ウッドデッキを設置する場合の施工内容や費用はどれくらいなのでしょうか。
ウッドデッキを設置したいと思ったら気になる部分を知っておきましょう。
ウッドデッキの設置やリフォーム費用はどれぐらい?
ウッドデッキで最も多く採用されているのは樹脂製の人工木を使ったウッドデッキの設置です。
最近の人工木は天然木のように木目が美しく、自然な風合いを再現しています。
天然木のように腐朽や色あせが起こりにくく、メンテナンスもほとんどいらないため扱いしやすく人気があります。
サイズにもよりますが1.5間の3尺サイズで130,000円ほどの定価です。
ウッドデッキを設置する場合の工事内容は
ウッドデッキの下部を土間コンクリートにするのか、
土のままにするのか、
砂利をひくのか
などによって作業工程や費用も異なります。
ウッドデッキの脚の下にブロックを置く方法もあります。
高さのレベルを同一にしなければウッドデッキ上も水平ではなくなるため、土台部分には注意が必要です。
ウッドデッキのパターン別の価格相場は?
ウッドデッキには樹脂製の人工木と天然木を加工して設置する方法があります。それぞれの特徴や価格相場はどのようなものでしょうか。
人工木を選ぶと
樹脂製の人工木には耐久性が高く、メンテナンスがほぼいらないという利点があります。
しかし、天然木に比べウッドデッキの表面温度は高くなるため夏場の強い日差しに当てられた人工木の上を裸足で歩くことはできません。
人工木のウッドデッキの価格はサイズによって様々ですが、小さいものなら10万円ほどです。
ウッドデッキの上にテーブルやイスを置いて使用するようであればある程度の大きさが必要になりますので、価格は30万円~50万円ほどが目安です。
天然木を選ぶと
天然木と言っても木材を切って防腐剤入りの塗料を塗ったものを加工する場合と、天然木をあらかじめ炭化などの加工を施し、耐久性を高くしているものがあります。
木材を切って加工する場合は、小さいものであれば50,000円くらいで設置ができます。天然木を炭化加工している場合の費用は樹脂製のものと同等か若干高くなります。
しかし、人工木では得られない自然な風合いも持ちつつ、炭化をしていることで腐朽の心配も少なくなりますので、ナチュラルな木の風合いを望む場合はおすすめです。
フェンスをつけると
天然木でも人工木でもウッドデッキにフェンスをつけることができます。
目隠しになったり、転落防止にも役立ちますので小さいお子さんがいる家庭などでは検討をしても良いのではないでしょうか。
1方だけ、2方だけと選択することができます。費用は3万円~が目安でフェンスの大きさが大きくなれば費用も高くなります。
屋根を付けると
ウッドデッキで作業をしたり、くつろいだりするとき屋根があれば快適性があがります。
屋根材の種類はポリカの場合5~7万円、オーニングの場合7~15万円、バーゴラの場合は15万円~、サンルームの場合は30万円からが費用の目安になります。
ウッドデッキを設置する場所が北側や隣家との境界近くの場合は屋根がなくても直射日光が当たらないケースがありますが、屋根を設置しておくと雨除けになり洗濯ものも干せるようになります。
ウッドデッキの設置・リフォーム費用を抑えるポイント!
ウッドデッキの設置費用にはウッドデッキの商品代、取り付け施工費、基礎工事などが含まれます。
もっとも費用が安くなるのは天然木材を加工し、土間コンクリートを打たない状態で設置することです。
基礎工事を安く抑える
土間コンクリートを打つとそれだけで費用が5万円~7万円かかります。
土を掘削し地面を平らにして型枠でコンクリートを固めます。この部分の工事を省くことで費用は大幅に抑えることができます。
土のままにしておくと湿気が籠り、コケが生えたり雑草の手入れがしにくい場合が考えられますので、砂利をひいておくとそれらの不安は軽減されます。
ウッドデッキの材質を考える
木が腐らないように1年に1度ぐらいのペースで、防腐剤入りの塗料で塗装をするメンテナンスをするのであれば天然木を加工したウッドデッキが最も安価になります。
人工木や炭化させた天然木を使用する場合はどうしても費用はかかりますので、イニシャルコストを優先するのであれば、天然木のウッドデッキが良いでしょう。
フェンスはつけない
ウッドデッキに付属のものがつけば、費用はそれだけ高くなります。
フェンスや階段などを取りつけず、ウッドデッキだけにすれば最低限の費用で設置することができます。
DIYを検討してみる
業者に依頼をすればどうしても費用はかかります。
最低限の材料費だけで設置工事の費用は自分の労力で賄えるのであれば、DIYをしてウッドデッキを設置する方法が一番費用を抑えることができます。
ウッドデッキをDIYした場合の費用と比べると高い?
ウッドデッキをDIYで自作することができれば、材料費だけで費用は抑えられます。
例えば100万円もするウッドデッキをDIYで設置すれば10万円ほどの材料費で済むということもあり得ます。
DIYというのは自分で作る楽しみも含めてできるものですが、費用を抑えるためだけにDIYに挑戦をすると途中で挫折することもあるのが実情です。
ある程度の工具も必要ですので、今までにDIYの経験のない人がいきなりウッドデッキを自作するといっても、道具を揃えるリスクや慣れない作業に手間暇はかなりかかります。
作業に費やせる時間は休日だけになりますので、材料を1から揃え、寸法や木材の割り付けを計画し、木材をひとつひとつカットし、水平になるようにウッドデッキを設置しなければなりません。
費用対効果で考えると業者に依頼をすることは決して高いとはいえなくなってくるのです。業者に依頼をすれば早ければ2,3日、長くても1週間程度でウッドデッキの設置が完了します。
業者に依頼をしても基礎や材質で費用を抑えることは可能ですので、労力と予算を総合的に考えましょう。
まとめ
ウッドデッキを設置するには上記であげたようにいくつかの方法があります。
それらをよく検討し、予算と相談しながら長い目でみてウッドデッキを検討することが大切です。
目先のことだけを考えてしますと、メンテナンスに疲れ数年で老朽化し、結局メンテナンスの不要なウッドデッキにリフォームをすることになったりします。
長期的目線で計画をすることが大切なのではないでしょうか。