エコカラットは加湿や除湿をしてくれる室内を快適に保ってくれる壁材です。その効果は珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍とも言われ、結露やカビの抑制効果が期待できます。
そんなエコカラットは、業者に施工してもらうほかにDIYキットが販売されていて、DIYで設置する人もいます。
メーカーでもDIY施工動画を提供するなど、普段からDIYをしない方やあまり経験がない方でもチャレンジできるのですが、失敗する方も意外と多いのが現実です。
そこで、この記事では、エコカラットのDIY失敗例と成功させるためのコツ、リカバリー方法にスポットを当てて紹介していきます。
これからエコカラットをDIYで設置しようと思っていた方はぜひ参考にしてくださいね。
エコカラットDIYによくある失敗例
エコカラットはペットを飼っている方や、室内の調湿が気になる方にはおすすめ商品なのですが、DIYでも設置できることから失敗する方が少なくありません。
はじめに、どんなところで失敗するのかよくある失敗例を紹介していきます。
壁紙の上から貼ると剥がれる
エコカラットをDIYするとき、壁紙の上から貼ってしまうという失敗が意外と多いです。本来は壁紙を剥がしてから施工することが基本となるので注意しましょう。
壁紙の上から施工した場合、壁紙がエコカラットの重みに耐えきれずに壁紙ごと剥がれ落ちてしまいます。
施工前に、壁紙の有無の確認、剥がす範囲など丁寧に設計することが仕上がりの良さに影響します。
目地無視による傾きやズレが出る
エコカラットの目地を無視して貼ってしまうと、貼った部分が傾いて見えたりズレているように見えたりします。
また、縦横の水平を良く確認しなかった場合にも傾きやズレが生じます。
カットのミスによる傷つき、欠け
エコカラットは貼る場所に合わせてカットして貼りますが、カットの際に寸法を間違ってしまうとしっくりはまらなかったり、欠けたように見えたりします。
また、カットの際に複数の傷を付けてしまうこともあり、遠目で見ても目立つケースがあります。
養生のテープがとれない
エコカラットを設置する際には、余分なところまで接着剤がつかないようにマスキングテープで養生をします。
実際にエコカラットを接着するときは養生を外して貼るのですが、それを忘れてしまうと養生テープは壁とエコカラットの間に接着されてしまい取れなくなります。
ほとんど目立たないなら良いでしょうが、目立つ場合はどうしようもない失敗になってしまうでしょう。
接着剤の塗りすぎ、少なすぎ
エコカラットは専用の接着剤を使用して貼り付けますが、部分的に接着剤の塗りすぎ、少なすぎの状態だと一定に貼れないことがあります。
また、エコカラットが浮いたり、接着剤がはみ出したりすることもあります。
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失敗しないエコカラットDIYを成功させるコツ
DIY初心者によくあるエコカラットの失敗は、いくつかのコツを押さえて作業していくことで未然に防ぐことができます。
エコカラットDIYを成功させるコツを一緒にチェックしていきましょう。
割り付けは慎重かつ絶対に行う
エコカラットの割り付けは全体に接着剤を塗って一気に貼るようなやり方ではなく、1枚ずつ慎重に行うようにしましょう。
一発勝負でエコカラットを貼り付けていくので、慣れないと緊張の連続なのですが、それでも慎重かつ絶対に丁寧にしていけば仕上がりも良くなります。
カットはできるだけなくす(細かい加工はなおさら!)
カットをする際はできるだけ回数を少なくすることや、数ミリ程度小さめにカットすることがポイントです。
エコカラット自体に細かい加工がある場合はなおさらカット数が少ない方が柄合わせしやすく、カット面のざらつきを目立たせずに済むでしょう。
施工しやすいエコカラットを選ぶ!(DIY初心者は特に)
普段からDIYの経験がない、もしくは少ない方は施工しやすいシンプルなエコカラットを選びましょう。
複雑な加工のものほどその分の配慮が必要になるので、多少のことはコーキングでカバーできるようなシンプルなものがおすすめです。
エコカラットを剥がす費用はいくら?完全に失敗に終わった場合
エコカラットを貼って失敗した場合、剥がしてもう一度貼り直したいと思う方もいますね。
ですが、エコカラットを剥がす費用は面積や壁紙の有無にもよりますが、数万円程度から10万円ほどかかると言われています。
エコカラットから壁紙に戻したい場合でも壁紙を元に戻す費用が別途かかるので、ちょっとした内装工事になると思っていて良いでしょう。
接着剤が完全に乾いてしまった後では、素人が簡単に外せるようなものではなくなるため、そのときは業者に依頼する方が早い場合もあります。
まとめ:失敗が不安な方はプロに依頼が無難…
エコカラットは、接着剤を使って貼りたい場所に貼り付ければ良いので、個人がDIYでも貼ることはできます。
普段からDIYが好きでいろいろ作っている方なら、わりと簡単にできたというケースもありますね。
ですが、普段からDIYの経験がない方や失敗するのが不安だという方は、失敗した後にかかる費用のこともあるので、プロに依頼して貼ってもらう方が良いでしょう。
自分で頑張りたい場合でも、DIY経験がある人と一緒に作業するなど、安全に貼るための対策をとることをおすすめします。
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