記事内にプロモーションを含む場合があります。

木造住宅の寿命が30年は嘘?リフォーム費用を減らす上手な住み方、メンテナンス法!

7644cb01f62d44e4b2252e005f510c91_s

戸建住宅の大きな悩みとして『メンテナンス』の手間や難しさが挙げられます。

住まいがマンション等の集合住宅の場合は、庭の手入れも、外壁塗装も、屋根の葺き替えも必要ありません。

しかし、戸建住宅の管理はすべて自己責任です。『管理会社』や『大家』はいませんので、なにか不具合が起きた場合、自分達で調べて対応していくことが必要になります。

メンテナンスをおろそかにすると、住宅の寿命を縮めることにもなりかねません。しかし、適切なメンテナンスを行えば、寿命を延ばすことにもなるのです。

ここからは、木造住宅のメンテナンスについて詳しくご紹介します。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

木造住宅の寿命は?

890a560b7699c38e6622deba60b334ff_s

一般的に、木造住宅の寿命は30年とよく言われます。しかし、これは正確な数字ではありません。というのも、30年という数字は住宅を取り壊した際の年数を平均化したものだからです。

住宅を取り壊すには、様々な事情があります。もちろん、住宅が寿命を迎えたから取り壊すこともあるでしょう。

でも、実際には寿命を迎える前に建て替えたり、何らかの事情があって手放さなければならないといったケースも多々あります。

それらすべて含めて、取り壊した際の住宅の築年数を平均した値が30年ですから、実際には30年を越えても住み続けることができるのです。

木造住宅に長く住むコツやメンテナンスは?

43456c92f2f7a865f6c6fe3001cb59d8_s

日頃の掃除をマメに行う

住宅を長持ちさせる基本は、日々の掃除をしっかり行うのが第一です。毎日の積み重ねに勝るメンテナンスはありません。

車やバイクは、日頃から手入れをし、適度に走らせることが長持ちさせることに繋がります。住宅も同様で、小まめに掃除をすると同時に異常がないか点検をすることが、長持ちさせることに繋がります。

病気も虫歯も早期発見早期治療が叫ばれます。ほんの少しのクロスのはがれ、外壁の小さなヒビ割れをいち早く見つけることは、傷が広がるのを防ぐことになるのです。

定期点検を受ける

住宅は、適切な時期に保守点検を行うことで、寿命を延ばすことができます。外壁や屋根材の仕様、設備の仕様により適切なメンテナンス時期が異なりますので、以下を参考にしてみてください。

木造住宅の点検時期の目安は?

building-2762342_640

外壁

10~15年目のあいだ、20~25年目のあいだに点検、塗替えを行います。

サイディングの場合、継ぎ目やサッシ周りなど目地の補修も合わせて行いましょう。また、30年を目安に外壁の交換を検討しましょう。

屋根

スレート材:7~10年、20~25年のタイミングで点検、表面の塗装を行いましょう。葺き替えは30年が目安です。

ガルバリウム鋼板:10~15年毎を目安に、点検、表面の塗装を行いましょう。

瓦:塗装の必要はありませんが、10~15年毎を目安に点検を行いましょう。また、必要に応じて補修を行いましょう。

ベランダの防水

10年毎に点検を行い、必要に応じて防水シートの張り替え、補修を行いましょう。

内装

クロス

張替えの目安は約10年ですが、特に目立った汚れや損傷が無ければ張替えなくても問題はありません。

フローリング

半年毎など、定期的にワックス掛けを行うと良いでしょう。シート張りのフローリングについては、ワックス掛けの必要はありません。

点検は5年毎、必要に応じて補修を行いましょう。フローリング張替えの目安は約20年です。

水廻り

キッチン

ガステーブルや食器洗浄機などの設備は10~20年を目安に寿命を迎えます。

洗面化粧台

15年~25年を目安に、本体の交換を検討しましょう。

トイレ

10~15年で温水便座を20年~30年を目安として、便器の交換を行いましょう。

ユニットバス

20年を目安に、交換を検討しましょう。

給湯器

7~15年を目安として交換を行いましょう。

防蟻処理

新築時には防蟻処理を施しますが、5年毎に点検を行いましょう。必要に応じて再散布が必要です。

木造住宅はリフォームか建て替えか

7e5dc414a5aa8cfc587dad661a907ecb_s

ある程度の築年数が経過すると、家族構成等の変化により、リフォームを考える時期が訪れます。

リフォームに求められるのは、耐震性の強化、断熱性の強化、キッチンやユニットバス等の設備の交換、間取りの変更等です。

「住み慣れた我が家を次世代に託したい」「店舗併用住宅の店舗部分を使わなくなったので、二世帯住宅に」など、リフォームでしか叶わない夢もあります。

とは言っても、元の形が決まったものをどういじるかという話ですから、そもそも立地条件が気に入らなかったり、間取りに制約がある場合は、リフォームには適していません。

では、どのような住宅がリフォームに適しているのでしょうか。

リフォームに適した住宅の条件

立地条件に満足しているか

大前提として、今住んでいる土地がそもそも気に入っているのかどうかという点は、とても重要です。

利便性がよくない、あるいは狭小地であるというような場合、いくらリフォームをして設備や間取りが改善されても、根本的な解決にはなりません。

リフォームを検討するのであれば、改めて、立地条件を見直してみましょう。

リフォームに適した構造か?

リフォームを検討している住宅がツーバイフォーあるいはツーバイシックスの場合は、間取りの変更に際してかなりの制約を受けます。

また、軸組工法であっても、筋交いが入っている壁は取り払うことが出来ないなど、一定の制限はあります。今住んでいる家の工法や構造がわからない場合、注意が必要です。

リフォームの規模は?

耐震や断熱といった、住宅の性能そのものをグレードアップするようなリフォームは、かなり大規模な工事が必要です。

当然、住みながらのリフォームは難しく、仮住まいと引っ越しが必要になったりと、出費がかさみます。

結果的に「フルリフォームするなら、新築したほうが良い」という結論にもなりかねませんので、充分な検討が必要です。

建て替えのメリット

・違う土地に新築する場合は、今の土地に住み続けながら新築が可能
・住宅の寿命はより長くなる
・注文住宅の場合、従来の間取りに捕らわれず、自由に間取りを考えることができる

まとめ

子供の頃、狭い建売の一軒家に家族四人で住んでいました。高校になって新しい家に引っ越しましたが、当時築20年の我が家はベランダが抜け落ち、床がたわみ、すきま風吹く、ボロ家と化していました。

今思えば、小さい頃には家中を走り回ったり、階段の中ほどから一階に向かってジャンプしたり、我が家を散々傷めつけたものです。

しかし、それを抜きにしても雨漏りや戸のきしみなどがありましたので、当時の建売はしょせんその程度の造りだったのでしょう。

時が経ち、新しく移り住んだ実家も築19年を数えるほどになりました。こちらもやはり建売でしたが、一軒目の教訓もあったのか、外壁塗装や設備関係の手入れをしっかりしているため、目立った傷みはありません。このままなら、築20年も問題なく迎えられると感じています。

木造住宅の寿命は、30年前よりも確実に伸びています。そして、住人の心がけにより寿命はさらに延ばすことがことが出来ます。

35年ローンを組んで、完済と同時に寿命で解体では悲しすぎます。これから住宅を検討される方、今お住いの方も、少しの心がけで未来が大きく変わってきます。一生ものの住まいを、ぜひ大事になさってください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
工法
フォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました