家の傾き改善工法と修理費用を、ご紹介します。工法により金額は様々であり、精度にも大きな差が出ます。どの工法が自分の家にふさわしいのか、よく考えて検討しましょう。
家の傾きにかかる修理費用の相場は?
家の傾きにかかる修理費用の相場は、以下のような金額となります。地盤から治すのであれば、工法によりますが、大体100~300万円が相場です。
また、床のみ、ドア・窓など傾きが気になる箇所をピンポイントで修理する場合は、数十万円から可能です。
薬液注入工法
修理費用は50~250万円であり、平均200万円ほどの修理費用がかかります。居住しながら施工が可能であり、2~7日ほどで施工が完了するので、比較的短期間で家の傾きを改善することができますよ。
アンダーピーニング工法
杭で持ち上がる本数によって費用は異なりますが、120~400万円ほどの修理費用がかかり、平均300万円ほどかかります。工期は1~2週間ほどかかり、その間は引っ越しをしなければいけません。
土台上げ工法
費用は平均100万円程度であり、1週間ほどの工事がかかります。基礎と建物を分離するので、工事期間中は引っ越しをしなければいけません。
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床のみを水平に作り直す工法(床のリフォーム)
室内の床のみを水平に作り上げる工法は、床を組み直す部屋の量や㎡数により異なります。1階の部屋全部の床なら、30万円程でできます。
工事期間中は、部屋を移動しながら生活が可能であれば、住みながら工事を進めることは可能となります。
費用で決めるのか精度で決めるのか
このように、各工法をチェックしてみると、金額に大きな開きがあります。金額が高い工法は、高い精度を発揮してくれます。
金額が安い工法は、精度は高いとはいえませんが支払う金額は少なく済みます。確実な精度の高い工法と費用のどちらを優先して検討すべきなのか、よく考えて決めるようにしましょう。
床の傾きの改善は、リフォームローンが利用可能です。費用で困っている場合は、業者に相談をするとリフォームローンを斡旋してくれますよ。
家の傾きの修理は必ず複数業者から見積もりをとる
家の傾きの工事は、大きな費用がかかります。知識により見積もり内容も金額も異なるので、必ず相見積もりを取ることをオススメします。
家の傾きの工事は、工事の範囲や工法を個人の見解で見極めて決めるので、同じ建物でも見積書に差が出てしまうことがあります。
数社から見積もりを取り、比較して検討しましょう。間違っても、1番安い業者に安易に決定してはいけません。
安い金額を決めるための相見積もりではなく、妥当な内容の見積もりなのかどうかを決めるための相見積もりです。中身をきちんと確認して、完成度の高い工事の業者に依頼するようにしましょう。