冬になると屋内と外気の温度差により窓に結露が生じる場合がありますが、YKK APの樹脂窓に窓リフォームをすることで結露を抑えることができます。
窓の結露はただの水滴ではなく、長時間濡れた状態が続くためカビの温床になる恐れがあり、知らない間にカビやダニが発生することもあります。
一般的な窓は1枚のガラスとフレームでできていますが、YKK APの樹脂窓なら複層のガラス断熱で結露を抑える効果が期待できると注目を集めています。
この記事では、YKK APの樹脂窓について詳しく解説するとともに、評判やリフォームの際の補助金の有無なども調べてまとめています。
窓の結露が気になる方や何か対策したいと思っている方は、ぜひ目を通してくださいね。
YKK APの樹脂窓とは?断熱性能向上が快適な生活へ導く!
YKK APの樹脂窓は結露対策に良いといいますが、どんな特徴があるのでしょうか。はじめにYKK APについて詳しく見ていきましょう。
ダブル断熱により冬の結露を抑える!
YKK APの樹脂窓は樹脂フレームと複層ガラスによるダブル断熱効果が期待できます。複層ガラスの内側には熱の伝わりを抑えるLow-E膜をコーティング、高断熱を実現します。
断熱効果の違いとして、樹脂はアルミの約1,400倍、複層ガラスは単板の約2倍もの効果があり、数値から見ても冬の結露を抑える効果が期待できるといえるでしょう。
断熱効果が電気代の節約をサポート
断熱性が高いということは、エアコン効率もアップします。その結果、冷暖房費の節約になり省エネ効果も期待できるのです。電気代の高騰が続く昨今、長い目で見た電気代の節約にも貢献するといえるでしょう。
●住宅モデル「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説Ⅱ住宅」標準住戸のプラン 2階建て/延床面積:120.08㎡/開口面積:25.2㎡(1~3地域)32.2㎡(4~8地域) ●使用ソフト AE-Sim/Heat(建築の温熱環境シミュレーションプログラム)/株式会社 建築環境ソリューションズ ●気象データ「拡張アメダス気象データ」2010年版 標準年/(一社)日本建築学会 ●想定生活者 4人家族(夫婦+子供2人) ●想定冷暖房機器「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説Ⅱ住宅」に準拠 ●空調設定 暖房:22℃ 冷房:25℃・60% ※但し室温が暖房は設定温度以上、冷房は設定温度以下の場合、冷暖房機器は運転しない。●電力量単価 27円/kWh(税込)/(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力目安単価※年間電気代(エアコン)は上記算出条件に基づいた結果であり、保証するものではありません。
●算出検証日2018年5月17日●算出対象地域:東京都
気密性が高まり防音効果もアップ
樹脂窓は気密性もアップします。気密性がアップすると防音対策にも効果を発揮します。特に樹脂窓シリーズの中でも内窓をつけると、車両音や隣家の生活音などを軽減できます。
線路の近くにお住まいの方や、空港が近い方、道路脇に住んでいる場合にも最適です。快適な睡眠時間の確保にもおすすめです。
●Before:一般的なアルミサッシと単板ガラス(5㎜)の組合せ ●After:外窓フレミングⅡ引違い窓外付け枠単板ガラス(5㎜)/中間空気層84㎜/内窓プラマードU単板ガラス(5㎜) ※音域によって防音効果が異なります。
※室内の音環境は壁など建物の性能にも影響を受けます。
※二重窓になることで気密性が向上し、音を外に漏らさない効果の一方で、音がお部屋にこもることもあります。窓の不具合ではありませんのであらかじめご了承ください。
YKK APの樹脂窓ラインアップと窓リフォーム費用の目安
高断熱・高気密のYKK AP樹脂窓シリーズは、2つのタイプがあります。ここでは、それぞれの特徴と参考価格をチェックしていきます。
マドリモ 断熱窓の特徴と参考価格
YKK AP樹脂窓シリーズのうちマドリモ断熱窓は、窓をまるごと交換するタイプです。壁を壊すようなことはなく、今ある窓枠はそのままに窓だけを取り付けます。
部屋のさまざまな場所に取り付けられるほか、引き違い窓・片上げ下げ窓・FIX窓・たてすべり出し窓・ウインドキャッチ連窓・すべり出し窓・引違いテラス戸4枚建てなどさまざまな種類のラインアップとなっています。
また、外観色と内観色もそれぞれ選択可能、外観色はホワイト・プラチナステン・ブラウン・ブラックの4種類、内観色はホワイト・クリア・ナチュラル・ダークブラウンの4種類です。
参考価格は3箇所(参考窓サイズ:幅160cm×高さ200cm×1箇所/幅160cm×高さ100cm×2箇所)の窓をリフォームした場合、商品代+工事費用で約62万円~、交換する窓のサイズや種類によっては変動します。
マドリモ 内窓 プラマードUの特徴と参考価格
YKK AP樹脂窓シリーズのうち、マドリモ内窓プラマードUは、既存の窓の内側に取り付けるタイプです。手軽に二重窓にできるほか、引違い窓・FIX窓・内開き窓・開窓テラスなどさまざまなラインアップとなっています。
また、カラーは木目クリア・ナチュラル、ミディアムオーク、ダークブラウン、グレイ、ホワイトの全6種類からセレクトできます。
商品代+工事費の参考価格としては、3箇所(幅160cm×高さ200cm×1箇所/幅160cm×高さ100cm×2箇所)をリフォームした場合で約29万円~、マドリモ断熱窓より費用の負担を軽減できます。
窓リフォームは補助金が出る!
家のリフォームには補助金が出ることがありますが、窓リフォームにも補助金がでることを知っていますか?
先進的窓リノベ事業により2024年度は令和5年11月2日以降に着工するリフォームを対象に、窓の高断熱化リフォームで最大200万円を上限に、費用の約50%相当を補助することが決まっています。
申請する補助額の合計が5万円未満だった場合は対象外になるものの、樹脂窓シリーズへのリフォームをする際は約半額でリフォームできるので、賢く活用しましょう。
YKK APの樹脂窓を導入した人の口コミ・評判
YKK APの樹脂窓を設置した方の口コミを紹介します。
結露とカビ、寒さ、アレルギー性鼻炎などのいろんな悩みが解決しました。結露がなくなったのはもちろん、冬は外から入ってくる冷気がなくなり脱衣所も寝室も快適な温度を保つことができるようになったり、騒音も圧倒的に減り、すごく暮らしやすくなりました。
引用元:公式サイト
結露によるカビの予防はもちろん、断熱効果が高く、夏の熱気・冬の冷気を室内に持ち込みにくいため、冷暖房も最低限で済み、省エネです。
引用元:公式サイト
子どもがアトピーやぜん息があるかもしれないので、部屋全体の衛生や空気環境にも気を使ってきましたが、あるとき窓の結露が原因でカビが生えていることに気づき、樹脂窓(内窓)を取付けることにしました。少し付けただけで部屋の温度や湿度が快適に保たれます。
引用元:公式サイト
YKK APの樹脂窓のリフォーム工事の流れ
YKK APの樹脂窓のリフォームを検討する場合、どのような手順でリフォーム工事をするのでしょうか。ここでは、主なリフォーム工事の流れを紹介していきます。
公式サイトにて「かんたん診断」を実施
はじめにYKK APの樹脂窓シリーズの公式サイトにある「かんたん診断」を行います。商品代や工事費の参考価格を無料でチェックできる診断で、リフォーム会社とのマッチングまで無料対応しています。
住まいのタイプや構造、窓ガラスのタイプ、リフォームしたい場所、住まいの悩みなどを選択式で回答し、郵便番号を入力するだけの簡単診断です。結果にはマドリモ断熱窓とマドリモ内窓プラマードU、それぞれの種類とサイズ別の参考料金が表示され、相談方法の選択を行います。
相談方法は近隣のMADOショップ、オンラインカウンセリング、電話またはメールなどから選べるので都合に合う方法を選びましょう。
取付業者の決定
相談によりだいたいのリフォーム内容が決まったら取り付け業者を決めます。同時にリフォーム箇所を確認してもらう日程を決めます。
窓の確認と採寸
実際に取り付け業者に窓の確認をしてもらい採寸を行います。
見積もりと契約
窓の状態とサイズの把握ができたらリフォームの見積もりを出してもらい、内容に納得の上で契約します。
工事実施
契約した日程で工事が行われ、工事終了後の状態を確認して問題がなければ施工完了となります。
支払い
工事費用を支払い、窓のリフォームはこれにて終了です。
まとめ
今回は、YKK APの樹脂窓マドリモシリーズについて紹介しました。樹脂窓は高断熱・高気密なことが最大の特長で、窓の結露を抑えたり防音効果を高めたりと、暮らしの中の健康にも貢献します。結露は単なる水滴ではなく、室内のほこりや雑菌・カビなどを含んでいるため、放置しておくとアレルギー症状などの健康被害が出るおそれがあるものです。
放置せず、生じた都度拭き取るなどの対応が必要ですが、YKK APの樹脂窓シリーズを設置することでこれらの被害を軽減することができます。また、断熱性がアップすればエアコン効率が高くなるので、年間を通して電気代の節約も期待できるでしょう。
近年では国をあげてエコや健康を重視したリフォームを推奨していることもあり、窓リフォームに対する補助金もあります。場合によっては工事費用が半額程度になるので、補助金も賢く活用しましょう。