出典:アルネットホーム
埼玉を本社に置き、茨城・栃木・群馬のある北関東を中心に展開をするアルネットホーム。
坪単価が50万円前後という最も競合の激しいゾーンでどのように販売をしているかを中心にリサーチしました!
アルネットホームの特徴は?
出典:アルネットホーム
大賀建設が展開する注文住宅部門
北関東を中心に展開している注文住宅です。
高技術・高品質を謳っており、制振装置や換気システムなどを積極的に取り入れており、設計・営業・インテリアを分業にして専門性を高めた商談を可能にしています。
しかし、大手ハウスメーカーであればどれも当たり前のように実施しているため、オリジナリティーを感じることができませんでした。
他社のいいとこ取り?
“頭の良い子供が育つ家”や“家事のしやすい間取り”など、どこかで聞いたことのある宣伝トークが多かったです。
これらは決して悪いことではなく、開発費を抑えた商品展開ができ、諸費者にとってはメリットと言えるでしょう。
一方で開発施設や研究施設を持たないため、構造に関わる技術に関しては大手ハウスメーカーに比べ数歩遅れている印象を受けました。
しつこい営業はかけない
口コミで多かったのが「営業がしつこくない」という点でした。断りづらい雰囲気を作られたり、何度も何度も電話が来きたりすることはないそうです。
しかし一方で、見積もりをお願いしたのに届かない等の不満もあり、しつこくないのも度が過ぎると不愛想や手抜きと思われるので注意が必要かもしれません。
アルネットホームの過去3年の坪単価の推移(2015・2016・2017)
年代 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
坪単価 | 40~60万円 | 50~60万円 | 50~60万円 |
古い口コミを見ると40万円台のものが多かったが、ここ数年は低価格帯の商品展開はしていないようです。
理由は明確にわかりませんでしたが、東日本大震災後は建材や人件費の高騰で建築費が上がっていますのでその影響は間違いなくあるでしょう。
また、太陽光発電などの住宅設備の普及により、価格全体が底上げされている可能性もあります。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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アルネットホームのラインナップから見る坪単価
LOTUS(ロータス)
出典:アルネットホーム
完全自由設計かつ構造に関しては制震ダンパーを使用している商品です。
トモラクの家
出典:アルネットホーム
共働きの家族をコンセプトにして、家事動線・収納・子育てに対する間取り的解決を提提案している商品。
極暖の家
出典:アルネットホーム
北海道の断熱基準を標準仕様とした商品、窓を3層のガラスに変え家全体を断熱材で覆う仕様となっている。
ZEROの家
出典:アルネットホーム
太陽光発電とHEMS(ヘムズ)を組み合わせて省エネ住宅に仕上げた住宅。その他にもエコキュート・LED・複層ガラスなどがオプションとして選択可能。
RASSURE(ラシュレ)
出典:アルネットホーム
フルスペック住宅と謳っており、制震ダンパー・ウレタン断熱、複層ガラスなどのオプション品も盛り込んだ商品。価格帯としては高そうです。
FLAP(フラップ)
出典:アルネットホーム
平屋の商品展開。平屋にすることで屋根の面積が広がり、太陽光発電との愛称がいいです。
CLOLO(クロロ)
出典:アルネットホーム
1~2階の間にストック収納(蔵)のあるタイプの商品。ストック収納を実現するために天井高が高くなっている。
withわん!(ウィズワン)
出典:アルネットホーム
ペット同居型の商品。間取りはもちろんのこと、床材や扉もペット仕様にすることが可能です。
CUBE STYLE
規格化された商品.間取りや素材などに選択の余地はないが、その分コストを抑えることができるようになっています。
極暖の家 LIMITED(リミテッド)
出典:アルネットホーム
極暖のいう家のカスタムバージョンの商品。規格の間取りを元に自分流にカスタムをしていくことができ、コストも低減できます。
CREA STYLE
出典:アルネットホーム
標準クラスのカスタム商品。価格は標準のロータスより抑えられているでしょう。
上記、HP上の商品ラインナップは11種類と多めだが、家の構造体は同じで暮らし方のテーマ別に商品名をつけている状況です。
また、価格帯は坪50万円がベースとなり、そこに制振装置・無垢材・樹脂ガラスをオプションとしてどれだけ追加するかで金額は変わってきそうです。
ちなみに制振装置と無垢はそれぞれ坪+3万~5万ずつの上昇で、樹脂サッシなどは家全体の窓の変更で坪+2万程度の上昇だと思われる。
アルネットホームの坪単価の内訳は?
本体工事を10円単位で算出する良心的な見積もりでした。本体工事にはキッチン等の設備はもちろんのほか、他ではあまりないカーテンや照明の費用まで含まれていました。
よってアルネットホームの坪単価は他社よりも少し高く出やすいということになりますので、比較の際は要注意してください。
アルネットホームの坪単価が上がるオプションは?
先述のように、制振装置・無垢材・樹脂サッシなどがオプションと思われます。
40坪の家だとすると、上記3点をすべて付加すると坪10万程度上がる計算となるので、400万円程度あがると思われます。
また、太陽光発電は含まれていないためこちらも200万円程度追加でかかると思われるのと、大量の太陽光発電を置くために屋根を拡張し、その費用も200万円程度かかったという実例も見受けられました。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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アルネットホームの坪単価に地域差はあるの?
地域が限定されているため、価格差はありませんでした。
一部の寒冷地では、「北海道基準の家」という商品を展開しており、標準坪単価より5万円程度高くなるようです。その分冷暖房費が下がるのでお得という説明もありました。
アルネットホームの契約前見積もりと最終支払額の差は?
口コミだけの情報ですが、値引きに関して割と寛大とのことで、少し打ち合わせで足が出ても値引き対応してくださるそうです。そのせいか分かりませんが、理不尽に金額が上がったなどの意見は聞こえてきませんでした。
見積もりではなく、アフーターサービスの悪さを訴える施主が多かったです。連絡が来ないのは当たり前で、修理の対応も悪いそうです。
見積もりの金額が大きく変わることも問題ですが、契約ごと態度が大きく変わることも同じぐらい問題ですね。
アルネットホームの坪単価は高い?安い?競合3社と比較!
住友不動産
出典:住友不動産
住友不動産グループが手掛ける木造の注文住宅。価格帯が同じなためアルネットホームが展開している地域では最大のライバルとのこと。
相見積もりをすると値引き合戦になるらしく、それを狙っている方もいるそうです。実際、構造や内装、設備といった全てのカテゴリで住友不動産に軍配が上がります。値引で勝つ以外は厳しいのかもしれません。
アキュラホーム
出典:アキュラホーム
坪40万円台の木造住宅を提供しているハウスメーカー。価格帯はアルネットホームよりやや低い位置にあると言えます。そのため、アキュラホームにはない制震構造などを差別化の武器として使用してきます。
しかし、残念ながらアルネットホームの制震技術では、それを持たないアキュラホームと大差がつかず金額負けをしている事例が多いとのことです。
飯田産業
出典:飯田産業
坪50万円前後の木造住宅。アルネットホームと同様に北関東を得意としています。
設備や外観は正直見分けがつかないぐらい似ていますが、建物の構造にこだわりをより強く持っているのはアルネットホームだと思います。その点で、同価格帯であればアルネットホームに軍配が上がります。
メーカーが構造に力を入れているかはHPを見れば一目瞭然です。「住宅性能評価を取得しています」ときれいな字で書かれている場合は、大抵は力が入っていません。
凄いことのように見えてしまいますが、病院で「診察券を渡します」と言っているレベルの話です。
しかし残念なことに、アルネットホームも決して優れた構造体ではないので熱意を称えてという意味合いで受け取って頂ければ幸いです。
まとめ
性能を重視した大手ハウスメーカーか、安さを最大の武器にしている工務店か、、、、
この中間をいくのがアルネットホームのように思えます。今回口コミで最も競合が多かったのは各地の工務店でした。
大手ハウスメーカーが掲げる制震構造や高気密住宅などの性能面、そして長期優良住宅や耐震等級などの評価面をアルネットホームも取得しています。
しかし、性能面の精度や効果は決して高くなく、評価面も今や業界では当たり前になっており、優れているものとは年々言えなくなってきています。なので、競合相手はハウスメーカーではなく工務店という結果になっていると考察します。
約7割が10社以上の住宅カタログを請求し比較、検討してるのがその証拠(HOUSING by suumoより)。
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