隣家や道路から家の中が見えるのは落ち着かない場合があります。
そんな時は敷地の境界に目隠しフェンスを立てることで外部からの視線を遮ることができます。
目隠しフェンスにもいろいろな種類がありますので、メーカー別の特徴を知っておきましょう。
目隠しフェンスのおすすめメーカー4社!ここを選べば間違いなし!
大手エクステリアメーカー4社を比較し最適なフェンスを選択しましょう。
リクシル
リクシルのフェンスはさまざまなラインナップがあります。完全目隠しタイプ、ルーバータイプ、目隠しに適したタイプが代表的なフェンスの種類です。
デザイン別にシリーズがあり、同じシリーズの中でも完全目隠しタイプから開放的なタイプまであります。
ジオーナフェンス
デザイン性がありバリエーションも豊富なシリーズです。ナチュラルからモダンまで建物のテイストに合わせて色柄を選ぶことで、どのような外観とも調和します。
フェンスの形状は完全目隠しタイプから開放感のあるものまで10パターンあり、カラーも最大12色の中から選ぶことができます。
YA型は隙間のない横板張りの目隠しタイプで、YS型は少し隙間のある横板張り、YP型は隙間にすりガラス調のパネルが入っているため採光をとりつつ目隠し効果がある横板張りのフェンスです。
サイズは約2000mmの長さで高さは600~1200㎜のバリエーションがあります。専用の多段柱を使用すれば最大2.8mの高尺フェンスにも対応ができます。]
価格は一枚57000円~で、フェンスの型や全長、高さによって合計金額が変わります。
ライシスフェンス
スタンダードなモデルで横格子、縦格子、ラティス型などのバリエーションがあります。
アルミの色は6色から選べ、目隠しの度合いもさまざまな型で対応しています。パネルタイプのタイプもあるため採光を取り入れながら目線を遮る目的には適しています。
サイズは2000㎜の長さで高さは600~1400㎜の中から選択します。
価格は1枚25000円からで、部材を含め2mのフェンスであれば35000円くらいがフェンスの定価金額です。ライシスフェンスの中でも型によったり大きさによって金額はかわります。
プレスタフェンス
リクシルのフェンスの中でリーズナブルなタイプです。シンプルなデザインから凝ったデザインまで10種類あり、カラーバリエーションは5種類です。
サイズは長さ2000mm、高さ600~1000㎜の対応で価格は1枚20000円ほどです。価格が安くなるとフェンスの形状や色、長さなどのバリエーションが少なくなりますので、シンプルで費用をかけたくない場合はおススメのフェンスです。
三協アルミ
三協アルミにもさまざまなフェンスのシリーズがありその中でもオススメ3選をご紹介します。
形状フェンス エルファード
本当の木のような質感で内側、外側どちらからでも意匠が美しく程よく外部からの視線を遮ることができます。
ナチュラルな木調を2色から選ぶことができ、高級感のある間仕切り兼目隠しフェンスとして使うことが可能です。
サイズは1枚1165mm高さ600~1200㎜のタイプがあり価格は1枚あたり45000円と少し高めの設定になっております。
形状フェンス エクモアZ
シンプルでスタンダードなデザインのためどんな建物にもマッチします。3色のアルミ色から選ぶことができ、金具の形状で耐風圧強度が高まっています。
サイズは1枚2000㎜、長さは600~1000㎜で全長にあわせてフェンスの枚数を増やしていきます。価格は1枚あたり32000円からです。コーナー部分の隙間カバーなど細かな部材で対応しています。
形状フェンス シャトレナ
幅広の格子デザインが特徴的で完全目隠しから通風機能のあるものまでラインナップが豊富です。色の組み合わせはアルミ色3種類、木目調2種類から選ぶことができます。
ルーバータイプは通風機能を備えていますので、目隠しをしながら効率的に風を通すことができます。
サイズは長さ約2000mm、高さ600~1200mmの展開があり価格は1枚あたり26000円とリーズナブルなシリーズです。
YKK AP
YKK APはデザイン性に優れたフェンスからシンプルで価格の安いものまでバリエーションは豊富です。
ルシアス スクリーンフェンス(高尺シリーズ)
ルシアスシリーズはさまざまなサイズパターンがありますが、中でも高尺シリーズはおすすめです。
外からの視線をカットし屋内の空間を快適にするための高尺目隠しフェンスです。スタイリッシュな建物から和モダンな外観までどんなデザインの家にもマッチします。
細めの横格子やたて格子、完全目隠し格子やルーバータイプがあり、自立建て施工で最大高さは2000mmまで対応しています。
2mの高さのフェンスが1枚でしかも控壁が不要なうえ柱ピッチが2mというのはとてもスッキリとした仕上りに見せることができます。
サイズは長さ約2000mmで高さは1600~2000の対応があります。価格は単体セットで15万円~で、少し高めの値段ですが、デザイン性、施工性、機能性など優れていると言えます。
シンプレオ フェンスシリーズ
リーズナブルな価格設定が好評なフェンスでシンプルながらバリエーション豊富なデザインがあります。
たて格子、横格子、目隠しタイプ、ラチス格子、井桁格子があり、カラーは5色から選択できます。門扉とも揃えることがでるうえ、風の強い地域でも対応が可能です。
サイズは長さが約2000mm、高さは600~1000の寸法で対応可能です。フェンス1枚あたりの価格は28000円と比較的リーズナブルな金額設定です。
山善
山善のフェンスは基本的に自分で施工できるタイプの簡易的なフェンスです。ブロック塀の上に固定するフェンスとは違い、自立型のアルミフェンスです。
アルミボーダーフェンス
DIYで組立可能な自立型フェンスで簡易的に目隠しをしたい場合に最適です。サイズは幅が900mmと1200mm、高さは790mmと1490㎜から選択できます。
カラーはダークブラウンとグレー、ホワイトの3色展開です。固定は土でもコンクリートでも対応できるペグが付属しており価格は1万円前後です。
アルミブランターフェンス
プランターと一体になったタイプで高さは1490mmの1サイズのみ、幅は900mmと1200mmから選べます。カラーはダークブラン、グレー、ホワイトの3色となっています。価格は12000円ほどになっています。
失敗しない目隠しフェンスの選び方!
目隠しフェンスの導入で失敗しないためには以下のことに注意をして決めましょう。
ベストな高さ
隣家からの目隠しをしたいのか道路からの目隠しをしたいのかによって、フェンスの高さは変わります。
道路からの場合は室内の床高は50㎝ほど段差がありますので、室内での目線で180㎝の高さまでを隠したいのなら、フェンスの高さは130㎝で良いことになります。
逆に隣家の室内からの目線を遮りたい場合は同じ室内の高さからの目線になりますので、180㎝のフェンスが必要になり、設置する場所が地面なら床高50㎝をプラスして230㎝の高さいが必要になります。
ブロック塀の上にフェンスを設置するのであれば、ブロックの高さを差し引いてフェンスの高さを決めることになります。
このようにどこからの目線でどの高さまで隠したいかによってフェンスのベストな高さを決めることが大切です。
家の雰囲気とマッチしたデザイン、素材
フェンスが家の外構の一部になりますから、建物とのバランスもとても重要です。
純和風の家に洋風のフェンスを取りつけては異和感がありますので、木目調のデザインや竹調のものを選ぶようにしましょう。
またスタイリッシュなデザインの家にはシンプルでモダンなフェンスが合うでしょう。このように家の雰囲気をよく考慮してデザインや素材を選ぶことが大切です。
採光や通気性
いくら目隠しをしたいからといって、風の通りが良い場所に完全目隠しタイプのフェンスを設置してしまうと通気性が損なわれ、採光も悪くなってしまいます。
目隠しフェンスでも格子の間に隙間があるものやルーバータイプ、また採光がとれるようなスクリーンがはめ込まれたタイプもあります。
風も光も遮る濃い色のフェンスを設置してしまうと圧迫感や閉塞感も生まれますので、設置する場所の状況も良く考えてどのようなタイプの目隠しフェンスを選ぶか検討するようにしましょう。
まとめ
目隠しフェンスはさまざまな種類がありますが、風にさらされる場所に設置する場合も多く施工はきちんと行わなければなりません。
価格が安いからという理由だけで決めるのではなく施工の手順などもよく検討するために、複数の業者に相見積りをとることが重要です。
値引き率も業者ごとに違いますので見積りの内容を比べよく精査したうえで工事を依頼するようにしましょう。
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