ここでは、これから購入を検討している注文住宅の間取りを、サンプルとして自分で作成できるアプリを紹介したいと思います。
間取りを自分で作ってみることで、希望する注文住宅のイメージがわきやすくなります。
また、実際にハウスメーカーに相談に行く時でも、作った間取りをサンプルとして提示すれば、こちらの要望が伝わりやすいですので、そういった意味でも自分で一度は間取りを作ってみることをおすすめします。
こういった間取り作成のアプリは、高性能な有料版がありますが、十分な機能を備えた無料版のアプリソフトもたくさんあります。
手軽に使えるスマホ版のアプリや、本格的な間取りが作成できるPC版のアプリなど、おすすめのアプリをピックアップしていますので参考にしてみてください。
間取り作成アプリおすすめ10選!シミュレーション簡単!
ここでは、IPhoneとAndroidのスマホで使える、おすすめの間取り作成アプリを10個ピックアップして紹介しています。
iPhoneかAndroidのどちらかでしか使えないものや、 両方の端末で使えるものなど色々です。
基本的に無料で利用できるアプリを集めていましたが、有料版もありますので気に入ったものがあれば、課金をして使いこなしてみると良いでしょう。
<グーグルストア(アンドロイド)>
Android端末だけで、配信されている間取り作成ソフトです。Googleストアで無料でダウンロードするか、有料版を購入して使うことになります。
間取り一図Pro
簡単なボタン操作だけで、住宅の間取りが作れるソフトです。壁やドアなどのパーツを組み立てていき、本格的な設計図を完成させることができます。
一から間取りを作成することもできますが間取りのサンプルをセットしてそれを編集することも可能です。
間取り一図Proは有料版になりますが、無料版もありますので、まずはそちらから楽しめるといいでしょう。
Floor Plan Creator
比較的使い勝手のいいアプリがこれです。日本語版に対応していないのが残念ですが、慣れると英語表記でも使いこなすことができます。
作成した間取り図を3Dで立体描画することもできるため、リアルな設計が可能です。 自由度が高くカラーリングも選んで設定することができ、希望する間取りを綺麗に再現することができます。
インストールは無料できますが、アプリ内でパーツなどの課金要素があるため、必要に応じて使ってみるといいでしょう。
3Dハウスプラン設計
平面のアドレスよりも3D表示に特化した、住宅設計ソフトです。ジオラマのようなリアルな立体描画で、住宅の間取りを表現することができます。
デザインサンプルを利用して、パーツを配置しオリジナルのレイアウトを制作することも可能です。
<アップルストア(アイフォン>
アイフォン端末対応のアップルストアでしか、ダウンロードできないソフトです。android端末では使えません。
3Dプランナー
部屋を撮影して、家具サンプル素材を画像上で試しおきができるアプリです。400点以上の家具データの中から、好きなものを選んでインテリアを配置していきます。
一般的な間取りの製図アプリとは違いますが、モデルハウスを見学した時などに撮影しておき、自分好みのインテリアにアレンジしてみるなど、便利な使い方が考えられます。
間取りTouch+
指でスマホをタッチするだけで、簡単に間取りを組み立てて生きるアプリです。操作感は、他のアプリと比べて、ダントツに使いやすいといった印象を受けました。
間取りに配置するパーツのサイズを細かく設定することができ、本格的な間取り図を作成することができます。
間取りの中に設置できるパーツの数も豊富で700種類以上のアイテムを組み合わせてカスタムすることが可能です。ただ、3D表示はできません。
なぞってリフォーム
このアプリは間取り制作というよりかは、リフォームシミュレーション用のアプリです。
撮影した部屋の壁紙や床、建物の外壁などを、好きなサンプルの中から選び、張り替えることができます。
画像の中にメモや、寸法線を入れることも可能です。どちらかと言うと、プロのソフト向きかもしれません。
アプリ内課金をすることで、壁紙や外壁素材を増やすことができます。
<グーグル・アップル 双方対応>
グーグルのandroidと、アップルのIPhone両方に対応した間取り作成アプリです。平面図だけではなく、3D表示ができるものもあります。
MagicPlan
こちらは、間取り図を一から設計するというアプリではなく、スマホで撮影した部屋の画像を間取り図に変換できるという、少し変わったアプリです。
自分の部屋のサイズ測定や、不動産屋が部屋の間取り図を作成するのにも使えます。作成した間取り図は、編集して家具を配置したり微調整も可能です。3D表示もできるので、大変多機能なツールだといえるでしょう。
Home Design 3D-Free
シンプルモードと詳細モードを選んで、間取り図の作成ができます。
日当たりまで計算して3D表示ができますので、シミュレーションツールの中では、はなかなか優れたアプリです。便利なツールなんですが無料版はデータの保存ができないのが難点です。
アプリ内課金で、有料版を購入して使わなければなりませんちなみに有料版は、App Storeのみ対応となっているので Androidユーザーは注意が必要です。
Roomle
200万人以上のユーザーに、利用されているというアプリです。
平面の間取り図から3D表示、 自分の部屋の画像にバーチャルの家具を置いてシミュレーションする機能などが備わった、高性能な設計ツールとして人気があります。
追加で家具素材を購入して増やすこともできます。課金要素は高めのアプリではあります。
Planner 5D – インテリアデザイン
アプリの中では、一番リアルな3Dグラフィック表示ができるのがこれです。テンプレートパーツが豊富で、人物や植物などのマッピングもできます。
初心者からプロまで幅広く使えるソフトです。課金をすることで、様々なカスタマイズアイテムをインストールし使うことができます。
基本的な機能は無料で使うことができますが、少々課金要素が多いのは難点です。
間取りの作成やシミュレーションがしやすいアプリの条件は?
ここでは、どんな間取り作成ソフトがオススメなのかについて、いくつかの条件をまとめてみました。
基本的には簡単で、リアルで、多機能なソフトを選んでおけば間違いありません。
中には、満足に使うためには、課金しなければならないアプリもありますので、よく考えて使用するアプリを選ぶ必要があります。
パズル感覚で作成できるものを選ぶ
初心者でも簡単に取り扱いができるように、パズル感覚でパーツを組み合わせて作成できるものを選ぶとすぐに使いこなすことができます。
初めて使う場合は、あまり多機能で専門的なものを選ぶよりもシンプルな内容のアプリを選んだ方がいいでしょう。
基本的には、指でスワイプするだけで簡単にオブジェクトを配置して間取り図が作成できるようなアプリがおすすめです。
部屋の画像を取り込んで、VRのように家具を配置できる機能なんかもあると便利でしょう。
データの連携がしやすいアプリを選ぶ
PCとスマホで互換性のあるアプリを使うと、非常に便利です。
スマホの画面だけだとどうしても小さくて見づらいという難点がありますので、スマホで作成したものをPCに取り込んで、細かく編集をするなどができれば、より本格的な間取りを作ることができます。
また、クラウド機能があれば、端末が変わってもデータを呼び出すことができますので、そういった機能が備わったアプリを選ぶと良いでしょう。
3D表示ができること
平面図だけのソフトもありますが、やはり3D表示ができるアプリの方が注文住宅のインテリアのイメージが湧きやすく使いやすいです。
最近のアプリソフトの中には、3Dのグラフィックが非常に優れているものがありますので、そうしたソフトを使えば、より本物の誓いサンプルハウスを再現することができるでしょう。
また、3Dで表示した間取りを、色々な視点から見ることができるような機能が備わっていればなお良しです。
対応OSを確認すること
対応しているOSを十分に確認することです。
スマホの場合は、基本的にはAndroid かiPhoneしかありませんので、自分が持っているスマホのOSに対応しているかどうかを確認してみてください。
新しいアプリになると、古いバージョンのOSに対応してない場合がありますので、注意が必要です。できれば、過去のOSと互換性があるアプリを選んだ方がいいでしょう。
タブレットでも使えるアプリだと便利
スマホだけではなく、タブレット端末でも使えるアプリだとなお便利です。
スマホの画面は小さくて見にくいですので、作成した間取り図を見てもイメージがわかないという人もいるでしょう。
できるだけタブレットのように、画面の大きい端末で間取り図や3D表示が閲覧できれば、見やすくていいです。
タブレットならパソコンと違って持ち運ぶことができますので、外出先で閲覧することもできます。スマホやタブレット、PCといった、色々な端末に対応したアプリだと使いやすいでしょう。
高機能より使いやすさが重要
一番大事なことは、性能もそうですけど、使いやすいかどうかです。
あまり多機能すぎると、操作に慣れるまでに時間が掛かってしまいます。どのアプリがいいのかは、色々無料版を試してみて選ぶといいでしょう。
もう少し本格的な間取りの作成をするならPCソフト
スマホ版でも十分な機能は備えていますが、より詳細な間取り設計やシミュレーションがしたいという場合には、PC版のソフトを使うといいです。
ここでは、間取り制作ソフトのスマホ版とパソコン版の違いや、PC版でできること、無料版と有料版の違いについて少しお話していますので、ぜひ参考にしてみてください。
スマホアプリとPCソフトの違い
パソコン版のソフトはスマホ版と比べて付属性能とグラフィックが、ダントツに優れたものになっています。
詳細な設計をしたい場合は、パソコン版を利用した方がいいかもしれません。
またパソコン版の場合は、大きな画面で設計図を見ることができますので、3D表示を観る時には、よりリアルの住宅をイメージしやすくなります。
スマホ版で作った間取り図を、パソコン版で閲覧することもできますので、両方を上手に活用することをおすすめします。
本格的なPCソフトでできること
高性能なPCソフトといえども、基本的な操作はスマホ版と同じです。
最近のソフトは簡単にパーツを組み立てるだけで、プロが製図したような間取りや3Dモデリングが出来上がります。PC版とスマホ版の違うところといえば、それはグラフィックの性能でしょう。
この点においては、やはりスペックに勝るパソコンの方が、綺麗に描画することができます。
環境マッピング機能なども備えていて、建物の周辺環境をリアルに描画することも可能です。
また、平面図の間取りに関しても、詳細な寸法まで設定できるのが、PC版の特徴となっています。
無料版と有料版の違い
無料版は、アプリ内課金か有料版の購入で、全ての機能が使えるようにアップグレードできます。
無料版のままでも、お試して使うのには十分なのですが、本格的に間取り図を作成したい場合は、有料版を購入した方がいいかもしれません。
有料版のソフトになると、機能が増えるだけではなく、使える素材の数も大幅に増えますので、よりオリジナリティの高い間取り図を作成することができます。
また、有料版は、寸法を細かく設定できるようになりますので、より詳細な図面の設計が可能です。
最初から有料版を購入する必要はありませんが、気に入ったソフトがあれば一つは持っておくと良いでしょう。
使いやすい間取りソフトを使おう
PC版のソフトにもスマホ版と同じように無料お試し、もしくはアプリ内課金の無料ソフトがありますので、色々使ってみて使いやすいソフトを活用してみるといいでしょう。
使いやすいPCソフトとしては、「PCせっけい倶楽部」や「イエスマイハウス」、「マイホームデザイナー」などがあります。
間取りソフトを探したい方はこちら↓
まとめ:家を建てるならプロに依頼しよう!
ここで紹介したアプリを使えば初心者でも簡単に間取り図を作成することができます。
3D表示機能が備わっているアプリも多いですので、そういったものを活用して注文住宅シミュレーションを楽しんでみてください。
ただ一つ注意点としては、間取りしたいは綺麗に作れるのですが、そこに動線を意識した設計が組み込まれているのかどうかは、気を付けなければなりません。
間取り図作成ソフトはあくまでも簡単に作図ができるソフトであるというだけなので、生活動線を取り入れるには、作成する人にそれなりの知識が必要になります。
ここで紹介した間取り作成アプリを使いながら、プロにも間取りを作成してもらった方が間違いがありません。
プロに間取りを作成してもらうというのは、本来なら注文住宅メーカーの窓口に行って相談をしないと作成してもらえないものなのです。
ですが、最近では間取り図作成無料サービスがありますので、そちらを利用すれば複数のプロの業者から希望する間取りを無料で作成してもらうことができます。
実際に作成してもらった間取り図を一部公開中↓