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サンルームのメリット・デメリットは?後悔しない上手な使い方を知ろう!

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自然浴をしたり団欒をしたり、洗濯物を干したり、ガーデンニングをしたり。

家族が集まってみんなが楽しめる場所というイメージのサンルームについてメリットやデメリット、後悔しないための上手な使い方を学んでおきましょう。

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サンルームとは?

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サンルームというのは自然光を取り入れるために、1階の掃き出し窓のある部屋に後づけされたガラス張りの部屋のことをいいます。

半分家の中で半分外という認識になるでしょうか。基本的に密閉できる空間ですので雨を凌ぐことができ、日光や風を自由に取り入れることができます。

建物内の部屋は屋根で覆われていますので、天井から日光が入ることはありませんが、サンルームの天井はポリカポネートという透明な板で覆われていますので日の光をふんだんに室内に取り込むことができます。

最近では、屋根は透明ではなくパネルタイプになっているサンルームも人気があり、自然により近いリビングの延長として利用する人も増えています。

サンルームの床は、ウッドデッキや土間タイルが一般的で、室内用の床材などは使用しません。

壁面はフルオープンできるものやサッシつきのタイプなどバリエーションも様々ですので、使い方によってどのようなタイプがいいか選ぶことができます。

サンルームのメリット・デメリット

イエスノー

日本の古い家屋には屋根から続く軒が長く、縁側が設けてあり人々はその場所でお茶を飲んだり、談笑をしたり、作業をしたりしながら暮らしてきました。

サンルームは現代の縁側のような役割もあり、室内にいながら風を感じる心地よい空間として進化しました。

良いことがたくさんありそうなサンルームですが、メリットの半面デメリットがあることもしっかりと知っておきましょう。

サンルームのデメリット

夏は暑く、冬は寒い

サンルームの屋根はポリカという透明な板で覆われており、壁面もほとんどがガラスや透明パネルです。

そのために日中に影はできなくなり夏場のサンルーム室内の温度は外気温よりも上がってしまいます。

とにかく夏は暑くなります。屋根材のポリカ板を熱線吸収タイプにしたり、シェードや遮光カーテンを取り付けるなどの対策をしても、やはりサンルーム内の温度は高めになります。

また、冬場は外気がダイレクトに伝わってくるため、室内よりも寒くなります。壁や天井に室内のように断熱材を入れることもできません。また床も地面からの冷気が伝わりやすくなりますので、足元が冷えるという印象もあります。

お手入れに手間がかかる

壁はガラスや透明パネルですので雨が降ったあとなどは汚れが目立ちやすくなります。

また、日中に開放をして使用しているとどうしてもゴミが風で入ってきてしまいますので、床のお手入れも小まめにしておかないと家具などがすぐに汚れてしまいます。

初期費用がかかる

サンルームには広さや仕様など実にバリエーションが豊富になります。

サンルーム本体の価格も決して安くはありませんが、取り付けるとなると床の施工や土工事も行わなければなりませんので、相対的に費用がかさみます。

それでも増築をするよりは安く納まる場合があるでしょう。

税金が上がる

サンルームは床があり3方向以上がガラスや壁で覆われているため、床面積に含まれてしまい固定資産税の対象になってしまいます。

税金は上がってしまいますが、一般的な広さの場合トータル数万円もあがるようなことはありません。

サンルームのメリット

サンルームのメリットはどのようなことでしょうか。見た目だけではないサンルームのメリットを知っておきましょう。

オシャレに自然光をとりこめる癒しの空間

サンルームのメリットはなんといっても自然光をふんだんに取り込めることでしょう。たっぷり日射しが差し込む室内はとても明るく安らぎ空間になります。

ソファを置いてゆったりしたり、休日には家族でブランチを楽しんだり、夜には満天の星空を眺めることもできるのです。

洗濯物を干せる

雨の日に洗濯物の心配をしなくてもよくなります。サンルームには洗濯物をかけるオプション金物もあります。室内干しの湿気に悩んでいたらサンルームは重宝します。

リビングなどの室内の断熱性があがる

サンルームはリビングやダイニングなど掃き出し窓のある部屋と連結します。サンルームと繋がった部屋の外壁は直接外気温にさらされることがなくなるため、今まで以上に断熱性能があがりエアコンの効きが良くなります。

温室代わりの役目

観葉植物や室内栽培が向いている花などの植物は、ある程度の日光がないとうまく育ちません。

特に冬場のサンルームは外気温よりずいぶんと暖かくなりますので、温室のような効果も発揮します。冬場の寒さに弱い植物はサンルームに入れてあげると枯れる心配も少なくなります。

ペットの居場所

室内で飼っているペットがいる家庭はサンルームがとても活躍します。脱走の心配もありませんし、なにより動物にとってもぽかぽかと暖かく気持ちのいい空間になります。

サンルームを設置し、後悔した人の事例

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サンルームに夢が膨らみ設置をしたものの、使わなくなったり設置したことを後悔をしてしまう人もいます。

家の保証が無効になった

サンルームの設置には場合によって外壁も干渉するため、工事によっては外壁の一部を工事でさわってしまうことになります。

そのような場合、新築当初の断熱性能を失うと判断され保証が無効になってしまうケースがあります。

サンルームの設置を検討している場合はまず、家を建てた工務店や住宅会社に確認をとってから設置をするようにしましょう。

気候対策

サンルームを設置するにはある程度まとまった費用が必要です。初期費用を抑えるため屋根材のポリカ板を遮熱性能のない安い方を選択してしまい、夏場の暑さに耐えられなくなってしまうことがあります。

結局、暑さ寒さ対策を怠ったことにようサンルーム離れが生じ、洗濯物を干すだけの場所になるというケースが多いのではないでしょうか。

また冬場は寒さ対策のためサンルーム内でストーブを使用することがあるでしょう。ストーブを使用すると結露の発生原因になりますので、冬場の結露に悩まされサンルームを使わなくなってしまうことがあります。

うまく使えず結局物置に

サンルームを設置したものの、暑さ寒さからあまり利用しなくなり、結局物置スペースになってしまったという例がよくあります。

また室内の床とバリアフリーにすることは難しいサンルームですが、段差があるためあまり立ち入らなくなってしまうケースもあるようです。

室内と段差をなくすには軒先の高さがサンルームの高さと干渉してしまうため、バリアフリーに出来ないことがあります。設置を検討する際は段差やサンルームの高さも考えたうえで検討することが大切です。

サンルームの上手な使い方を知っておこう!

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サンルームを設置ためには明確な目的をひとつ持っておくことが大切です。どのような使い方をしたいか事前によく検討をしておきましょう。

リビングの延長として使いたい

リビングの窓にサンルームを設置し、空間を広げて使う方法があります。セカンドリビングとして利用したり、ティースペースとして利用するという目的を持っておくとよいでしょう。

一年中快適に使えるようにすること

天井や壁にシェードやカーテンを設置し、気候に関係なく使えるようにしておくと季節ごとに楽しむことが出来るでしょう。

暑さ寒さ対策にガラスはペアガラスを選んでおくとずいぶんサンルームの快適性は変わります。

初期費用はかかりますが、せっかく設置したサンルームを使わなくなってしまうようでしたら最初にお金をかけて対策をしておくとこが建設的ではないでしょうか。

ショールームで実物を確認する

サンルームの使い勝手はカタログを見ているだけではわかりません。各エクステリアメーカーにはショールームがありますので、可能であれば実際に足を運んで大きさや屋根の形状、開口部の取扱方法など確認しておきましょう。

設置してからこんな風だとは思わなかったといってもどうにもなりません。自分の目で確かめて体感することが一番確実な方法です。

ショールームでは使用例やイメージの展示をしています。庭づくりのポイントやサンルーム内の使用方法など参考になることがたくさんあります。

小さい子供やペットのスペース

お子さんがいる家庭では紫外線が気になることもあるでしょうし、ペットがいる場合は庭での放し飼いは脱走の心配があります。

サンルームがあると適度に日光浴もでき囲われた空間ですので、安心して使うことができます。

サンルームはどんな人におすすめ?

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サンルームがあると庭の木や花を身近に感じることができたり、テラスカフェのような雰囲気で食事を楽しむことができます。

太陽の光や風を感じながら家で寛ぐスペースが欲しい、ガーデニングを楽しみたいと思っている人には、とってもおすすめです。

またセカンドリビングとして使いたい人や洗濯物の室内干しで悩んで人にとってもサンルームがあれば悩みも解決しより快適な家となるでしょう。

サンルームをおすすめしない人は?

サンルームはガラス張りなうえ汚れが目立ちますし、開放しているとゴミも入ってきます。こまめなお手入れが苦手な方は掃除の手間がおっくうに感じるでしょう。

また虫が苦手な方にもおすすめできません。気密性があるとはいえ夜はとくに虫がどこからともなく入ってきます。

網戸もありますが全面がガラス張りのためあかりが外にもれるため、蚊や黄金虫などの虫が寄ってきてしまうのです。

まとめ

憧れのサンルームですが、良い面もあれば悪い面もあります。またメーカーによっては仕様もさまざまです。

どのような使い方をしたいかという目的を明確にし、デメリットも踏まえたうえで各社のスペックを確認して、予算と相談しながら検討したいものですね。

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