キッチンのリフォームを検討したときに、一番気になることはやはり費用のことですよね。
・変動しやすい費用は?
・安く抑える方法ある?
・相見積もりは必要なの?
などをしっかりと把握し、納得のいくキッチンフォームを実現しましょう。値引き交渉優位に進めたい、費用を安く抑えたい、という方の参考になれば幸いです。
知っておきたいキッチンリフォームの費用相場
キッチンリフォームは大きく分けて、
①既存の場所にキッチンのみ入れ替える
②キッチンの場所を変える
この2つのパターンがあります。パターンごとに分けて、リフォームにかかる費用を詳しく説明していきます。
キッチンのみ入れ替え=商品定価が目安
例えばキッチンの間口や位置はそのままで、古いものを撤去し新しいシステムキッチンに入れ替える工事で、キッチンの定価が100万円だったとします。
キッチンの値引きは、3割引で床や壁紙はそのままの場合、工事費はキッチン撤去・処分、取付工事に50,000円~80,000円、電気の配線工事に20,000~40,000円、配管の移設や食洗器のための配管新設などに40,000円~50,000円ほどかかります。
よって工事費の目安は、110,000円~170,000円になります。合計すると消費税込みで~940,000円ほどになります。
このように概算で計算するとキッチンのリフォーム費用は商品の定価くらいが目安になると言えます。
ですから、最低限の工事費用はキッチンの定価価格くらいと思っておきましょう。定価が200万円のキッチンなら工事費含めて200万円くらいかかるということです。
配置を変える:商品価格+3~5万円が目安
キッチンのレイアウトを変更し、今までとは違う場所にキッチンを配置する場合は、配管の移設も起こってきますので、作業工程が増え設備工事の金額はかわってきます。
例えば、今まで壁付けのI型キッチンだったものを対面キッチンにする場合、給排水の位置は大きく変わります。
少しの移動なら外部からキッチン下までの配管はそのまま使用し、キッチンに繋ぎこむ部分のみを取り替えればいいのですが、キッチンの配置が変わると外と繋がる配管自体の位置を変更しなければなりません。そうすると費用は30,000円~50,000円ほどアップしてしまいます。
このようにキッチンのレイアウトを大きく変えることによって、それに伴う工事費用も増加してしまうのです。
変動しやすい費用に注意
また、選ぶキッチンやその仕様・設備により、費用の変動が起きやすくなります。特にIHや食洗器などの導入を検討している方は工事費の上昇に注意が必要です。
商品本体価格
見積もりで変動しやすい項目はまずは商品代です。選んだ商品によって金額はさまざまですので定価が高いものを選べば総額は高くなります。カップボード(食器棚)をシステムキッチンと同じシリーズで導入する場合も商品代は上がります。
IHへの変更
工事の部分では近年の設備機器は電気系統のものが多くなっていますので、例えばIHクッキングヒーターを導入するのであれば200Vの電源が必要になります。
通常のコンセントなどは100Vですから、分電盤から200Vの引込をしなければなりません。分電盤に空き容量がなければIH用のブレーカーを増設するなどの工事も追加されます。
食洗器の導入
また、食洗器や電動昇降収納などの機器類が増えればそれに伴い、電気工事代も高くなっていきます。
キッチンリフォーム費用を安く抑える3つの方法
工事の手間代はどうしても最低限かかるものですが、商品部分は選んだものによって金額の変動は起こります。
普及品を選び値引き率を上げる
なるべく安く抑えたいなら高い商品は選ばないことがポイントです。また、商品の値引きは同じメーカーでも、商品のシリーズによって値引き率が変わることを覚えておきましょう。
高級なシリーズは比較的値引き率は悪くなりますので、普及品を選び、値引きを大きくしてもらうのもポイントです。
キッチン仕様のグレードを下げる
また、システムキッチンは扉のグレードによっても金額が異なることがあります。引き出しの仕様や価格はグレード内では同じでも扉の面材によって総金額がかわります。
価格の安いシリーズの価格の安い扉を選択し、天板やシンクを人工大理石ではなくステンレスに、水栓をシンプルなものにすれば商品代をかなり抑えることができます。
複数社に見積もりをとり交渉する
キッチンのリフォームは、工事工程が増えれば増えるほど金額も膨れ上がります。もちろん多種の工事を同時に行った方が結果的に安く抑えられる場合ありますが、手間がかかる工事を依頼すればその分工事代金もあがってしまうのです。
工事部分は金額設定が分かりづらい部分がありますので、そういった意味でも相見積りをとり、他社と比較し疑問があれば質問をし、値引きの交渉に役立てることができます。
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相見積もりをとることの重要性
キッチンリフォームの際に避けて通れないのが、値引き交渉することです。中には、面倒くさがったり、交渉が苦手、などの理由によりしない方もいますが、費用を抑えることはもちろん、悪質な業者を見極める、という点でも重要な意味があります。
必要な工事、不要な工事がわかる
普段から信頼している工事店があったり、知り合いなどの工事店に頼むなどの理由以外の場合は相見積りを取ることをおすすめします。
なぜなら相見積りを取らなければ、商品代は適正価格か、工事の内容に無駄なものや抜けている部分がないかなどの判断がしにくいからです。
工事費用に定価はない
定価があるような商品代は値引きの目安がわかりやすいものですが、工事費用というのは、材料も含め一般の人にはわかりにくいものです。
しかも、大工は日当計算をすることが多いですが、電気や設備の職人は作業項目によって金額が決まります。
そういった部分は金額の整合性がわかりにくいものですので、他社と比較し、工事費が法外な金額にされていないかをチェックすることが重要なのです。
不透明な工事費の適正を知れる
キッチンリフォームにかかる工事は、キッチンの費用だけではありません。水道の配管の移設や電気配線の増設、床材の張り替えや壁紙の補修や貼り替えなど、キッチンのリフォームに付随する工事はたくさんあります。
リフォームの費用というのは、そういった工事の部分と商品にかかる費用の両方がかかります。そして、業者により商品の値引き率も違えば工事代金も異なりますので、数社相見積りを取り、それぞれの項目を見比べて総合的に判断を行うようにしましょう。
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失敗しないキッチンリフォーム3つのポイント
キッチンリフォームをスムーズに成功させる秘訣として、
・相見積もりの依頼
・交渉を優位に進める
が挙げられます。この3つをしっかり抑えることにより、納得のいくキッチンリフォームが実現できます。
やりたいことの優先順位を決める
キッチンのリフォームには、キッチンの長さはそのままで、新しいシステムキッチンに入れ替えるリフォームや、キッチンのレイアウトを変えてダイニングやリビング側も含めたリフォームをする場合など、さまざまなパターンがあります。
せっかくお金をかけて新しいものに変えるわけですから、今抱えている不満や不便さを解消できるリフォームを行いたいものです。
まずは、不満や不便さを自分の中で整理し、解消したい優先順位を決めましょう。そしてレイアウトも含めどのようなリフォームができるのか、どのメーカーのキッチンを選べばいいのかを検討していきましょう。
相見積もりは地元業者に依頼
相見積りは、地元で施工を行う業者を中心に依頼するようにしましょう。飛び込み訪問で営業してくるような会社は県外から参入している場合が多く、経費がかさみ無駄な工事経費を支払うことになりかねません。
相見積もりを使い交渉を優位に進める
キッチンのリフォームにかかる費用の大半はキッチンの費用になります。メーカーや業者によって値引きも異なりますので、まずは相見積りを取り商品部分の金額を比較してみましょう。
相見積りをとると業者は嫌がりますが、利益を抑えてでも、初めから精一杯の値引きをしてくることもあります。
リフォーム工事は安ければ良いというわけではありません。担当者との意思疎通ができているか、こちらの要望をくみ取ってくれているか、そして価格は相応か総合的に判断をすることが大切です。
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