希望する家、欲しい形のマイホームはあるけど、家を買うとなったら、不動産屋さんかメーカーさんのお店に行き、相談をしてプランを見せてもらわないとなかなかイメージがわきません。
特に、間取り図は、住宅を具体的にイメージするのに必要不可欠です。
しかしお店の窓口まで相談に行くと、今後の営業メールや電話攻撃が心配…。
なかなか時間も無いし、いくつも見て回れない…。
具体的な設計を確認するために間取り図が欲しい…。
間取り図に限って言えば、フリーソフトを使ってある程度のクオリティの図面を作成することができます。
そこでここでは、素人でも使える無料の間取り作成ソフトをピックアップして、情報をまとめてみました。
使いやすさ重視の無料の間取りソフトおすすめ3選!
注文住宅の間取り作成を始めての人でも作成できる、間取り作成ソフトやサービスを3つ紹介します。
この3つの中でタウンライフ家づくりはソフトではありませんが、プロが作成した本格的な間取り図が受け取れるサービスですので、ついでに紹介しています。
せっけい倶楽部
パズルのようにパーツを組み合わせて、自由に間取りを設計できるソフトです。
平面図と3Dパースの両方を描画できます。pntium4以上のCPUで対応なので、昔のパソコンでも起動ができる、昔からある間取り作成ソフトです。
使い心地はシンプルで非常に簡単な操作感が特長で、設計したことが無い人でも誰でも使えます。
動作環境
Pentium4以上
ハードディスク2GB
メモリ512MB以上
Windows10対応
3つの注目ポイント
シンプル操作で簡単に間取り設計ができる
アプリケーションは、サイドのツールバーと図面作成画面だけで構成されています。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば初めての人でも簡単に本格的な間取り図を作成できます。
無料でダウンロードができ、そのまま使うことができるのですが素材をもっと増やしたければ、有料にはなりますがCD版を購入して使うことが出来ます。
平面図を3Dパースに変換
平面図(間取り図)を作成したら、そのまま3Dパースに変換することができます。
3Dで描画をした後は、用意されている家具や壁紙などの素材を配置して、本格的な注文住宅を再現します。
平面図も3Dパースへの配置は、設計素人でもできる内容です。
豊富な素材を組み合わせてリアルなマイホームを再現
3Dパースは、用意されている素材オブジェを、パズル感覚で組み合わせていくことで、希望するマイホームのサンプルを作ることができます。
素材は点数が豊富で、希望する注文住宅の大体のイメージを、忠実に再現することが可能です。
まとめると
無料版の素材はテンプレなので、 もっとオリジナリティのあるオブジェを配置したい場合は少々物足りない一面もあります。ですが、試しに間取り図を作ってみるというだけでしたら、十分な内容でしょう。
参考:せっけい倶楽部
イエスマイハウス2010
平面図だけではなく3Dパース、鳥瞰図まで作成できるソフトです。
鳥瞰図を使って真上や斜めに角度を変えて確認することで、レイアウトを細かく確認することができます。無料なのに、本格的な設計ソフトのひとつです。
動作環境
Windows7/Vista/XP 32bit 64bit
3つの注目ポイント
鳥瞰図の作成も可能
平面の間取り図から直接3Dパースを描画し鳥瞰図を描画できます。
3Dパースは主観視点ですが、斜め上や真上などの俯瞰で観られる鳥瞰図は、デザインの全体像を細かく確認するのに向いています。
環境マッピング機能
周辺環境をリアルに描画する機能です。
例えば、自動車の車体に環境テクスチェが写りこむなど、より綺麗なグラフィックで住宅をモデリングすることができます。
ライティング機能で照明の効果をチェック
住宅の照明(ライティング)を描画することができます。
設置した照明により、どのような雰囲気のライティングになるのかを、知ることができます。これは、他のソフトにはなかなか無い機能です。
まとめると
無料のソフトでありながら、クオリティの高いグラフィックで住宅を描画できるソフトといった印象を受けます。
3Dパースには、輪郭強調機能も備わっているため、3Dのラインを鮮明に表示することが可能です。
参考:イエスマイハウス2010
タウンライフ家づくり
こちらは、間取り図作成ソフトではないのですが、プロが本格的な間取り図を作成してくれるサービスです。
間取り図だけではなく資金計画書や、土地の情報なども提供してくれますので非常に便利なサービスとしてここで紹介したいと思います。
プロが作成する間取り図を無料で受け取れる
タウンライフ家づくりは、一括資料請求サイトの一種なのですが、他のサイトとは違って本格的な間取り図をプランナーが設計してくれるサービスが、非常に便利です。
本来ならこれは、ハウスメーカーの窓口に行き、相談をした上で設計されるものです。それが自宅にいながら受け取れるのは、かなりおすすめだと思われます。
リアルな見積りをもらえる
建物工事費用以外の部分の付帯工事費や、希望のオプション費用なども加味した具体的な見積りを、プランを提案する複数の業者から受け取ることができます。
金額は概算にはなりますが、これで予算の見通しが立てやすくなるでしょう。
土地探し・分析も自宅で簡単に!
希望する地域の代わりに探してくれます。
土地探しは、立地条件はもちろんのこと周辺環境や、地価の動向なども詳しく調べて購入しなければなりません。
タウンライフ家づくりでは、おすすめの宅地を飼料化して送ってきてくれます。
まとめると
送られてくる間取りは、プロが生活導線を考えて作成するものなので、一般の人が設計する間取りよりも不具合が少ないです。
自宅に居ながら複数の業者から間取りを受け取れるので、労力を減らすことにもなるでしょう。
参考:タウンライフ家づくり
実際に作成してもらった間取り図を一部公開中↓
まだある無料で使える間取りソフトおすすめ18選!
先ほど紹介した3つの間取りソフト以外にも色々なフリーソフトがありますので、ここでいくつか簡単に紹介したいと思います。
間取りPlanner Plus
初心者でも簡単に使える、シンプルな間取り作成ソフトです。対応OSを見ると昔のソフトですが、今でも使えます。
初代からPlusまでシリーズが更新され、素材や操作の機能が増えています。3Dパース描画ができ無いのは少し残念ですが、間取り図を少し書いてみたい人には手軽でおすすめです。
【動作環境】
Windows Vista/XP/2000/98
3DマイホームデザイナーYビューア
有料版のマイホームデザイナーというソフトの、サンプル版のような機能です。3Dシミュレーション機能の一部を利用することができます。
サンプル版は利用制限がありますが、本格的な平面図の作成や3Dパース描画も可能です。
【動作環境】
日本語版 Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP
CPU1GHz以上
ハードディスク4GB以上
メモリ1GB以上
【ビデオカード】
DirectXモード:32MB以上のビデオメモリが必要
OpenGL1モード:特に制限なし
Myプランナー
無料で使える間取り制作ソフトなのですが、2011年版で更新が止まっていますのでバージョンが古いのが難点です。
Myプランナーのホームページから、圧縮ファイルをダウンロードし解凍して使います。基本的な機能は備えていますが、本格的な図面を書くのは難しいといった印象です。
【動作環境】
Windows8.1でも使用できる
Excel DE 間取り図
エクセル上にソフトを立ち上げて使える、少し変わったタイプの間取り図作成ソフトです平面図の作成ができますが、3Dパースへの変換はできません。
エクセルに慣れてる人は使いやすいですが、初心者には少々難しいかもしれません。使う時には、エクセルのマクロ機能を有効にする必要があります。
【動作環境】
Windows XP/2000以降
間取くん
Microsoftワードを使って、間取り図を作成するソフトです。
ワード特有の文書機能を組み合わせて使うことができるのが、このソフトの特徴となっています。
エクセルで作成する間取り制作ソフトと同じように、初心者には、ワードの操作に慣れるまで少々を使いづらい印象があります
【動作環境】
Windows98以降
Intel互換Pentium90MHz以上のプロセッサを搭載したPC
マドリックス 手書き風間取り作成ソフト
こちらは少々変わった、手書き風の間取り図作成ソフトです。製図的な平面図よりも見やすく、間取りを柔らかく表現できるのが特徴です。
一般人だけではなく、不動産屋さんもホームページの間取り図素材に利用しています 。手書きフォントをダウンロードして、製図にフォントを書き込めます。
【動作環境】
windowsXP以降
FingerPlan
名前にあるフィンガーの通り、指の操作だけで間取りを書くことができるサービスです。クラウド経由で、平面図を3 D パースに変換することができます。
打ち合わせメモ機能なども搭載していて、現場調査で利用することが可能です。また、メモの他に写真を記録できて、音声も残せるという点が便利です。
【動作環境】
Windows版とiPad版あり
Sweet Home 3D
シンプルな内容だけど高機能といった印象を受けるソフトです。MACでも使うことが可能です
平面図と3Dパースを、同時に表示しながら使うことができます。配置する部品の種類も豊富で、リアルなインテリアデザインが可能となっています。
【動作環境】
Windows、Mac OS X10.4 / 10.14
LinuxおよびSolaris※動作確認済み
EASYHOME HOMESTYLER
リアルな3D映像で、住宅をモデリングできるのがこのソフトの特徴です。ワンクリック操作で平面図を作成でき、そこから3 D映像へと変換が可能となっています。
3D映像では、視点を動かして色々な角度から間取り・インテリアの配置を確認ができます。
【動作環境】
Google Chrome
Internet Explorer 11以上
最新バージョンのFirefox
Wanaplan
ダウンロードせずに、サイトのサーバー上で間取り図の作成・管理ができるサービスです。平面図と3Dパースの両方を作成することができます。
トライアル版もあり、初心者向けの操作仕様なので、使いやすい印象です。最初は英語表記になっていますが、日本語にも対応しています。
【動作環境】
Google Chrome
Internet Explorer
Microsoft Edge
floor planner
初心者からプロの不動産業者までが使える、高性能な間取り作成サービスです。簡単に平面図を描くことができ、3Dパースもシンプル操作で変換が可能となっています。
作った間取りプランを、SNSにアップできるのもこのソフトの特徴です。
【動作環境】
Google Chrome
Internet Explorer
Microsoft Edge
住宅間取り設計
ダウンロード不要で使える、ブラウザタイプのソフトです。作成した間取りは保存して、印刷することができます。2D・3D共に描画することができ、初心者でも使いやすい内容になっています。
このようなブラウザタイプのソフトは、アカウントを使って別の端末でもログインができるため利便性が高いです。
【動作環境】
Google Chrome
Internet Explorer
Microsoft Edge
Jw_cad
2次元汎用CADソフトとして、プロにも使われています。線やカラーのカスタマイズ機能が豊富で、本格的な間取り図を作成することができます。
ユーザー同士の情報交換ページ「情報交換室」を利用すれば、分からないことをユーザー同士で共有して教え合うことが可能です。
【動作環境】
Windows Vista, 7, 8, 10
間取りっど
間取りっど、というシリーズの体験版になります。Windows10にも対応していて、操作は非常に簡単な仕様となっています。
初心者からプロまでが使える、CADソフトの定番。ただし、3Dパースの描画ができないのは難点です。
【動作環境】
windows10対応 32bit/64bit
DreamPlan
パーツが充実している、間取りデザイン描画ソフトです。既存の平面図を利用して、3D表示ができます。
三つのモードがあり、平面図、図面トレース、3Dで切り替えることができるのが特長となっています。
漫画の背景作成にも、このソフトを使えるぐらいリアルなグラフィックで再現が可能です。
【動作環境】
Windows 10/XP/Vista/7/8/8.1
64ビットおよび32ビットのWindowsに対応
Mac OS X10.5以降
ピクセルシェーダ2.0対応の64MBビデオカード
SUPERLinksWeb
シンプルな操作でパーツを組み合わせて、間取り図を簡単に作成できるソフトです。
プラグイン無しで使えて、グリッド設定などの専門的な機能も備えています。有料版と、プロに間取り作成を依頼できるサービスがあります。
【動作確認】
Google Chrome(バージョン51.0以上)
Microsoft Edge(バージョン25以上)
Internet Explorer(バージョン11以上)
Firefox(バージョン47.0以上)
Safari (バージョン 9.1以上)
一軒楽着
住宅の間取り図だけではなく、鉄道模型や配線図、地図などのいろいろな図面を作成できるソフトです。
チラシ作成機能も付属していて、多様な使い方ができます。爪に挿入するテキストにはテクスチャをかけられ、 Word のようにフォントも設定できます。詳細設定が可能な、非常に使える間取り作成ソフトです。
【動作環境】
Windows Vista /7/8/10 (日本語版)
madream
ダウンロード不要で使えるアプリケーションです。
用意されたパターンの部屋を選んで、家具を配置していくだけの簡単な操作仕様。3D表示もワンクリックで描画が可能です。
【動作環境】
Windows7
Windows8.1(マウス操作のみ利用可)
Windows10(マウス操作のみ利用可)
Mac OSX Yosemite (V10.10.x)
※ブラウザはIEとSafariのみ
有料の間取りソフトのおすすめならこの2つ
ここでは、有料版の間取りソフトの中で、初心者だけではなく上級者まで使える高機能なソフトを2つ紹介しました。
間取りっど5
業務用としても使える間取り作成ソフトです。
無料の体験版では、一部利用制限がありますが、製品版を購入すると本格的な機能が備わったアプリケーションを使うことができます。
正確な縮尺図面を作成することができ、作成した画像は様々な形式で出力することが可能です。
3Dパースは作成できませんが、平面図に特化したソフトなので、専門的な使い方ができます。
一般向けというよりかは、業者向けのソフトかもしれません。有料版のソフトには、初級から中級者向けの「間取りっど5」と、上級者向けの「間取りっどPRO2」が販売されています。
【動作環境】
日本語版 Windows 10、8.1、7
64/32bit版
CPU 1GHz以上
メモリ256MB以上
【有料版の価格】
★間取りっど5 標準価格7538円(税込)
★間取りっどPRO2 標準価格32184円(税込)
3Dマイホームデザイナー
指でなぞって設置するだけで、外壁塗装や壁紙張り替えのシュミレーションまでできるのがこのアプリです。
リアルなシミュレーション画像に、パーツを設置するので、実際のマイホームのイメージが湧きやすいのが特長でしょう。
3Dマイホームデザイナーには、色々な子があり注文住宅の提案には3DマイホームデザイナーPRO9が、よく利用されています。
こちらは、ドラッグ&ドロップの操作だけで間取り平面図を作成でき、1クリックで立体化できます。
前景レイヤを組み合わせて景観を付けたり、使う人の店に合わせて機能を確認できるウォークスルーなど高性能な機能が備わっていて、初めての人から上級者までおすすめです。
ソフトは標準版の他に、「3DインテリアデザイナーNeo3」と「3D住宅リフォームデザイナー2」をフル搭載したEX版があります。
【動作環境】
日本語版 Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP
CPU 1GHz以上
ハードディスク 4GB以上
【ビデオカード】
OpenGL4モード:OpenGL4.2対応のGPU
DirectXモード:32MB以上のビデオメモリ
OpenGL1モード:制限なし
【有料版の価格】
★3DマイホームデザイナーPRO9 標準価格64800円(税込)
★3DマイホームデザイナーPRO9 EX 標準価格129600円(税込)
まとめ
今回は、無料版を中心に間取り作成ソフトや、間取りを作成してもらえるサービスを紹介しました。
有料版になると、プロ向けのソフトになってきます。非常に高性能なものが多く、リアルにマイホームを映像化できます。
ただ、一般で住宅プランを考えるだけなら、ソフトを使う回数は限られるため、高価な有料版ソフトを購入するよりも、無料のソフトか、プロに頼んだ方がいいかもしれません。
今回紹介したものの中に、一件だけプロが間取り図作成をしてくれる、「タウンライフ家づくり」というサイトがありました。
こちらを利用すれば、無料でプランナーが作成した間取り図が提供されますので、製図にお金を掛けたくないなら、利用を検討してみるといいでしょう。