平成31年の10月に予定されている消費税10%への増税は住宅市場への影響を与えることが予想されます。
三菱地所では、消費税増税前の駆け込み需要を狙った期間限定の「企画設計注文住宅」を売り出しているようです(参考:三菱地所ホーム、駆け込みに備える1500万円の企画型注文住宅を発売)。
2000万円を切る価格帯で、税金の特典が受けられる長期優良住宅を建てられるのは、これから住宅購入を検討している人に、是非とも知っていただきたい情報です。
三菱地所ホームから1500万円のローコスト住宅が登場!
三菱地所ホームが提案する注文住宅プランは、豊富なバリエーションの中から好きなテイストを組み合わせて立てられる高品質住宅です。
長期優良住宅の認定基準を満たすクオリティでありながら、大手ならではの仕入原価と効率化で、2000万円以下のローコスト住宅プランの提案を実現しています。
ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅とは住宅建築の効率化を図ることで、原価を抑えて低予算で建てられるようプランニングした注文住宅のことを言います。
なぜ原価が抑えられるのかと言うと、まず一つの理由としてプランの規格化が挙げられます。
建てられる注文住宅のパターンをあえて限定することで、仕入れる資材も限定することができ、材料調達コストを下げることに成功しています。
二つ目は資材を工場で生産するプレキャスト工法で、コストを減らすことに成功しています。
現場で資材を加工するよりも、品質が安定しやすく工期も短いため、施工効率が大幅に向上します。
三つ目は、材料の大量仕入れでコストダウンを行うということです。大手ならではの資金力で、建物に使う部材や設備を一括仕入れしてコストダウンを実施しています。
大手だからこそできる企業努力で、2000万円を切るような注文住宅を実現しています。
さらには、消費税増税に備えた住宅ローン減税や給付金制度を用いれば、実質1500万円程度で、2000万円のマイホームを手に入れることも可能です。
ローコスト住宅に対する世間の誤解
ローコスト住宅と聞くと世間では、工事の人員を減らして手抜き工事が行われたり、材料を安上がりなものに変えているのでは?という誤解が一部にあります。
これは大きな誤解で、住宅の建築基準というのは建築基準法で厳しく定められているため、手抜き工事が許されるわけではありません。
ローコスト住宅はあくまでも施工効率化や、施工方法、大量仕入れによるコストダウンで、低価格を実現している物だと知っておいた方がいいでしょう。
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三菱地所ホームの住宅性能
例えば二階建て27.55坪のモデルプランで1980万円(税抜き)。
これは三菱地所ホームが提案する、スマートオーダープランのモデル価格になります。
この価格帯で、どの程度のクオリティの注文住宅は建てられるのか?
三菱地所ホームの注文住宅のクオリティに注目してみました。
<高耐震性>
三菱地所ホームの注文住宅は、耐震性の高いツーバイフォー工法で建てられるのが特徴です。
面材で建物を支えるこの工法は、注文住宅に多い木造軸組み工法よりも、高い耐震性があります。
<高耐火性>
省令準耐火構造の基準を満たした住宅です。
この基準は建物に入っての防火対策を施したもので、延焼し難く火災保険が安くなるというメリットがあります。
<高耐久性>
建物は等圧二重防水構造と呼ばれる、防水施工が施されます。
これは外装壁と構造用面材の間に通気層を設けることで、外からの湿気が中に侵入しないようにしたものを入ります。
構造用面材には、高耐久透湿防水シートが設置され、徹底した内部結露の防止を行い建物の寿命を延ばします。
<高断熱性>
ダブル断熱仕様で外気温に影響を受けない室内を実現しています。
ハイサーキュレーションシステムと言う断熱層と通気層を作ることで外からの空気を逃し、エアーコントロールがしやすい環境になります。
そうなることでエアコンの電気代を大幅に減らすことが可能です。このような高断熱仕様により、省エネ住宅としての機能を発揮します。
地震に強いツーバイフォー工法
ツーバイフォーは、ダイヤフラム六面体構造と言われる構造です。
木造軸組構造は、柱と梁で建物を支えるのに対して、この工法は、6つの面材が建物の構造躯体になり、外圧を受け止めて分散します。
ツーバイフォーという呼び名は、2×4材と呼ばれるサイズの木材を使ったもので、その木材で枠組みを作り、構造用面材を接合して壁を作ります。
ツーバイフォー工法で建てられた住宅は、耐震性が高いだけではなく、風にも強いので台風の時でもしっかりと耐久性を発揮します。
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長期50年保証
三菱地所ホームでは、住宅の構造耐力性と防水性に対して、最大で50年間の保証サービスを提供しています。
最初の10年目の建物診断を無償とし、10年ごとに有償の建物診断を実施することで、万が一不具合が見つかった時には、保証してくれるというサービスです。
これにより、長期住宅ローンを組む世帯でも、安心して契約をすることができるでしょう。
三菱地所ホームの企画設計注文住宅「スマートオーダー」とは
消費税増税前の駆け込み需要で企画されたのが、三菱地所ホームのスマートオーダーです。
スマートオーダーのコンセプトは、購入希望者の要望を、スマートに取り入れるというコンセプト。
規格化されたプランながらも、100タイプのバリエーションを組み合わせて自由度の高い設計の注文住宅を、プランニングすることができ、限りなくオーダーメイドに近いマイホームにすることができます。
さらに標準仕様として、全館空調システム「エアロテック」を搭載したZEH仕様の省エネ住宅になるので、住宅ローン減税の特典も適用になります。
(※一定の基準を満たした長期優良住宅には、住宅ローン減税が最大で500万円まで適用になります。)
省エネ住宅のための設備「エアロテック」が標準搭載
全館空調システムエアロテック機能は、効率よく空気を循環させてないの温度を一定に保つシステムです。
室内の温度を逃さずに外気の温度を遮断する高断熱、高気密住宅だから実現できるシステムで、トイレやお風呂などの室温を一定になるので、寒い時期のヒートショック防止につながります
<ZEH対応仕様>
ZEHは、ゼロエネルギー対応住宅といい、消費するエネルギーを作るエネルギーで賄うという発想のもとに生まれた設備になります。
スマートオーダーは、先ほど説明したエアロテックシステムや、太陽光発電、ダブル断熱仕様などのZEH設備が、標準仕様となっています。
<エアロテックの具体的なメリット>
エアロテックは、従来の各室個別エアコンと比べて省エネであり、建物内部すべての空間を快適にします。
また、効率よく空気を循環させるだけではなく、次のような機能が備わっています。
★1台のエアコンで、一部屋ずつ温度調節ができる。
★24時間自動換気で、ホコリやハウスダストや臭いを排出する。
★空調効率が優れているため、各部屋空調よりも電気代が安くなる。
★家全体の湿度も調整されるため、梅雨時期のカビの繁殖を抑えることができる。
★高性能除塵フィルターで、花粉やカビを除去してクリーンな空気を維持します。
100タイプのプランから組み合わせ自由度の高い間取り設計
スマートオーダーには、100タイプの間取りの組み合わせが用意されています。それらの組み合わせをアレンジして、希望のテイストにすることも可能です。
ベースとなる間取りのタイプは、優雅、自然派、すっきり、風格の4つのテイストが基本で、そこに購入希望者の要望が組み込まれる形になります。
<優雅タイプのプラン>
白基調の上品なテイストです。吹き抜けの天井にすることで、上品かつ豪華なインテリアになります。
<自然派タイプのプラン>
すごしやすさを重視した、ナチュラルテイストが基調です。家具のデザインを選ばない内装で、好きなインテリアにアレンジしても雰囲気がマッチします。
<すっきりタイプのプラン>
モダンテイストの、インテリアに仕上がるのがこのタイプです。シンプルですっきりしていますが、高級感があります。
<風格タイプのプラン>
ローコスト住宅とは思えない、格式のあるデザインテイストです。木目調の建具に白の壁をあしらうことで、2色のコントラストが風格を醸し出します。
間取り図を無料で作成
三菱地所ホームでは、無料設計コンサルティングというサービスを行っています。
外観デザインと間取り図の作成、資金計画書の作成、建築スケジュールの提案などを行ってくれますので、予算や希望を具体的にイメージすることができます。
特に資金計画書の作成は、非常に重要なポイントの一つです。
資金計画書というのはいわゆる見積書のことで、希望するプランにいくらのお金がかかるのかを具体的に試算してくれます。
また、相談者の方から先に希望予算を提示して、それを基にプランを提案してもらうことも可能です。
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三菱地所ホームといえば「定額制戸建てリフォーム」でも話題に
出典:三菱地所のリフォーム
三菱地所ホームでは新築の注文住宅だけではなく、定額制の戸建てリフォームプランを提供しています。
定額制とは一体どういうサービスなのかと言うと、基本工事費や設備費用、コーディネーター料金がセットになったリフォームプランのことです。
一般的なリフォームとは違って、費用が分かりやすいのが特徴です。不明朗な会計にならないので、安心して依頼をすることができます。
大体30坪の面積のリフォームで、540万円というモデルプランが紹介されています。
インテリアコーディネーターと相談しながら設計書を作ってもらい、希望するカスタマイズにも柔軟に応じてくれるのが特徴です。
住宅の延べ床面積で決まる定額制プラン
この定額制プランはリフォームする延べ床面積で費用が決まります。
手を入れる広さによって、設置する設備や建具のパターンが用意され、それらをプランニングする費用も全てコミコミです。
費用の上乗せが行われないので、他社のリフォームプランと比べて安く施工できる可能性もあるでしょう。
スマートオーダーの装備の中から選べる
新築注文住宅プランの「スマートオーダー」で組み合わせられる設備や建具の中から、好きなものを選んで組み合わせることができます。
キッチン、浴室、トイレ、ドア、フローリングまで好きなデザインのものを自由に組み合わせすることが可能で、外壁や室内インテリアのテイストも、新築注文住宅プランの四つのパターンから選択ができ、さらにアレンジも可能です。
専属コーディネーターによる理想のプランニング
定額制のこのプランでは、インテリア設計のプロによるプランニングサービスが受けられますので、カラースキームの提案や、動線の設計など、住宅のリフォームをする上で欠かせないことを、相談しながら決めることができます。
定額制リフォームのメリットとデメリット
三菱地所ホームが提案する定額制リフォームプランは、規格化されたパッケージ販売なので、通常のリフォームより費用が安くなるというメリットがあります。
ただし、スマートオーダーの装備をリフォームに使いますので、完全オリジナルというわけにはいきませんが、組み合わせを変えることでオリジナリティーの高いリフォームが実現できます。
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まとめ
ここでは三菱地所のスマートオーダーという企画設計注文住宅について取り上げてきました。
新築から定額のリフォームプランまで、柔軟なオーダー注文で好みのテイストの住宅に仕上げることができるのは、三菱地所ホームが提案する住宅サービスの魅力でしょう。
マイホームの購入を考えている人は、来たる消費税増税に備えて、給付金や住宅ローン減税などを上手に活用しながら、お得に購入できるよう情報収集に努めることが肝心です。
まずは自分や家族が希望する間取りやインテリアを書き出して、メーカーに相談する時にすぐにイメージできるよう、内容をまとめておくといいでしょう。