ツーバイシックス工法とは?メリット・デメリットやツーバイフォーとの違いなど解説!

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住宅には性能が求められる時代になりました。ハウスメーカー各社は、こぞってハイスペック住宅を打ち出し、差別化を図ろうと必死です。

そんな中ツーバイフォー工法は、耐震性、気密性、断熱性に優れる工法として、脚光を浴びてきました。

既存のツーバイフォーから、さらなる性能の進化を求めて成長しつつあるのが、ツーバイシックス工法です。

構造材の厚みを1.5倍にすることで、断熱性能、耐震性能をさらに増し、ワンランク上の安心と快適を実現しています。

ツーバイフォーに比べると、ツーバイシックスを採用するハウスメーカーはまだ少数です。しかし、性能を求める現代においては、ツーバイフォーを知ると同時にツーバイシックスの知識も頭に入れておくのが賢明と言えます。

それではツーバイシックス工法について、ここから詳しくご紹介します。

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ツーバイシックス工法とはなに?

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ツーバイフォー工法は、2インチ×4インチの角材と構造用合板パネルを組み合わせて住宅を造り上げる工法です。

対して、ツーバイシックス工法はと言うと、2インチ×6インチの角材と構造用合板パネルを組み合わせて住宅を造り上げる工法になります。

ツーバイフォーもツーバイシックスも、同じ『枠組壁工法』であり、構造は同じです。枠組壁工法の特徴は、以下のようなものが挙げられます。

・地震に対して『揺れにくい』特性を持ち、耐震性に優れている
・構造用合板パネルの『面』で支える工法
・使用する角材が規格化されているため、コスト減になる
・北米がルーツの工法であることから、洋風の外観を得意とするハウスメーカーが多い

ツーバイフォーとツーバイシックスの違いは、主として使用する角材の厚みが4インチ(89mm)なのか、6インチ(140mm)なのかという点です。

ツーバイシックスでは角材の厚みが増しますので、それに比例して内外の壁の厚みも増します。その分、使用する木材も多くなり、壁の内部に入る断熱材もかさが増えます。

結果、角材の厚みの差から耐震性が増し、断熱材が増えた分は断熱性能が増します。住宅全体のエネルギー効率が良くなり、さらなる省エネ効果が期待できるのはもちろん、快適さも向上することは言うまでもありません。

ツーバイシックス工法のメリット

ポイント

①耐震性

ツーバイフォーを上回る、高い耐震性が期待されます。使用する木材が増えることから、ツーバイシックスの方が、より強固な造りと言えるでしょう。

地震の力が加わった際には、面全体に力が分散するため揺れにくく、優れた耐震性を発揮します。

②高気密、高断熱

こちらも、ツーバイフォーを上回る高い気密性、断熱性が期待できます。断熱材が多い分、断熱性、気密性が高くなるのに加えて、省エネ、防音などの付随効果もあります。

さらなる快適は、暮らしやすさに直結する重要なファクターです。

③施工精度に差が出にくい

こちらは、ツーバイフォーと同様です。

基本、角材にパネルを釘打ちして造り上げるため、施工には難しい技術を求められないと言われており、施工精度がほぼ均一に保たれます。

④工期が短い

こちらも、ツーバイフォーと同様です。

住宅一軒の工期は約4ヶ月となり、同じ規模の在来工法を建築した場合と比較すると、1~2ヶ月は工期が短くなります。

ツーバイシックス工法のデメリット

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①リフォーム、増築が難しい

ツーバイフォーと同様、リフォーム、増築等には適していない工法と言えます。

②日本の風土に合っていない

ツーバイフォーと同様、気密性の高さがデメリットになることも。もとは北米で生まれた工法のため、日本の高温多湿な気候にマッチしているとは言い難いでしょう。

③上棟までが長い

ツーバイフォーと同様、上棟までの雨対策は課題が残ります。

ツーバイシックスとツーバイフォーの違いは?

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①角材の大きさの違い

ツーバイフォーが主に2インチ(38mm)×4インチ(89mm)の角材を使用するのに対し、ツーバイシックスで使用するのは2インチ(38mm)×6インチ(140mm)の角材になります。その分、同じ住宅一軒を建てるのに使用する木材の量は、ツーバイフォーと比べて1.2倍~1.5倍にもなります。

②壁の厚み

幅の広い角材を使用することにより、壁の厚みはツーバイフォーの1.5倍です。

室内の壁にもツーバイシックス材を使用した場合、防音効果が高まりプライバシーが守られる一方、室内の有効面積は壁の厚みにより削られることになります。

また、外壁も同様の事が言えますので、同じ間取りならツーバイシックスの方が建物自体、一回り大きくなります。

③断熱性能

壁の厚みが増すことにより、断熱材も多く充填されます。ツーバイフォーよりも優れた断熱性能を発揮するのは、間違いありません。

④価格

使用する木材の増加、断熱材の増量により、ツーバイシックスの方が価格は高くなります。その差は、一軒あたりおよそ20万円~40万円程度です。

20万円~40万円あれば、例えば小屋裏収納をつけたり、リビングにワイドな窓を設けたりすることが可能となりますので、どちらが良いかはよく検討したほうが良いでしょう。

ただ、ツーバイシックスにすることにより、結果として省エネ性能もアップしますから、ライフサイクルコストを考えれば光熱費で取り返せるとも言えます。

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ツーバイシックス工法の坪単価の相場は?

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坪単価は、最低50~最高で80万円ぐらい見ておくと良いでしょう。

ツーバイフォーとツーバイシックスを比較した場合、使用する木材の量はおよそ1.2~1.5倍になります。

その分は当然、価格に反映されるため、同じハウスメーカーでツーバイフォーとツーバイシックスの価格を比較すると、坪当たり1万円前後、割高になります。

ツーバイシックス工法採用の主要ハウスメーカーは?

ツーバイシックスを採用するハウスメーカーは、まだ少数です。しかし、ツーバイフォーを扱うメーカーあるいは工務店であれば、今後ツーバイシックスをラインナップに入れる可能性は充分にあるでしょう。

以下では取り上げていませんが、ツーバイフォー工法で取り上げた三井ホームは、外枠にツーバイシックス材を使用しています。

その為、ツーバイシックスにも引けを取らない高い断熱性能を備えており、ツーバイシックスに近いツーバイフォーと言うことが出来ます。

ここでは、商品ラインナップに『ツーバイシックス工法』の名を掲げ、主力商品として取扱っている2社をご紹介します。

①一条工務店

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出典:一条工務店

年間建築棟数が常に上位の一条工務店。主力商品のiシリーズは、ツーバイシックス工法によるものです。

高気密、高断熱、全館床暖房、ZEH等、ハイスペックな仕様を全て標準としており、子育て世代を中心に高い人気を集めています。

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②住友不動産

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出典:住友不動産 注文住宅

マンション建築のノウハウを戸建てに活かし、近代的な建物を特徴としている住友不動産。工法による商品ラインナップの差は無く、好みのスタイルを希望する工法で建てることが可能です。

まとめ

よく、日本の住宅業界は『スクラップアンドビルド』と言われます。壊しては建てる、壊しては建てるの繰り返しということです。

しかし、地震大国でもある我が国において、すぐにスクラップとなるようなもろい住宅はふさわしくありません。実際問題、10年というスパンで見れば、日本全国どこかで必ず震災は起きているのです。

今後求められるべきは、耐震性の高い建物、地震に耐え、永きにわたって住み続けられる建物にほかなりません。法改正の歴史もその事実を立証しており、耐震性の見直しが行われる度に、法に基づいて建てられた建物がより強固になるよう、厳しい内容に形を変えていきました。

それを考えると、今後はツーバイフォーではなく、ツーバイシックスがスタンダードとなっていくべきではないでしょうか。

更なる性能、更なる進化を求めて。ツーバイシックス工法の今後に注目です。

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