出典:ゼロキューブ
ゼロキューブという規格住宅寄りの注文住宅を検討中の人は要注意です!
実際にゼロキューブで家を建てた人の中には、どうやら後悔している人もいるそうで、安くてデザインもモダンで格好良いのですが、住んでみるといくつかデメリットがあるとのこと。
住宅は一生に一度の買い物といっても過言ではありませんので、新築のゼロキューブを建てようと考えている人は、ここでまとめたゼロキューブを建てて後悔した内容について参考にしてください。
ゼロキューブの後悔したこと
ゼロキューブは、建物の雛形がある程度決まっているプランですので、完全自由設計の注文住宅と比べて不便な点や気を付けるべき点があるようです。
以下では、ゼロキューブに関する口コミなどを調べて、住んでる人が後悔したポイントをまとめています。
収納が少ない
ゼロキューブは、標準プランオンリーで建てると、収納スペースが足りないという意見があります。
リビング収納が特に不便に感じるそうで、不便を感じない程度の収納スペースを確保するには、標準プランに1~2部屋を追加して建てる必要があります。
また、玄関先の収納も少ないので、自前でキャビネットや収納棚などを用意する必要があるとのこと。しかしそれをやると通り道が狭くなってしまいます。
限られたスペースを活かすため、キッチンの奥行を捨てて収納スペースに充てるケースもあるみたいです。
生活音が気になる
ゼロキューブでは、リビングを吹き抜け設計にしている間取りパターンがあります。
吹き抜け天井は空間を広く演出する効果はありますが、遮音性に注意して設計しないと生活の音が気になってしまうような状態になる恐れがあるようです。
口コミでは、1階の笑い声が2階に響いてきて気になるという意見がありました。
また、室内ではありませんが、外壁にガルバリウム鋼板が使われると、雨が叩きつけられるような音や、太陽が照り付ける日に「ベコン」という、金属板が変形する音が発生するケースもあるようです。
この辺りについても、家を建てる時にはホントのところはどうなのか?メーカーにしっかりと聞いておくことが大事でしょう。
家具の配置が難しい
ゼロキューブは、間取り設計のベースがすでに決まっているので、自由度が少ないという難点もあります。
予め家具の置き場所を想定して設計されているので、自分好みのちょっと変わった家具を配置すると、動線を潰したり、デザイン的に違和感のあるインテリアになってしまう可能性があります。
これは、個性的な部屋にするのが難しいということだけですので、気にならなければ問題ではないのかもしれませんが、あらかじめ想定しておいた方がいいでしょう。
断熱のこと
口コミの一部では、断熱性能が低いとの意見がありました。
特に吹き抜けリビングは寒いと感じた人がいるみたいで、少々その辺りは心配です。断熱性が低いとエアコンをつけた時に館内の温度が均一になりません。
そうなってくると、天井の高い吹き抜けは、余計に空調が効きにくくなってしまいます。
ですが、寒冷地でもゼロキューブで建てている人もいるので、断熱性がそれほど低いというのも謎です。個人の感じ方の問題なのか?施工不良なのかもしれません。
高断熱、高気密の家を探している人は、色々なハウスメーカーからカタログを取り寄せてゼロキューブの性能と比べてみるといいでしょう。
間取りが難しい
ゼロキューブの間取りの配置は、用意されたパーツを好きなように配置していく仕様です。
基本的には注文住宅というより、規格住宅に近いプランといってもいいでしょう。
最初はベーシックな間取り設計が用意されていて、そこをパズルをするかのように自分好みに配置換えしていきます。
収納をもっと確保したい場合、台所の奥行きなどのスペースを削るといった細部の調節はできるみたいですが、自由な設計についてはあまりできないものだと考えておいた方がいいでしょう。
窓が開けれない
珍しいケースですが、住宅を建築した後に、その隣に別の人が住宅を建ててしまうようなケース。
これで良くあるのが、大窓の正面が隣の家になってしまうという最悪の事態です。口コミの一部でその経験を投稿している人がいました。
土地選びに関しても、プロがしっかり分析していれば、こういう事態にはならなかったはずです。
極めて稀なケースですが、窓は住宅を外と快適に繋げるための重要なポイントになりますので、そこが潰れてしまうというのは、一番深刻な問題だといえます。
ゼロキューブの新築はよく考えること
ゼロキューブの問題点は、慣れてしまえば気にならないことかもしれませんが、マイホームは高額な買い物ですので、「まあいいや」という妥協は禁物!
今回調べた、ゼロキューブに関する内容を見てもらえば分かるように、いくつかの問題点があります。
確かに価格を抑えてマイホームを建てるのには、良いプランなのかもしれませんが、自分にとって許容できない問題がある住宅を建てるわけにはいけません。
ですから、値段以上の付加価値をゼロキューブに感じないようであれば、一旦様子見をして、他の色々なメーカーのプランと比較検討してみることをおすすめします。
良くも悪くも規格住宅
設計の自由度が少ないゼロキューブのような規格住宅は、オーナーの細かな意向を取り入れるのが難しいという難点があります。
各パーツやデザインが規格化されている分、コストを抑えて建てられますが、自分のライフスタイルに合った住みやすい住宅になるかどうかは、用意されたパターン次第です。
ただ、確かに一般的な注文住宅よりも安いですので、気にいった仕様であれば問題はありませんが、まずは色々なハウスメーカーの住宅プランと比較してみることです。
他のハウスメーカーとの比較ポイント
他のハウスメーカーの商品とゼロキューブを比較する時に、見るべきポイントは次の通りです。
- 耐震性
- 断熱性、気密性
- 省エネ性
- コスト
- 収納スペース
特に耐震性は、命に関わる部分ですので、予算をケチってはいけない部分です!
ゼロキューブの耐震性は、法定基準を満たしてはいますが、この部分に関してはより慎重にこだわった方がいいです。
また、断熱性や気密性は生活空間を快適にするのと共に、住宅の寿命にも影響する部分となるので、耐震性に次いで重要なポイントといえます。
省エネ性や建築コストに関しては、今後のローン支払いに影響してくる部分ですので、ここもよく精査した方がいいでしょう。
ゼロキューブは、内容にこだわってオプションを追加していくと予算が高くなり、標準仕様のままだと性能的に物足りない感じになるとの口コミがありました。
最後は収納スペースです。
収納スペースが充実した家だと、部屋を広く使うことが出来ます。逆に収納が足りないと新たに収納を追加して、動線を潰してしまうことがあります。
ゼロキューブは、ノーマルだと収納が少し足りないとの意見がありましたので、その点を考慮してプランを組み合わせた方がいいです。
まとめ
これから新築住宅を検討している人は、ハウスメーカーが提案しているプランの値段だけに飛びつかずに、色々なメーカーのプランを比較してみることが大事です。
メーカーによってどこが弱点でどこが魅力なのかが違ってきますので、まずはホームページでリサーチしてみること。
そして、気になるプランを提供しているメーカーのカタログをそれぞれ取り寄せて知識を入れていくことが大事です。
ゼロキューブの評判まとめは以下の記事を参考にしてください。