あらかじめ上限を設けた上でハウスメーカーに相談をすることです。
例えば、「3000万円以内の予算で建てたい」というふうに、金額を決めていくとメーカー側も具体的な提案がしやすくなります。
四季工房の商品ラインナップごとの坪単価
ここでは。四季工房が提供している、住宅プランのラインナップを紹介します。
どのプランも、自然木で出来た家がコンセプトになっています。シックハウス症候群を避けたい人におすすめの住宅ですので参考にしてください。
新・木組みの家 坪60万円~
四季工房の特色が色濃く出た、注文住宅プランです。外観や内装共に、自然木の美しさを全面に出した仕様デザインとなっています。
時間がたつほどに、味わい深い色味が出てくる自然木ならではの魅力を活かした住宅です。
設計上、基本的な仕様というものはありますが、オーナーの意向を取り入れたデザインにすることも可能です。
四季工房の設計チームが、オーナーのプランニングを徹底サポートしてくれます。他には、軒の出を深くする設計も特徴的です。軒の出を深くすることで雨水の侵入を確実に防ぎ、建物が長持ちしやすくなります。
あと、屋根に勾配も注目ポイントです。屋根に勾配を付けることで、リビングの天井を高く設計することができ、吹き抜け天井のような広々としたリビングを演出することができます。
新・四季の家 60万円~
平成26年に、四季の家から「新・四季の家」にリニューアルされたプランです。
外観デザインがシャープでスタイリッシュになったのと、窓の設計に工夫が施されることで採光性や風通しが向上しています。
外観は従来よりも軒の出を深くして、雨水が建物内に侵入するのをより防げるような設計になっています。
また、軒の出が深くなったことで、デザイン的に落ち着きのある外観になりました。おすすめの内装は、洋風モダンな感じの雰囲気で、モデルハウスとして展示場が用意されていますので、見学してみて参考にするといいでしょう。
四季工房の平屋プラン 坪50万円~
ビルトインガレージとウッドデッキテラスが特徴的な、おしゃれな平屋住宅。ガレージをリビングに隣接するように設計すれば、愛車を眺めながら憩いのひとときを楽しむことができます。
他には、ウッドデッキテラスもおしゃれな間取りのひとつです。リビング大きな窓を経て繋げれば、部屋に奥行を感じさせることができます。
他には外から見えない、インナーテラスを設けることもできます。想定坪数は25坪前後で、広ければ広いほど平屋のメリットを活かせます。
四季工房の二階リビングプラン 坪50万円~
リビングを2階に設けた少し変わった設計です。一般的にはリビングを1階に配置することが多いのですが、あえて2階リビングに。
1階には家族ののそれぞれの寝室が設けられた設計が、参考プランとして提案されています。
こうすることで、二階リビングから周囲の美しい風景を眺めることができるというメリットがあります。
このプランはどちらかというと、景観の良い立地に建てられる住宅向けのプランだといえるでしょう。
想定坪数は、1階と2階の面積を合わせて38坪で、それ以上の面積にも対応してくれます。
四季工房の評判、口コミは?事例を紹介
ここでは、四季工房の口コミ評判をピックアップしてまとめています。できるだけ具体的な内容が記載されているものを紹介していますので、参考にしてみてください。
クーラー要らずの快適な室内
四季工房は「手刻み、国産無垢材」が一番の売りなんでない?オラはそこに惚れ込んで建てたよ。
自然素材や無垢材を使用ってメーカーは最近多くなってきたけど、アメリカ材や東南アジア材だったりするからね?。
日本人が外国材で家建ててどーすんの?外国から木材運んでくるなんてぜんっぜんエコロジーじゃないな(笑)
オラは足かけ丸2年かけて四季工房に決定、この春に完成し住み始めたんだけど室内の空気がサラッとしていてめっちゃ過ごしやすい♪
クーラーなんて必要なし、窓開けて通る風と扇風機で充分快適♪
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/88092/1/
住み心地は快適、ただしお風呂場のカビ対策は必要
建てるまでなかなか決まらず時間かかりましたが、家には大満足です。
もう数年経ってますが、来た人からは玄関入ると木の匂いがすると言われます(住んでると慣れて感じなくなる)。
檜風呂は、壁は大丈夫ですが浴槽の外側などに黒カビがうっすら付いてしまいました。
もっと早く、入浴後の浴室乾燥を徹底すればよかったです(乾燥すると浴槽が割れるからと蓋を買わされたけど、それはいらなかった)。
最近の状況はわからないですが、以前建てた人は少なくとも住み心地には満足してる人が多いと思いますよ。
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/88092/48/
メンテナンスの目安が分かりやすい
点検とか修繕ってどれくらいの額がかかるのかっていう目安が公式サイトに書かれている。
そこは本当にありがたい。
修繕費とか貯めておかないといけないよ、なんて話耳にしますが
具体的にどれくらい費用がかかるのかっていうのが想像できないじゃないですか。
書いてあれば、びっくりしなくて済むし、良いなと思いました
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/88092/44/
夏は涼しく、冬は暖かい家
知り合いのお宅が、四季工房で建てました。
壁の中を空気が通ってると言う事で、夏は涼しく、冬は暖かいと絶賛しておられましたよ。
和の感じのお宅でしたが、日本の邸宅、、といった感じでした。
他のハウスメーカーよりは、ちょっとお高いようですが、光熱費を考えると、そうではないようです。
引用元:Yahoo知恵袋
エアパス工法を考慮した自由設計が可能
『四季工房』は完全自由設計です。
ただし、エアパス工法という建物内を空気を循環させる構造ですので、それが生かせる間取りの自由設計と考えた方が良いでしょう。
引用元:Yahoo知恵袋
四季工房のエアパス工法は素材ありき
地元に住んでいれば何かと評判を耳にするかもしれないですけど、 地元ではないとなかなか難しそうですね。
公式ページを見ていて気になったのがエアパス工法です。
「冬暖かく、夏涼しい」ではなく「冬は寒くない、夏は暑くない」との考え方で、 ちょっとは寒いし、ちょっとは暑いのだそうです。
あとは、自然に適応しながら生活するのだそうで、 建材も国産無垢材、自然素材を使っていることでもあるし、 健康的にはその方がいいのかなとも思えます。
でも、やはり冬は暖かく過ごしたいし、夏は涼しく過ごしたいのが本音かなぁ・・・
引用元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/88092/35/
評判、口コミまとめ
ここでは、四季工房に関する6つの口コミをピックアップしました。
全体を通してみると、化学物質を使わずに建てた自然木の家ですので、定期的なメンテナンスが欠かせません。その辺りを考慮した上で、依頼を検討する必要があります。
住み心地は良いという評判が多く、住宅展示場での見学もできますので、一度内覧してみるのがいいでしょう。
四季工房の特徴は?
ここでは、四季工房の注文住宅の特徴について、いくつか分かりやすくまとめてみました。
四季工房では、職人の手刻みで建材を加工して組み上げるスタイルで、これまでオーナーから高い評判を得てきました。
「建てる」から「アフターメンテナンス」までの徹底ぶりが、お客さんからの好評を得られる理由だと感じました。
年中快適な空間を維持する「エアパス工法」
エアパス工法とは、壁に施工する断熱材に空気層を設けて、エアパスダンパーで空気の流れをコントロールする工法です。
夏は、エアパスを通じて床下の冷気を取り入れて、小屋換気口から室内に滞留した熱気を放出することで涼しい空間をつくります。
冬は、太陽熱を取り入れてその暖気を部屋中に回して暖かい空間をつくります。これにより、エアコンの使用を最低限に抑えることができます。
また、湿気もコントロールでき、各部屋の温度差が解消されるため、ヒートショック現象の予防にも繋がります。
丈夫な国産材を使用、地域材を使って長寿命住宅を
四季工房が建てる家の柱や梁には、家を建てる場所の気候風土に馴染みやすい地域材が使われます。
地域材のような風土気候に合った木材を使うことで、長持ちしやすい住宅になるという考え方です。
住宅の柱や梁は大工さんの手刻みによって造られ建具も手作りです。天然木で仕上げた住宅の外装や内装は。時間が経つにつれて深い味が出ます。
また、壁にも天然素材の漆喰を使用しており、接着剤にも化学物質のボンドを使わず、にかわ成分の天然接着剤を使用します。化学物質を極力使わずに建てる住宅は、住む人に健康的な生活をもたらすでしょう。
耐震性の高い二重耐力壁構造
四季工房が建てる住宅には、一般的な住宅に使われる柱や梁の建材よりも太いものを使用し、さらには、耐震強度の高い「モイス」という建材を耐力壁として使用します。
これにより、柱と梁、壁面体の二重の骨組みで建物をしっかりと支えることができ、地震の揺れや台風の外圧にも耐えられる頑丈な家が完成します。
屋根には、重さが軽量なガルバリウム鋼板を使用しており、住宅の荷重を下げることで耐震性能を上げています。
他には、転倒防止のためできるだけ備え付けの家具を置かなくていいよう、造り付けの家具を設計して作ってもらうことができます。
生涯メンテナンスサポートで安心
家が引き渡されてから10年間の徹底点検が実施されるだけではなく、10年が経過した以降も、毎年一回以上、四季工房の社員が訪問点検を行ってくれます。
問題が生じている個所の修繕はOB特別価格で工事をしてくれますので、コストを抑えた修繕工事ができます。
家が引き渡されてからは、1か月目に点検が行われ、再度3か月目に点検が行われるときに、コンセントの不足や照明器具の不足、収納棚板の不足があれば無償で対応してくれます。
他にも、2年目以降の徹底点検では、塗り壁の隙間補修や玄関ドアの再塗装、ウッドデッキの再塗装を無料でやってもらえます。徹底したサポート体制は、オーナーにとって安心できる要素のひとつではないでしょうか。
まとめ
ここまで四季工房の坪単価、商品内容、口コミ、特徴などについて紹介してきました。
木の家と聞くと純和風の住宅を思い描きそうですが、洋風の内装も手掛けていますので、設計してもらえるデザインバリエーションは豊富です。
手刻みの家ということで坪単価は高めに設定されていますが、木造住宅のクオリティとしては最高ですので、それに見合った価格設定になっていると思います。