新築マンション、新築戸建を買うことが決まったら、家具はどうするか。長く住む家だから、家具も自分の気に入った家具を選びたいものですよね!
北欧風にしようか、それともカフェ風?モダンな感じもいいかも…。夢が膨らみます。
でも、人生の中で新築マンションや新築戸建を買う経験は、そう何度もあることではないので、いつどこでどうやって揃えればいいのか、分からない人も多いでしょう。
ここでは、新築時の家具をどこで揃えるか、またお店のおすすめ、や予算、購入時期などについて解説していきます。どうぞ参考にしてください。
新築の家の家具はどこで買うのがベスト?
店舗型の家具屋で探す
自分の目で見て購入できるため、イメージしやすいでしょう。
値引きなどの交渉ができるのも良い点です。
しかし、広い店舗で見るのと、家の中で見るのでは、サイズ感が異なることがあるので、事前に置く場所を考え、しっかりサイズを測ることが大事です。
通販で揃える
手軽にいつでも購入できるため、忙しくて家具を見て回る時間のない人に向いています。
手頃でお得な値段のものも多いので、とにかく安く抑えたい!という人にもおススメです。
サイズが細かく表記されているもの増えたので、よく確認してから購入すれば、ジャストサイズのものも手に入ります。
ただし、デメリットとしては、ある程度知識や経験のある人でないと、色や材質がイメージと違う!というトラブルが良く起きます。
また、自分で組み立てなくてはいけないタイプも多く、時間と労力が必要です。大物家具だと1人で完成させることはほとんど不可能です。
インテリアコーディネーターに依頼する
建て売りの戸建や、マンションへの入居など、すでにある程度内装が決まっている場合は、それに合わせて家具を選ぶ必要があります。
店舗型家具屋の中には、無料の相談に応じてくれるところもあります。そういう店で家具を揃えるのも一つのやり方です。
色々な店舗のアイテムを組み合わせて選びたい場合は、個人のインテリアコーディネーターに依頼するという手もあります。
リビングだけなのか、それとも家全体なのか、家具のみか、照明も含めるのかなど、どこまで依頼するかによって値段は違いますが、5~20万程度が相場のようです。
インテリアコーディネーターが、実際に家具屋に同行してくれ、一緒に家具を選んでくれるサービスもあります。
注文住宅の場合には、インテリアコーディネーターや建築士が担当してくれ、内装のイメージを一から決めていきます。
家具についても、内装のイメージと深く関係しているので、どんなものをいつ用意すれば良いかなど気軽に相談できます。
新居の家具におすすめしたい家具屋5選
比較的どの家にも取り入れやすく、コーディネートが簡単なのが、ナチュラルな雰囲気の家具です。ナチュラル系の家具を取り揃えている家具屋を5つ紹介します。
値段の参考になるように、ソファーの価格帯を合わせて紹介したいと思います。
momonatural
ナチュラル&シンプルだけれど、どこか温かみがあってかわいらしい印象の家を目指す人にはピッタリ!
デザイン性の高さと造りと素材の良さの一方で、比較的お手頃な価格帯です。ソファーは、座面の素材の選択肢が多いのも特徴で、12万前後で購入できます。
DULTON
【便利ではないかもしれないが、心に豊かさを感じさせるものを創っていこう】という理念の通り、無難になりがちな家をグッとおしゃれにしてくれる、家具や雑貨が手に入ります。
ソファーは8~35万で、かなり幅広い値段帯の商品を取り揃えています。
unico
北欧系の家具を多く取り揃えています。サイズ感は日本向けの住宅によく考えられて作られていて、価格もお手頃です。
3Dシミュレーションソフトを使ったサービスが、webや店舗で受けられます。ソファーは10万以下の物が中心です。
actus
ヨーロッパの輸入家具を多く取り扱っていますが、オリジナルの商品も揃えています。
シンプルだけれど、高級感が漂い、どこかセンスが光るデザインのものが多いです。3Dシミュレーションソフトを使って、インテリアプランニングのサービスもあります。
ソファーは、超高額ブランドソファーもありますが、actusオリジナルブランドならば15~30万で手に入ります。
keyuca
オーダーカーテンや雑貨のイメージが強いかと思いますが、家具も幅広く取り揃えています。機能的でシンプルでお手頃価格が、ファミリー層にとても人気です。
ソファーは5~6万の安価なものもありますが、座面や足や素材を、フルオーダーする20万程度のラインまで、幅広く取り揃えています。
定期的にセールもやっているので、リーズナブルに手に入るチャンスも!
家具通販サイトのおすすめは?
本棚、仕事机やパソコンラック、カウンター下収納など、機能やサイズのバリエーションが重要な家具は、通販で探せば時間とお金の節約になります。
ただし、通販の家具って機能と値段は良いんだけど、なんだかダサい…というイメージがありませんか?最近はそんなイメージを覆すような通販サイトが出て来ています。
Lowya
デザイン性の高い家具が、かなりのお手頃価格で購入できます。テイストは、モダンやナチュラル、北欧風、ヴィテージなど幅広く揃えています。ソファーは、2~10万程度です。
Grande
シンプルで機能性を重視した商品が、豊富に揃っています。ソファーも選択肢が豊富で、3万円以下で買えるものがほとんどです。
FLYMEe
価格帯は、店舗型の家具並みに高価格ですが、ブランド輸入家具、デザイン性に優れた家具が多く、見るだけでも楽しい!
検索機能に「テーマ&カラー検索」があり、好みのテイストを入力すれば欲しいものが見つかります。
新築の家の家具の購入予算はいくらを想定すべき?
我が家(大人2人、子ども2人)が新築で戸建てに引っ越した時に、購入した家具を中心に、実際にどの程度かかったかご紹介したいと思います。
家具の購入金額
ダイニングテーブル(9万)、イス6脚(9万)、ソファー(10万)、テレビ台(6万)、照明(ペンダントライト×2個、シャンデリア2個で20万)、時計(1万5千円)、カーテン(4部屋で6万)、ラグ(2万)、ベッド(10万)、本棚(1万5千円)、おもちゃの整理棚4千円
…計約75万4千円
家電の購入金額
冷蔵庫(16万)、テレビ(15万)、炊飯器(蒸気が出ないやつ3万)、洗濯機(7万)、コードレス掃除機(2万)
(エアコン4台はハウスメーカーで用意したので買わなかった)
…計約43万
トータル金額は100万円を超える
家具も家電もなるべく同じ店で揃えて買ったので、ポイントや割引が入り、実際にはもう少し安くなりました。100万円を少し超えるくらいだったかと思います。
しかし、当初はこんなにお金をかけない予定でいましたが、やはり注文住宅でこだわって内装を決めると、家具にもこだわりたくなるんですよね。
せっかく照明は施主支給にして安く済ませようと思っていたのに、想定より数倍もかかってしまいました…。節約のためには通販を上手に使うことが、成功の決め手になるでしょう。
新築の家で家具はいつ買うべき?
一気に揃える派
せっかく新しい家に入ったのだから、家具も全部新しく揃えたい!
でも、家の購入で金銭感覚がマヒしていると、思いの他家具にお金がかかってしまうもの。
また、せっかく揃えたのに、いざ住んでみると、イメージ違う、少しサイズが合わなかった、使いづらい…ということも。
一気に揃える場合でも、最低限!
まずは、リビングなど統一感の重要な部屋だけ!など、買いすぎないようにしたり、部屋ごとに揃えるようにしましょう。
家電については特に、現時点で必要なものをよく検討しましょう。エアコンは、隠ぺい配管の問題があるので、判断が難しいところですが、
使わない部屋にはつけない、必要になったらつけるなど全部そろえなくても問題ありません。
後で少しずつ揃える派
金銭的に現実的なのは、今使っているものをそのまま新居に運び、後で少しずつ揃えるということです。まとまった出費は防げます。
また、家に住み慣れ、馴染んできたころに家具を選ぶことで、想定していた床の色と違った!家具が合わなかった!という失敗を防ぐこともできます。
しかし、デメリットとしては、中途半端にそろえると同じシリーズの家具が手に入らなくなったりすることで、なんだかチグハグで統一性のない家になることも…。
特に注文住宅では、好きな家具のテイストが決まると、床材や壁材なども選びやすくなるので、買うかどうかはさておき、新築の計画と同時に家具の目星を付けておくと良いでしょう。
搬入は、戸建ての物件では、比較的自由ですが、新築マンションでは要注意。
引っ越しの荷物の搬入の順番が割り当てられていることが多いので、自分の時間に家具もあわせて手配しなくてはいけません。もし後から少しずつ揃えるなら、他の人の引っ越しの順番などが落ち着いてからが良いでしょう。
新居の家具家電で買って良かったもの、失敗したものは?
買って良かったもの
①調色・調光の出来る照明
落ち着く空間にしたくて、照明は電球色(黄色っぽい)の暗めのシャンデリアにしたかったのですが、夫が「暗いのは嫌だ!」と猛反対して、白昼色(白っぽい)で明るくなる照明にしました。
すごく高くつきましたが、子どもがリビングで勉強する時に暗いとやりづらいので、調光ができるものにして良かったなと思います。
②スピーカーシステム
夫が「絶対必要!」と強く希望したスピーカーシステム。妻としては絶対必要ないと思っていましたが、
賃貸物件よりリビングが広くなって、テレビとの距離も広くなったためか、テレビの音だけでは聞きづらい!
カウンターキッチンの水音も響くので、音量がどうしても上げてしまいがち。
スピーカーシステムで、効率よく音を響かせると、テレビの音量がそこまで大きくなくても聞き取りやすくなります。これは買って良かったものでした。
③コードレス掃除機
せっかくの新築だから綺麗に保ちたいもの。
コードレス掃除機にすれば、いちいちコンセントを入れ替える必要もないので、掃除がとてもスムーズ!
こまめに掃除することでしょう。持ち運びが面倒な階段などもとても掃除しやすいです。
家が変われば生活スタイルも変わる!?いらなかったもの…
①コタツ
賃貸で暮らしていた時は、必須だったコタツ。家を新築してからも「当然いるもの」と用意していきましたが、
床暖房が思ったよりもあたたかくて、まったく使わなくなりました。もっとおしゃれなローテーブルにすればよかった…。
②おしゃれだけど実用的ではないペンダントライト
ダイニングテーブルから吊り下げるタイプのペンダントライト。おしゃれなものを買ったけどちょっと暑い!
ほこりがコードにもたまったり、焼き肉などをやると、傘の掃除が意外と大変です。
そして、想定していた位置よりも少しだけテーブルの位置を変えたかったのですが、ペンダントライトの位置は変えることができないので、とてもバランスが悪くなってしまいました…。
まとめ
家具に対する考え方は、夫婦の中でも大きく違うところでしょう。
好みのテイストも違えば、カラーも違います。好きな照明の明るさも違うでしょう。
そして、一方が「長く住むんだから、家具も高くても気に入るものを」と考えているのに、もう一方が「大きな買い物をしたんだから、家具にかけるお金は出来るだけ節約したい」と考えている時が最も、衝突が起きやすいようです。
多少の不便さには目を瞑り、生活にすぐに必要なもの以外は後で揃える、お互いが納得するものをゆっくり探すと良いかもしれませんね。